ギークピクチュアズ インドは8月25日、オリジナルコンテンツ『PANCHSHEELA』を発表した。後日、ムンバイで開催されたアニメイベントで登場人物の概要、アニメPVなども公開されている。
記事執筆時点で日本における展開の有無や邦題は明かされていないが、日本のアニメファンの間では、英字表記をそのまま読んだ「パンチシーラ」という呼び名で反響を呼んでいるようだ。
「Panchsheel」はサンスクリット語の「pañcaśīla(五戒)」に由来する語で、インドでは1954年の中印協定「平和五原則」の呼称としても広く知られる。
インドの多様な文化や日常と、日本の魔法少女アニメの様式を融合させた本作。作品を手がけるギークピクチュアズ インドの親会社は、日本の制作プロダクション「ギークピクチュアズ」であり、日印合作と位置付けられている。
物語としては、ごく普通の女子学生5人が聖なるチャクラの力を宿した魔法戦士として、何世紀にもわたって封印されていた古代の闇「ダキ・ダーヤン」と、その手で変えられた尖兵「ネガティブス」と戦うことになるという。
(画像は「PANCHSHEELA」 公式Xより)
PVから主人公とされるのは緑の戦士・Mezi(メジ)だ。なお、後述する他の登場キャラクターも含めて本記事では固有名詞を音写で表記している。
ナガランド出身のメジは動物と心を通わせる少女で、愛や思いやりといった力をもたらすという。マスコットのように据えられているパートナーの動物はオウムのボロボロ。
「Bolobolo(ボロボロ)」は、ヒンディー語で「話す」を意味するbolnāの命令形「bolo(話して)」を重ねたもの。ヒンドゥー教における愛の神・カーマデーヴァがオウムに乗っているという点も含めて、メジの能力と直結していそうだ。
◆『PANCHSHEELA』に登場する魔法少女
◯メジ(緑の戦士)
出身:ナガランド
ポジション:チームの心臓
パートナー:オウムのボロボロ
「動物と心を通わせ、愛や思いやりといった力をもたらす」◯カヤ(橙の戦士)
出身:ケララ
ポジション:ヒーラー
パートナー:象のクッティ
「他者の感情に敏感で、明確に感情を捉えることを重視している」◯アンバ(黄の戦士)
出身:グジャラート
ポジション:前衛(肉弾戦)
パートナー:雄牛のブルヴィール
「並外れた力を持ち、戦いでは恐れられる存在」◯ズーニー(青の戦士)
出身:カシミール
ポジション:戦略家
パートナー:リスのファリ
「透視能力を持ち、現実的で冷静沈着、あらゆる戦略を綿密に計画している」◯タラ(紫の戦士)
出身:ウッタル・プラデーシュ
ポジション:学者
パートナー:猫のルーミー
「高い記憶力から瞬時に情報を思い出せる“百科事典”」(※各戦士の色は公式Xで使用されている絵文字からの便宜的な表記)
その見た目やコンセプトから日本におけるプリキュアシリーズを連想させる本作。一方で緑の戦士が主人公格とされている点は、プリキュアシリーズには前例がない珍しい要素と言える。
また、プリキュアシリーズにおいては、ほぼ全作品にピンクの戦士が含まれているのが通例だが、本作はそうではないという点も特徴的だ。
✨ FIVE GIRLS. FIVE REGIONS. ONE SISTERHOOD. ✨
— Panchsheela Anime (@panchsheelanime) August 25, 2026
PANCHSHEELA 💚💛🧡💙💜
Ancient Indian wisdom. A new generation. A little magic. ✨
An original magical-girl anime born from an India–Japan creative collaboration by Geek Pictures@GEEKPICTURESinc @geekpictures_IN @Arjunarcv pic.twitter.com/LPMfI2MZnx
なお、インド出身のプリキュア自体は2014年の『ハピネスチャージプリキュア!』に、緑&橙がイメージカラーの2人組「ワンダフルネットプリキュア」が登場。どちらもメガネをかけているほか、インドの算術やITのイメージを反映しているのか電卓で戦う。
『PANCHSHEELA』のアニメPVではメガネをかけた紫の戦士・タラがメカニカルな能力を見せているが、そういった点では共通していると言えるだろう。





