カプセルトイ商品の企画・製造を行う株式会社キタンクラブと映像作家の藤井亮氏が率いる豪勢スタジオは9月25日、長編ホラー映画(タイトル未定)の制作を発表した。テーマは「おもちゃ」とのこと。
本作は“でたらめ”な内容でTVシリーズに始まり、映画版も話題となった『タローマン』シリーズの藤井監督による完全新作映画。キタンクラブの創立20周年を記念しており、2027年以降に公開予定だ。
あわせて「怪奇オモチャ映画」とされる本作の特報映像も解禁。「ここでは、人間がオモチャになる……」というキャッチコピーとともに、謎のおもちゃ屋のCMや、ガチャのカプセル姿をした恐ろしいモンスターの姿が確認できる。
藤井監督の代表作とも呼べる『タローマン』シリーズ(TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇)は、著名な芸術家・岡本太郎の作品や言葉をモチーフにした特撮ヒーロー番組だ。
1970年代に放送されていた(とされる)『タローマン』は、長らく正式な視聴手段が失われていた(とされる)番組だったが、現存していた(とされる)フィルムをかき集めてNHK Eテレが2022年に放送を実施。
「なんだこれは!」と言いたくなる、でたらめな内容と物語がジワジワと口コミで広がり、SNSでもトレンド上位に入るほどの人気を集めたほか、2025年には映画『大長編 タローマン 万博大爆発』も公開された。
身も蓋もないことを言ってしまえば、本当に1970年代に放送されたわけではなく、当時の特撮番組の質感や文脈を再現したモキュメンタリーのような手法で令和に制作された作品だ。すべてが「嘘」で包まれているが、ノスタルジーやワクワク感は本物と言える。
『タローマン』に続く今回の新作ホラー映画について藤井監督は「愚かで騒がしくて、嘘みたいに変な世界で、あまり難しいことを考えなくても楽しめるホラー映画を作りたいと思っています」と意気込みを語った。
さらに「舞台は、子どもの頃にはとんでもなく広く、宝の山のように見えたおもちゃ屋」「あの場所のノスタルジーとワクワクを目一杯使って、楽しいホラーを作ります」とコメント。
『タローマン』では“嘘”の中に本物のノスタルジーとワクワクを詰め込んでみせた藤井監督だけに、本作にも同じ期待を寄せたくなる。
なお、藤井監督とキタンクラブのタッグは今回が初ではなく、キタンクラブ創立15周年記念映像『カプセルトイの歴史(日本語吹き替え版)』が2021年にWebムービーとして公開されている。
「第1部:古代篇」「第2部:近代篇」「第3部:未来篇」の3部作で、カプセルトイとは程遠い時代表記からもわかる通り、れっきとした嘘の歴史だ。「日本語吹き替え版」と銘打たれているが、当然ながら吹き替え元がそもそも存在しない。
今回の新作ホラー映画がどのような作品になるかはわからないが、カプセルトイ(ガチャガチャ)が登場している点は共通している。こちらも視聴しておきたいところだ。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
キタンクラブ×藤井亮映画制作プロジェクト始動!
藤井亮(『タローマン』シリーズ)監督・脚本による長編映画第2作目が動き出す!
映画「大長編タローマン万博大爆発」監督・脚本
藤井亮監督
完全新作怪奇オモチャ映画
制作大決定!!
『タローマン』シリーズの監督・脚本を務めた映像作家の藤井亮とキタンクラブがおくる《奇譚》な新作長編ホラー映画の制作が大決定!!
映画『大長編タローマン万博大爆発』に続く、藤井亮監督・脚本による完全新作映画の制作が決定!おもちゃをテーマにした本作のジャンルは、なんと…ホラー映画!?
キタンクラブと藤井亮がおくる《奇譚》な映画制作プロジェクトが始動いたしました!
制作決定にあわせて、特報映像も解禁。謎のおもちゃ屋のCMと、ガチャのカプセル姿をした恐ろしいモンスターが襲いかかる映像を公開しました。一体どんな《奇譚》が繰り広げられるのか…!?
本作は、カプセルトイ(ガチャガチャ)商品の企画・製造を行う株式会社キタンクラブの創立20周年を記念して制作されます。2026年9月25日に創立20周年を迎えた同社は、15周年の際にも、NHK『タローマン』シリーズの監督・脚本で知られる映像作家・藤井亮によるWebムービー『カプセルトイの歴史』を制作し、大きな話題を呼びました。そして今回、再びタッグを組み、完全新作映画に挑みます。
おもちゃをテーマにした完全新作ホラー映画の続報に、乞うご期待ください!
★特報動画は、キタンクラブ公式YouTube(https://www.youtube.com/@kitanclub_official6162)または、キタンクラブ公式X(https://x.com/kitan_club)をご確認ください!
●藤井亮監督よりコメント
いま流行りの、知的で静かで、リアルな日常をじわじわ侵食してくるような、考察しがいのあるホラーも好きですが、今回は、愚かで騒がしくて、嘘みたいに変な世界で、あまり難しいことを考えなくても楽しめるホラー映画を作りたいと思っています。
そんなものを観たいと思ってくれるような、100人に一人くらいの僕のような人のためにも頑張ります。
観終わったあとに、「何だったんだ、あれ」と笑いながら帰れるような映画にしたいです。
舞台は、子どもの頃にはとんでもなく広く、宝の山のように見えたおもちゃ屋。
あの場所のノスタルジーとワクワクを目一杯使って、楽しいホラーを作ります。
完成まではまだまだ時間がかかりますが、どうぞ楽しみにしていてください。
●監督プロフィール
藤井亮
1979年生まれ。愛知県出身。武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン学科卒業。
考え抜かれたくだらないアイデアでつくられた遊び心あふれるものづくりで数々の話題を生み出している。NHK『タローマン』シリーズをはじめ、特撮からアニメーションまで映像を中心として広告・MV・演劇・展示イベントなど、幅広いコンテンツを手掛ける。2025年「大長編タローマン万博大爆発」にて長編映画初監督・脚本を担当。そのほか、アニメーションやキャラクターデザイン、背景制作など多くのパートを自ら手掛け、独自の世界を構築する。
・『大長編タローマン万博大爆発』(2025年/配給:アスミック・エース)
「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁でつくられ、岡本太郎×特撮の組み合わせが話題をよびNHK Eテレの深夜枠から口コミが拡がった「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」。
日本を代表する芸術家岡本太郎と、日本を代表する特撮というエンタメの究極の組み合わせが、大長編となってスクリーンで大あばれ!
現在、Netflixほかにて配信中。
作品情報
『タイトル未定(新作怪奇オモチャ映画)』
監督・脚本:藤井亮
制作プロダクション:豪勢スタジオ
提供:キタンクラブ
©キタンクラブ・豪勢スタジオ
※公開は2027年以降を予定しています。




