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『Pokémon LEGENDS Z-A』を遊んできたら、ミアレシティがヤバい街になっていた。「目と目があったらポケモン勝負」の前に、トレーナーに不意打ちする時代が到来

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いつもの「まもる」じゃない?

【ポケモンレジェンズZA】『Pokémon LEGENDS Z-A』先行プレイ 評価・レビュー・感想:ミアレシティがヤバい街に_017

ZAロワイヤルでポイントを貯めて、チャレンジチケットを獲得したら、今度は「ランクアップ戦」へ。

ランクアップ戦では、同じくランクアップを目指しているトレーナーと1対1で勝負することになります。ここで勝利すれば、ランクがアップします。

そしてもちろん、ここでのトレーナーとの戦いも、バトルがリアルタイムに進行していきます。今回のプレイではヤナッキー・バオッキー・ヒヤッキーの3匹を繰り出してくるトレーナーと戦ったのですが、次に繰り出してくる相手のポケモンにあわせて、こちらもリアルタイムでポケモンを入れ替えていく戦いがなかなかに新感覚。

いつものように「ポケモンを入れ替えますか?」と聞いてくれたりはしないので、相手がヤナッキーを繰り出してきたら、すぐにくさタイプに有利なポケモンに交代! ヒヤッキーを出してきたらみずタイプに有利なポケモンに交代!! ……と、これまた瞬発力が求められます。

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で、何気に衝撃的だったのが、バトルがリアルタイムになったことで、ちょっと効果が変わった技がいくつか存在しているんです。

たとえば、「まもる」。
ターン制バトルだったときは、相手より先に発動して、技を防御していたおなじみのアレ。なんと今作は、「相手の攻撃にあわせて発動させる技」になっているのです。

実際にプレイしている最中、私は相手のヤナッキーをそこそこ追い詰めていました。よし、あと一手だと思いヒノヤコマの「かえんぐるま」を使ったら、それにあわせてベストタイミングで「まもる」を使ってくる。すごいかっこいい感じで防がれる。

そこから立て続けに、ジャストな「まもる」をヤナッキー・バオッキー・ヒヤッキー3匹に決められる。おかしい、勝っているはずなのにあっちの方がカッコいい。

つまり、アクションゲームや格闘ゲームの「ガード」に近いイメージの技になっているんです。相手が技を繰り出してきたら、リアルタイムでそこにあわせてガード。ちなみに、「みきり」も同様です。まさか、「まもる」がこんな進化をするなんて……ほかにもちょっと効果の違う技があるかもしれないので、そのへんはお楽しみに。

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こんな感じで、華麗にガードされます。

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そしてランクアップ戦に勝利すると、ひとつランクが上がっていきます。
最初はZランクからスタートして、目指すは最高にして最強のAランク。

ここまでの、「昼はワイルドゾーンでポケモンとバトル」「夜はZAロワイヤルでトレーナーとバトル」「貯まったポイントでランクアップ戦に挑戦」という一連の流れが、『LEGENDS Z-A』の主なゲームサイクルという感じ。見れば見るほど戦ってばっかですね。

もちろんこれとは別にストーリーもありつつ、とにかくミアレシティで勝負しまくって、最強のトレーナーを目指します。本当にシンプルにしてプリミティブな目標。みんな、ミアレシティで勝負しまくろうぜ!!

気を抜くとトレーナーの目の前がまっくらになる、暴走メガウツボット戦

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そして、最後に「暴走メガウツボット」との戦いへ。

ここまでの一連の流れとはちょっと違う戦闘なのですが……どうやらミアレシティには、異変によって、野生にも関わらずメガシンカをしてしまうポケモンがいるそうなのです。これではいよいよ安心して暮らせない。

そんな暴走してメガシンカしてしまったポケモンを鎮める(?)べく、主人公が戦うことになります。ちなみに、これはストーリー中で発生する戦闘とのこと。メガウツボット以外にも、さまざまな暴走メガシンカポケモンが登場する……と、思われます。

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そして、暴走メガウツボットとの戦いがスタート。

想像以上に巨大なメガウツボットと戦うことになります。
本当にデカいです。これはメガシンカじゃなくてダイマックスなんじゃないかと思うくらい、なんかデカいです。もちろん、相手としてもかなり強い。HPは多いし、ぼんやりしているとポケモンがどんどん倒されてしまう。

もちろん、こちらの知識やテクニックもしっかりと必要になってきます。
その代わりと言ってはなんですが、「ピュール」というエムゼット団の仲間もバトルに協力してくれます。2vs1でメガウツボットと戦うような感じになります。しかしそれでも、メガウツボットは強い。

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一体、どうやってメガウツボットに対抗すればいいのか?

それは……もう「メガシンカ」しかない!

相手がメガウツボットなのであれば、こちらもメガシンカしたポケモンの強さで対抗しましょう。要するに、「メガシンカにはメガシンカをぶつけるんだよ」ということです。

実際のプレイ中は、「メガヘルガー」に戦ってもらうことで、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしなかったメガウツボットにも……ダメージが入るように! やはりメガシンカか。あれからいろんなシステムが出たけど、また時代が一周してメガシンカに戻ってきたんだ。とにかく、メガシンカ大事です。

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ここでひとつ紹介しておきたいのですが、なんと今作……従来と「メガシンカ」のシステムがちょっと違うのです。それこそ『ポケモン X・Y』などでは、技を選択する前にメガシンカするかどうかを決めるシステムとなっていました。

ただ、『LEGENDS Z-A』の場合、まずはメガシンカに必要な「ゲージ」を貯めておく必要があります。それこそ、メガウツボットとの戦闘中、ちょこちょこフィールドに「メガエネルギー」という虹色のエネルギーっぽいものが落ちていたりします。

これを拾うと、ゲージが貯まる。そしてゲージがMAXになると、Rスティック押し込みでポケモンをメガシンカさせることができます。

逆に、このゲージを使い切ってしまうと、メガシンカは終了してしまう。
戻ってしまったら、エネルギーを集め直して、もう一度メガシンカをさせる必要があります。つまり、今作のメガシンカは「ゲージがある限り、持続するもの」という仕組みになっているのです。

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画面右下のアイコンが、メガシンカに必要なゲージです。MAXになっていたら、Rスティック押し込みでメガシンカが可能になります。

だから、メガウツボットとのバトル中、トレーナーはただ立っているだけだとマズい。ポケモンに指示を出しつつ、フィールドに落ちているエネルギーを集めなければ、メガシンカすることができない。ポケモンが頑張ってるなら、トレーナーもメガシンカのために頑張る!!

ここで面白いのが、暴走メガウツボット戦に関しては、一度の戦闘中に何度もメガシンカを発動することができました。要するに、メガヘルガーのメガシンカが終わってしまっても、ゲージを再度貯めることさえできれば、サーナイトに入れ替えて「メガサーナイト」にすることもできるのです。もちろん、ヘルガーを2回メガシンカさせてもいい。

これまでは「メガシンカできるポケモンは一度の戦闘中に1匹」と決まっていましたが、ここがかなり大きな変更点かと思います。状況に応じて、メガシンカさせるポケモンを切り替えながら戦うこともできちゃいます。

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が、プレイ中ひとつ大きな壁にぶつかりました。

手持ちのポケモンをメガシンカさせるために、トレーナーもフィールドを歩き回って、ゲージを貯めていく必要がある。ここまでは大丈夫。ただ、メガウツボットはその最中もひたすら暴走し続けているのです。なんか、毒とかいっぱい吐いてきます。

だから、こっちがゲージを貯めるために走り回っていると、メガウツボットの技がこっちにも飛んできます。当然、当たったらトレーナーもダメージを受けます。あまりにもダメージを受けすぎてしまうと……トレーナーが倒れてしまいます。

飛んでくるメガウツボットの毒が、トレーナーに直撃。
そのまま地面にへたり込んでしまうトレーナー。
表示される、「目の前がまっくらになった!」

ああ、うん……『Pokémon LEGENDS アルセウス』もこういうとこあったよな……まさかこんな形で目の前がまっくらになる日が来るなんてね……。

つまるところ、あんまり無茶しすぎても、ポケモンより先に人間が倒れてしまいます。怖っ。だからもう、Yボタンで使えるローリングを駆使しながら、メガウツボットの攻撃をよける! そしてゲージを貯める! さらにポケモンにも指示を出す!!

……と、バトルがリアルタイムになったからこその、スピード感と緊張感がいっぺんにやってきます。『Pokémon LEGENDS アルセウス』から、さらに「本当にポケモンと戦闘している感」が高まったというか、より身体を張って戦ってます。

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こんな感じで、容赦なくトレーナーにもタネマシンガンを使ってきます。避けよう。絶対ローリングで避けよう。

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そしてメガウツボットを鎮めると、メガシンカのキーアイテムでもある「ウツボットナイト」が手に入りました。この暴走メガシンカ戦で、おなじみの「〇〇ナイト」が入手できるそうです。

とにかく、暴走メガシンカ戦は、ZAロワイヤルともランクアップ戦とも違った激しさのある戦闘が楽しめます。ランクアップ戦が「対トレーナーのボス戦」だとすれば、これは「対ポケモンのボス戦」と言えるのではないでしょうか。

トレーナーも、ポケモンも、命がけです。

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今作には「ワザプラス」という新システムも登場しています。貯まったメガエネルギーをちょっと消費して、技の威力を上乗せして放つことができます。メガシンカ時にはすべての技が「ワザプラス」状態として使えるのですが、通常時にも使えたりします。

知っているようで、知らないミアレシティ

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「ワイルドゾーン」「ZAロワイヤル」「ランクアップ戦」「暴走メガシンカ戦」と……このゲームの主な要素を紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。こうして整理すると、本当にミアレシティは戦いの街になってしまったんですね。すごい変貌っぷり。

ちなみに、なんとあのリアルタイムなバトルシステムで「オンライン対戦」【※】もできちゃうそうです。しかも、ちゃんと「ランクバトル」ができる。具体的な内容は製品版をお楽しみにという感じですが、オンラインでも最強のAランクを目指せるらしいですよ。

※インターネット通信を用いたバトルに参加するためには、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。

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最後にねじ込む感じですが、主人公のメイクやお着替えも楽しめるそうです。入れる場所がなかったので最後にねじ込みました。

ただ、今回紹介した要素は、本当に『Pokémon L Z-A』の一部でしかないというか……これが一体どういうストーリーになるのか、キャラはどんな活躍をするのか、具体的にどういった事件に立ち向かっていくのかは、全然わかりません。私も遊べていないのでわかりません。

マチエールは? AZは? カラスバさんは?
全然、わからない。

ここはもう、実際に遊んで確かめていただくしかない。
というか、私もカラスバさんの実在を確かめにいきたい。

ともあれ、「ミアレシティで最強を目指せばいい」ということだけはわかりました。久しぶりにカロス地方に帰省されるみなさま、どうかポケモン勝負の準備だけは万全に。「ZAロワイヤル」の参加券でもある『Pokémon LEGENDS Z-A』は、10月16日に発売です。

知っているようで、全然違うミアレシティに……行ってらっしゃい!!

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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※画面は開発中のものです。

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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