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50以上のゲームの展示だけでなく、アナログゲームの体験会やフォトスポット、駄菓子の配布まで?「ハピネットゲームフェス!~2024 春の陣~」はゲーマーのお祭りだった

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ハピネットが主催するオフラインのゲームイベント「ハピネットゲームフェス!~2024 春の陣~」が、3月16日(土)に東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催された。今回で2回目の開催となる同イベントだが、会場内には50タイトルを超えるゲームの展示にくわえて、物販や無料のステージプログラムなども楽しめるという、まさにゲーマーのためのお祭りとなっていた。

この日は朝から春の陽気に包まれるような晴天に恵まれており、開始30分前に会場に到着したときにはすでに多くのファンが列を作って並んでいる様子が見られた。全体としては20代~30代が多い印象だったが、観光地ということもあり中には外国の方の姿もちらほら見かけたのが印象的であった。

こちらの記事では、当日のイベント会場の中から特に気になったものをピックアップしてご紹介していく。

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▲開始30分前には、すでに長い列が作られていた。

文・取材/高島おしゃむ


駄菓子の配布や着ぐるみの登場、『NEEDY GIRL OVERDOSE』あめちゃんのフォトスポットなどお祭りムードな会場

本イベントはベルサール秋葉原の1階にあるスペースを使って行われており、一般向けゲームの試遊コーナーと展示企画、物販にステージプログラムといった施策が展開されていた。さらに、施設の地下1階を使用してアナログゲームの体験や、年齢制限のあるゲームの試遊もできるようになっていた。

まずは、1階エリアの模様からご紹介していこう。オープンなイベントスペースで展開されていたのがこれから発売されるゲームのPRが行われる「企画展示エリア」だ。

たとえば、『とうほう夜雀食堂』のブースでは実際に食べることができる駄菓子の「八目鰻の蒲焼」が配られていたほか、あるいは『Muv-Luv 20th Odyssey Box』のブースでは巨大な着ぐるみの光線級が登場し、一緒に記念撮影ができるという企画が展開されていた。

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▲企画展示エリアには、屋台のようなものが出現!?
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▲こちらでは、5月2日にNintendo Switch版のパッケージが発売される『とうほう夜雀食堂』のPRで、おねぇさんが「八目鰻の蒲焼」を配っていた。
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▲同じく企画展示エリアでは、『Muv-Luv 20th Odyssey Box』のPRが行われていた。こちらでは光線級が登場し、一緒に記念撮影もできるようになっていた。

会場内では様々なアイテムも配布されており、ゲームの資料やクリアファイルなどのほか、エナジードリンクの「モンスターエナジー」の配布が行われているなど、歩いているだけでお祭り気分になるような楽しげなムードが流れていた。

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物販コーナーは時間帯によっては列ができるほどの人気を見せていた。こちらでは配信者育成アドベンチャーゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』のグッズが展開されており、アナログ版サウンドトラックや、「超てんちゃん」と「あめちゃん」のお出かけルックアクリルスタンド、トートバックパーカーなどアパレル系のアイテムを含むグッズが多数販売されていた。

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▲物販コーナーの奥では、ステージプログラムも行われていた。

オフラインイベントならではの楽しみである、フォトスポットも複数設置されていた。『NEEDY GIRL OVERDOSE』のアイコンである「超てんちゃん」が白いドレスに身を包んだ姿のパネルは、ドット絵の背景もあわせて設置されるなど一際フォトジェニックなスポットだ。ここでは写真撮影にくわえて、「トべないラムネ(サイダー味)」ももらえたとのことだ。

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▲こちらが「超てんちゃんパネル」。

このほかにも、会場外側の壁面『神椿市協奏中。』の大型フォトスポットが設置されていたほか、『百英雄伝』の巨大なパネルの近くには来場者が好きなメッセージを書き込める「寄せ書きコーナー」も用意されており、ファンのメッセージが次々と書き込まれていた。

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▲会場外側に設置された、『神椿市協奏中。』の大型フォトスポット。
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▲会場内に入って真っ先に目が行ったのが、『百英雄伝』の巨大なパネルだ。
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▲『百英雄伝』の「寄せ書きコーナー」では、ユーザーがアツい思いを書き込んでいた。

『フォーメーションZ』、『プリンセスメーカー』が令和に復活。

ここから先は、今回のイベントで出展されていた試遊コーナーの中からいくつかのタイトルをピックアップしてご紹介していく。

まずはシティコネクションのブース。このブースでは、ファンタジーRPG『ワイズマンズワールド リトライ』とロボットシューティング『FZ: Formation Z』の2タイトルが試遊展示されていた。

『ワイズマンズワールド リトライ』は、2010年にニンテンドーDS用タイトルとして発売された『ワイズマンズワールド』のHDリマスター版。記憶を無くした魔法使いと、少女の姿をした3人のホムンクルスの冒険を描いた作品で、モンスターの魂を融合する「アニマフュージョン」と、それによって姿を変える少女たちが特徴だ。

リマスター版ではキャラクターのグラフィックやUIをアレンジしたほか、新たなBGMなども追加されている。ブースで試遊したユーザーには、インストゥルメンタル・ユニット「soLi」によるスペシャルサンプラーCDがプレゼントされていた。

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▲『ワイズマンズワールド リトライ』の試遊コーナー。
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▲スペシャルサンプラーCDには、「Re;Try」と「力のあるものへの挑み」、「けちらせ魔の獣」の3曲が収録。

同じく試遊展示されていた『FZ: Formation Z』は、ファミコンファンにはおなじみの『フォーメーションZ』を現代風にアレンジしたタイトルである。機体を変形させて地上や空での攻撃ができることが大きな特徴で、当時のファミコン版ではBGMはなく効果音のみのシンプルな作りであった。

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今作ではそうした部分をアップデートし、現代風のスタイルに進化させている。たとえば、地上では通常攻撃に加えて溜め攻撃ができるほか、近接攻撃やジャンプしながらの攻撃など、アクションも大幅に追加されている。地上にいるときのロボット状態から飛行形態になって空を飛んでいくときのアクションもとてもなめらか。さらに空に飛んでいるときに、宙に浮かぶオブジェクトに対して踏みつけて攻撃することも可能である。

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▲グラフィックは最新だが、どことなくオリジナルの雰囲気は保たれている。

また、ファミコン版では空中にいるときに地上に降りてしまうと変形ができなかったが、今回は何度でも変形が行えるように変更されている。しかし、1発でも敵の攻撃が当たるとアウトというシビアな部分は、ファミコン版をそのまま踏襲している。プレイヤーが選べる機体も3種類用意されており、それぞれ特性が異なっているところも特徴だ。

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▲溜め攻撃で敵を一網打尽にしよう!
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▲今作では近接攻撃も行える。

ユニークな機能として盛り込まれているのが、ゲームスピードを100から150の間で変えられるようになっているところだ。スピードとしては120あたりがちょうどいいバランスになっており、150ではより難易度の高いゲームを好むユーザー向けになる。ゲームの発売日はまだ決まっていないが年内の予定で、その他の情報については今後の続報を楽しみに待とう。

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1990年代に大ヒットした育成シミュレーションゲームをリメイクした『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』も試遊に登場。本作はオリジナル版でキャラクターデザインを担当した赤井孝美氏が、バカンスとエンディングのグラフィックを新たに書き直している。

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▲ほぼオリジナルのイメージに近いリメイク版の『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』。
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▲試遊したユーザーに配られていた、ポストカードやステッカー。

また、画面の表示自体も横に伸びた分パラメーターが常に表示されるようになり、より遊びやすくなっている。基本的なゲーム性はそのままにリメイクされているため、昔の攻略方法もそのまま活かすことができそうだ。

『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』はNintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、PC(Steam)向けに、7月11日(木)に発売予定。

スペシャルパックには5枚組のサウンドトラックが付属しており、過去の機種でリリースされたアレンジ版のサウンドが楽しめるようになっている。また、新たに描き下ろされたイラストなどのアートブックも付属しているので、本作のファンはぜひチェックしてほしい。

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▲パラメーターが常に右端に表示されるようになり、遊びやすくなった。

影をモチーフにした『SCHiM – スキム -』、SNSの情報も活用するミステリー『都市伝説解体センター』など魅力的なインディーズタイトルも出展

『SCHiM – スキム -』は、オランダ語で「精霊」という意味の単語をタイトルにしたスタイリッシュなタイトル。本作の主人公は、影の中にいる黒いキャラクターの「スキム」。スキムは影から影を移動することができ、この制約のなかで冒険を繰り広げながら主の元に帰ることが目標だ。

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▲影の中にいる目玉が付いたキャラクターがスキムだ。

人はもちろん、木などのオブジェクトにもできる個性豊かな影が登場し、中にはインタラクティブな働きをする影もあるようだ。さまざまな影を活用しながら、ちょっとしたパズルを解いていくような感覚で移動していく独特のゲーム性が魅力だ。

全体的にシンプルなグラフィックながら、というモチーフをスタイリッシュに描いている。発売は2024年内の予定でNintendo Switch、PS5、PS4、Xbox One、Xbox Series X|SとPC(Steam)にて全プラットフォーム同時発売を目指している。

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▲まるでアートのようなシンプルなグラフィックが魅力的に見える。

ドット絵風のグラフィックに思わず惹かれて足を止めたのは、『都市伝説解体センター』のブースだ。都市伝説にまつわる不思議な事件の真相を解明していくミステリーアドベンチャーで、プレイポイントアンドクリックでヒントを集めたり、人に話しかけて新たな情報を入手していったりと、おなじみのスタイルで楽しむことができる。

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「現代の都市伝説」をテーマにしている点もポイントで、ゲーム内のユーザーたちが様々なSNSで書き込んでいる情報もヒントになり得るなど、この時代ならではの要素も盛り込まれていることも特徴。登場するキャラクターは「都市伝説解体センター」に所属する3人で、センター長の廻屋渉からの指令で、調査員であるジャスミンとともにプレイヤーは福来あざみとして調査を行っていくことになる。

一部の謎解きはセンター長の廻屋が行い、謎解き部分を主人公のあざみが答えていくといったスタイルになっているなど、作品の持つ全体的なテイストも素晴らしく今すぐ遊びたくなるような作品であった。

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▲ドット絵で描かれているところも本作の特徴だ。

RPGツクールシリーズ最新作『RPG MAKER WITH』、魔女育成RPG『魔女の泉R』など今作からでも楽しめるシリーズ作品。クラファンで復活を遂げた東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』も

RPGツクールシリーズの最新作として、Nintendo Switch向けに4月11日に発売されるのが『RPG MAKER WITH』だ。これまでのシリーズ同様に、手軽にRPGを自作することができるというタイトルだ。自分で作ったゲームはオンラインで公開することができるほか、他の人が作ったゲームもダウンロードして遊ぶことができる。

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今作ならではの特徴のひとつが、「アセットシェアリング」と呼ばれる機能が搭載されているところだ。従来までは、作ったゲームが完成しないとゲームを公開することができず、制作途中は公開できなかった。しかし本作では、自分で作ったアイテムなどをアセットとして共有することができるようになっている。

他のユーザーが作ったアセットを自分のゲームに取り込むこともできるため、制作時間も大幅に短縮することができるのだ。

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▲ゲームというよりもツールといったほうが近いが、それでも多くの人が試遊していたのが印象的だった。

2017年よりスマートフォン向けにリリースされていた魔女育成RPG『魔女の泉』を、Nintendo SwitchとPS5向けに移植するKiwiWalksの『魔女の泉R』ブースは、キュートな魔女の姿を描いた大きな看板が目を引く。

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シリーズ作品は4本発表されており、『魔女の泉R』は1作目を移植したもの。本作は主人公のパイベリーが立派な魔女になるよう、修練や魔法素材で道具を作ったりとさまざまな方法で彼女を育てる育成ゲームだ。PC(Steam)版はすでにリリースされており、20万ダウンロードを記録している。本作は2024年夏に発売予定だ。

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東方Project公認二次創作の音楽ゲームとしてスマートフォン向けにリリースされていた『東方ダンマクカグラ』は、残念ながら2022年10月にサービスが終了。

スタンドアローン版としてリリースするために、昨年末からクラウドファンディングを行い、今年の2月8日(木)にSteam版として発売されたのが、本作『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』だ。また、当初はPC(Steam)版のみの予定だったものの、ストレッチゴール第3弾を達成することができたため、9月5日(木)にNintendo Switch向けのパッケージ版の発売も予定されている。

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『ドラゴンクエストIX』のディレクターなどを務めた藤澤仁氏がストーリーや世界観を担当しており、『東方ダンマクカグラ』よりあとの出来事などが描かれている本作。Nintendo Switch限定版には前作までのお話がわかるストーリーブックも同梱される予定となっているので、そちらも合わせてチェックしておこう。

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期待の幕末アクション『Rise of the Ronin』も展示、ユーザーが途切れない人気

本イベントでは地下1階でも最新ゲームの試遊が行えるようになっていた。地下では『バルダーズゲート3』『ARK』など年齢制限の付いたタイトルを展示しており、入り口付近では年齢確認が行われていた。

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▲地下に設置された年齢制限ゾーン。旗が立っていたので概ね予想はできたけど……はたしてこの先には一体何が!?

多くの人が試遊チケットを手にプレイしていたのが、PS5用のオープンワールドアクションRPGの『Rise of Ronin』だ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントとコーエー・テクモゲームスのTeam NINJYAがタッグを組んで開発した作品で、幕末を舞台に剣を使ったアクションが楽しめる。

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▲横一列すべてを使って、『Rise of Ronin』の試遊台が用意されていた。

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『Rise of the Ronin』ブースの盛り上がりは大きく、ユーザーがほぼ途切れず試遊を楽しんでいた様子が印象的であった。さらに試遊したユーザーにはオリジナルステッカーがプレゼントされていたほか、ハッシュタグを付けてSNSに投稿することで、数量限定のTシャツもプレゼントされていた。

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▲こちらがプレゼントされていたTシャツ。

このフロアでもうひとつ注目したい作品が、ホラーゲーム『MADiSON』だ。どうやら屋敷に住んでいたような記憶はあるものの、なぜそこにいるのか何もわからない記憶が曖昧な中で屋敷を探索するというストーリーが描かれる。

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本作の大きな特徴であり、キーとなるのが「カメラ」だ。主人公はポラロイドカメラで屋敷の写真を撮ることで屋敷の謎を解いていくこととなり、写した写真はその場でプリントされるというポラロイドカメラの特徴も再現されている。

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▲写真を撮ることで、問題解決の糸口を見つけることができる場合もある。

プラットフォームはNintendo SwitchとPS5、PS4。ゲームの発売日は今のところ未定となっているものの、早ければ夏ごろのリリースを目指している。

デジタルだけじゃない!テーブルゲームの体験会や、「貞子」や「うんこ」をモチーフにしたアナログゲームも

先ほどの年齢制限ゾーンとは別に、テーブルゲームのコーナーも用意されていた。こちらでは『Z/X アセンション』『マジック:ザ・ギャザリング』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』といった作品が展示されており、初心者向けにスタッフがひとつひとつのステップを教えながら遊べる体験会コーナーとなっていた。

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▲テーブルゲームの体験会も実施。
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▲『マジック:ザ・ギャザリング』を基礎中の基礎から教えてもらうことができた。
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▲『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の体験コーナーでは、子どもたちが参加していた。

体験会とは別に、こちらのテーブルゲームコーナーで唯一ブースを出展していたのがKADOKAWAのアナログゲームブランド「カドアナ」である。同ブランドでは、様々なジャンルのアナログゲームの制作と販売を行っている。

中でもイチオシなのが、『あたまおしりゲーム』だ。こちらはTBSの番組「バナナサンド」内に登場するゲームコーナーをカードゲーム化したもので、ランダムに決められた「あたま」と「おしり」の文字に当てはまる単語を答えていくゲームだ。昨年の12月に発売されたばかりだが、その人気からすでに第四刷まで重刷されているようだ。

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また、「ゲームマーケット」などに出展しているクリエイターと共同でゲームを制作し、そこにKADOAWAが所有する「貞子」のIPを組み合わせた『カードゲーム 貞子 呪いのカウントダウン』や、同じくKADOKAWAのIPを活用したアナログゲーム『スパイ教室』も出展されていた。

漫画家のいがらしゆみこ氏がイラストを手掛けたボードゲームの『菓子道』も展示。和菓子を題材にした本作は、使われているコマに描かれている和菓子は実際に鎌倉の和菓子屋が作ったものを撮影した素材とのことで、こだわりがうかがえる。

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同ブース内では、マーダーミステリーを初期から手掛けているグループSNEと、カドアナが一緒に作っている作品の展示も行われていた。

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▲こちらがカドアナで取り扱っているマダミス作品。

今回の「ハピネットゲームフェス!~2024 春の陣~」では、紹介しきれないほどのゲームが試遊展示されており、かなりボリューミーなイベントであった。

「春の陣」ということで次回開催に期待が高まるものの、執筆現在は次回についてのアナウンスは発表されていない。もし次の機会があればぜひ足を運んでこのボリューム感を体感し、ゲームとの新たな出会いを楽しんでほしい。

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