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注目の都市型オープンワールド『無限大ANANTA』試遊レポート。数多の名作アクションゲームや映画への愛がダダ漏れでむしろ“わかる”【TGS2025】

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ゲーム好きの開発チームが、自分たちの「面白い」を丁寧に積み上げて生まれた作品って、自然と期待してしまいますよね。

もちろん要素を詰め込みすぎれば雑多になる危険もありますが、うまく一つにまとめ上げられた時、その魅力はより強く際立つもの。今回ご紹介する『無限大ANANTA』は、それをうまく表現した今アツいオープンワールドアクションゲームです。

一見すると、記憶のどこかで覚えがあるようなオープンワールドゲームの雰囲気を彷彿とさせる本作なのですが、その影には、本作を本作たらしめる要素や魅力がたくさん詰まっています。

今回の記事では東京ゲームショウ2025(以下、TGS2025)内で展開された試遊プレイの様子をお届けします!

文/Squ
編集/実存


アクションゲームへの愛がダダ漏れなゲームパート

『無限大ANANTA』は、2023年にドイツ・Gamescomで「Project Mugen(プロジェクト・ムゲン)」として初公開された、都市型オープンワールドを舞台とするハイスピードなアクションRPG。

プレイヤーは個性豊かな仲間と出会い、自分だけのチームを編成しながら、街に潜む脅威へ挑むこともや、ネオン輝く夜の街を自由に遊び尽くすことも可能と、すべての選択がプレイヤーに委ねられた野心的な作品です。

今回のTGS2025試遊版では、ストーリーモードの一部を遊ぶかフリー探索モードを楽しむかの2択から選び、まだまだ謎に包まれたゲームの冒頭を楽しむことが可能となっていました。

『無限大ANANTA』は冒頭で述べた通り、広大な都市を舞台にしたオープンワールド形式。キャラクターを操り、街での生活を楽しむ。

そんな体験の中で、「どこかで見たことある気がする!」と感じる瞬間が何度も訪れるのも本作で注目して欲しいポイントのひとつ。

『無限大ANANTA』レビュー・評価・感想:数多の名作アクションゲームや映画への愛がダダ漏れでむしろ“わかる”_001
(画像はYoutube – 『無限大ANANTA | ゲームプレイトレーラー』より)
『無限大ANANTA』レビュー・評価・感想:数多の名作アクションゲームや映画への愛がダダ漏れでむしろ“わかる”_002
(画像はYoutube – 『無限大ANANTA | ゲームプレイトレーラー』より)

あえて“わかりやすい部分”を抜き出しましたが、これは決してマイナスではなく、このゲームならではの面白さの一部。ほんの数十分触っただけでも、さまざまな名作アクションゲームのエッセンスが
惜しみなく詰め込まれていると実感できます。

しかもその姿勢は、アクションだけにとどまりません。カットシーンの演出やセリフ回し、さらにはキャラクターデザインに至るまで、開発陣が“自分たちが面白いと思ったもの”を臆せず取り入れているのが伝わってきます。

その化学反応的とも言える融合が、既視感を超えて新しい楽しさへと昇華されている。これこそ『無限大ANANTA』の大きな魅力と言えます。

物理演算が描く、美とたおやかさの境地

ところで、本試遊は敵の集団に襲われる男性キャラクターが、この街の準巡察書所長であるライカ・レイオンに助けられるシーンから始まります。車をスピンさせながら主人公を助手席に乗せるという高等テクを見せつけてくれるのですが……。

こんなのされたらどんな男でも惚れるが????

『無限大ANANTA』レビュー・評価・感想:数多の名作アクションゲームや映画への愛がダダ漏れでむしろ“わかる”_003
(画像はYoutube – 『実機プレイ映像 | 無限大ANANTA』より)

しかも、何がいいってわざわざシフトチェンジでカット割り変えてくるんですよね。

ドライブテクを見せるだけならシフトレバーをメインで見せればいいはずなのに。カメラはなぜか、思わず息を呑む重力表現をセンターに据え、諸兄の視線を意図も容易く撃ち抜きます。

『無限大ANANTA』レビュー・評価・感想:数多の名作アクションゲームや映画への愛がダダ漏れでむしろ“わかる”_004
▲そのアングルはダメだろうよ。
(画像はYoutube – 『実機プレイ映像 | 無限大ANANTA』より)

『無限大ANANTA』は、都市全体を自由に駆け回れるオープンワールドと、ダイナミックなアクションが印象的な一作でした。
名作アクションのエッセンスを感じさせながらも独自の世界観にまとめ上げられ、プレイ中は常に新しい発見がありそうです。

正式リリース時期はまだ発表されていませんが、今回の試遊だけでも完成度の高さと開発チームの熱意が十分に伝わってきます。この世界を本格的に体験できる日が、いまから待ち遠しいですね。リリースを楽しみに待ちましょう!

ライター
最近ゲーム業界にサメ映画ブームが来ている気が・・・え? 『スター・ウォーズ』のゲームが出すぎて手が回らない毎日。1日36時間欲しい。
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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