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ゲーミングノートPC「Alienware 16 Aurora」にわざと負荷をかけて快適に動くか検証してみた→疑似実況をしても60FPSを維持する驚異のポテンシャル

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2025年10月。「Windows 10」のサポート終了がもう間もないタイミングまで迫ってきていますが、みなさんはもうアップデート、もしくは買い替えはお済みでしょうか?

筆者が使っているデスクトップPCは要件を満たしているのですが、問題はノートパソコン。古いモデルなのでアップデートはできないけど、外出先でもお仕事ができるように1台は持ち歩ける端末がほしい。でも、グラフィックボードもそろそろ買い替えて、最新のゲームも遊びたい

うーん、「どっちか」ならともかく、「どっちも」は厳しいなぁ……。

と頭を抱える筆者のもとに宇宙からの刺客……もとい、デル・テクノロジーズから1台のノートパソコンが来訪してきたのです。

ゲーミングノートPC「Alienware 16 Aurora」レビュー・感想・評価:わざと負荷をかけて快適に動くか検証してみた_001

👽️「ゲーミングノートPCにしたらいいのに」

お、お前はDELLのゲーミングブランド「Alienware」のマスコットキャラクターの宇宙人(?)じゃあないかッ!

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👽️「ゲーミングノートPCならゲームもできるし、必要なときは持ち運びもできるからちょうどいいのに」

でもねぇ、ぶっちゃけゲーミングノートPCって、デスクトップほどの拡張性はないし、持ち運ぶにも重いし、排気音とか熱とかも大きそうだし、ちょっと中途半端じゃあないのかい?

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👽️「Alienware 16 Auroraなら、ステルスモードで排気音を小さくできるから図書館やカフェのような静かな場所でも問題なく使えるのに」

お、おう、そこまで言うなら……。

というわけで、実際に触ってみたわけなんですが、いざゲームを起動してみるとMMOや格闘ゲームはもちろん、グラフィックが超きれいな最新のアクションゲームもなんの問題なく動きました。

しかも普段仕事で行っている作業も、なんならいつものデスクトップPCでやるよりも快適に行えるという、ひとつの製品としての完成度の高さに度肝を抜かれました

とはいえ最小構成でも10万円以上と、決してお安いものではないのも事実。個人的には、こういう大きな買いものは「自分のニーズに合っているか徹底的に検討したうえで購入するか決めるべき」というのが本音です。

というわけで今回は、遊びも仕事も本気でこなせる「Alienware 16 Auroraゲーミング ノートパソコン」の紹介をしていきますので、パソコンの買い換えを検討している方はもちろん、ゲーミングノートパソコンがどんなものか興味があるという方も最後まで読んでいただければ幸いです!

文/白熊のヨゥ
編集/柳本マリエ


ゲーミングPCらしい遊び心と、驚くほどのハイスペックが質実剛健なデザインに収まった一台

まずは基本的なスペックと、端子類などの外見を画像付きでご紹介していきます。

ディスプレイサイズは16インチで、重量は公式サイトによるとおよそ2.5キログラム。なるほど、最初に箱から出したときの「ズッシリ」とした感触も納得です。

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マウス、コントローラー、マグカップと並べるとこんな感じ

とはいえ、最新のCPUやGPUに現代のノートパソコンにおよそ必要な端子まで盛りまくっている。つまり高性能なものも含めて多くの部品を搭載しているわけですから、この物理的な大きさにも頷けますね

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厚さは、約370ページの文庫本上下巻より少し薄い
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当然充電器も相応のスペックと大きさ

本稿でご紹介するモデルはCPUに「Intel(R) Core(TM) 7 240H」、GPUは「NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU」を搭載。メモリは16GBで、ストレージは1TBのSSDと、まさにパワフルのひとことにつきます。

主要スペック
CPU : インテル® Core™ 7 プロセッサー (シリーズ 2) 240H (24MB キャッシュ, 10 コア, 1.80 to 5.20 GHz P-Core)
グラフィックス: NVIDIA® GeForce RTX™ 5050, 8 GB GDDR7
バッテリー: 6セル バッテリー , 96 Whr (内蔵)、180W アダプター
ストレージ: 1TB M.2 PCIe NVMe SSD
スクリーン: 16.0インチ WQXGA (2560 x 1600) 120Hz, 300 nits, ComfortView Plus, 100% sRGB 色域
メモリー: 16GB, 2x8GB, DDR5, 5600 MT/s (インテル Core 5 CPU で 5200 MT/s)

最近登場している、いわゆる「AI PC」としての側面もあり、いつでもワンタッチでMicrosoftのアシスタントAI「Microsoft Copilot」にアクセスできるのも印象的。

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デザインに関しては、正直かなり “おとなしい” と思います。ゲーミングPCというと派手なイメージがあったのですが、本機は落ち着いたネイビーブルーの外装。手触りもよく高級感もあって、一見するとビジネス用のパソコンのよう

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正面から見ると、いい意味で「ゲーミング」っぽさはあまり感じられない

細かな部分も見ていきましょう。キーボードは日本語配列にテンキーも搭載。人それぞれ好き好きあると思いますが、テンキーは表計算ソフトを使うときに絶対必要だと思っているので、これはありがたい。

もうひとつ、初見で思わず「おお!」と唸ったのが、キーボードの「S」キー。ゲームで移動に使う「W,A,S,D」のポジションが、指先の感触でわかりやすいように突起がついているんです

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もうひとつ驚いたのが、キーボードの点灯について。てっきり七色に光るのだとばかり思っていたのですが、ライトの色は優しいホワイトカラー

しかもショートカット用のボタンで簡単にライトのオンオフを切り替えられるのもいいですね。

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「F9」キーの位置にあるのが、キーライトの点灯を切り替えるボタン。映画などを楽しむときにワンタッチで切り替えられるのはありがたかった。

全体的なデザインは落ち着いているし、テンキーの存在からもビジネスユースを念頭に起きつつ、一方で細かなところに目を凝らすとゲーミングPCらしい「遊び心」も兼ね備えている

今回、あらかじめいただいた資料に「仕事も遊びも本気でこなせる」という旨のひとことが書かれていたのですが、たしかにゲーミングPCらしさとビジネスPCらしさが矛盾することなく両立できていると感じました。

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底面はスタンドが無くても、奥から手前に少し傾斜がつくようにデザインされている。排気のための細かな設計はゲーミングノートPC特有といった感じ
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こちらは反対側から見たヒンジ付近、底部は後方に少しせり出している。開閉も非常にしやすい
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プリインストールされているアプリケーションから、マクロキーに好きな操作を割り当てられる。ゲームのマクロはもちろん、コピー・ペーストやよく使う文字列をワンタッチで呼び出せるようにするのもよさそう。

そして個人的にとても気に入っているのが豊富な端子類。背面は電源端子と通常サイズのHDMI端子。それに加えて、USB Type-CのポートがふたつとUSB Type-A端子がひとつ。

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家にあるものを流用できるので、通常サイズのHDMIが付いているのはありがたい

また、USB Type-Cポートのうち片方は映像出力に、もう片方は周辺機器への充電に対応しているとのこと。HDMIとパソコン自体のモニターも併せれば、3画面までは比較的簡単に拡張できるということですね。

次に側面も見てみると、USB Type-Aとヘッドホン用の端子。それに加えて、有線LANに接続するための端子まであるんです。通信の安定性が求められるオンラインゲームをプレイすることを考えると、これはやっぱり必須ですよね。

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USB Type-A端子は高速データ転送に対応で、背面のものも同スペック。ちなみに、もう片方には排気口のみ

繰り返しになりますが、ここまで見て感じるのはやはり「単体での完成度の高さ」。これだけあれば、USBハブや変換アダプターといった周辺機器は取り急ぎ買う必要はないわけで、これひとつで完結しているという安心感がすごいんです。

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ライター
アクションゲームとアメコミ映画を愛する三十路ゲーマーで、前職は某ゲーム機のカスタマーサポートとのウワサ。一人用ゲームを好むが、人が好きなものの話を聞くのはもっと好きなので「誘われればどんなゲームでもやる」がモットー。そんなこんなで始めた「スプラトゥーン3」を気づけば1000時間遊んでいたチョロいやつでもありますが、私が書いた文章をきっかけに誰かが「好きなもの」を見つけてくれたらいいなと思っています。
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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