10月11日は『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(以下、『ブレイブリーデフォルト』)が発売された日だ。
また、本作は2013年12月5日にはNintendo 3DS向けに本作に連なる『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』が発売されている。
『ブレイブリーデフォルト』は、2012年10月11日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドー3DS用RPG。本作は、キャラクターデザインに『ファイナルファンタジーXII』などの吉田明彦氏、シナリオに『シュタインズゲート』などの林直孝氏などが参加している。

王道RPGをコンセプトとしている『ブレイブリーデフォルト』では、ターン制のバトル、ジョブチェンジシステムなど、まさにJRPGといった要素が採用されている。
本作の特徴のひとつが、バトルにおけるブレイブ&デフォルトというゲームシステム。バトル中は、BPを消費することで最大4回まで行動できるブレイブ、守りを固めてBPを溜めるデフォルトが使える。なお、BPが足りない場合でも、BPを前借りすることが可能だが、その場合はマイナスになった数値のターン分、行動ができなくなってしまう。


戦闘が終わればBPはリセットされるので、倒しきれる雑魚の場合はブレイブを使って速攻で戦闘を終わらせたり、回復ができるキャラはデフォルトでBPを溜めておいてピンチの時に一気に味方を回復させたり……ブレイブ&デフォルトを活用することで戦闘の幅が大きく広がるのだ。
ゲーム中には、多数のジョブも登場する。ジョブチェンジすることでステータスや装備適性がそのジョブのものになるほか、ポイントを得ることでレベルも上昇、アビリティが習得できる。戦闘中はジョブ特有のコマンドのほか、習得している別のジョブのコマンドも設定できるので、プレイヤーがやれることの自由度が非常に高い。

システム面の評価はもちろん、「当たり前」が覆るような真実が待ち受けているシナリオについても語られることが多い本作。プレイヤーは主人公であるティズ・オーリアとして、クリスタルの異変により闇に覆われた世界を救うため、風のクリスタルの巫女であるアニエスは、記憶喪失のイデア、不思議な魔道士リングアベルと共に旅に出ることとなる。
また、タイトルの『Flying Fairy(フライングフェアリー)』は、頭文字を取ると『FF』となることから、『ファイナルファンタジー』シリーズを想起させるものの、本作自体に『FF』シリーズとの直接的なつながりはない。ただし、ゲーム中にクリスタルが登場したり、ジョブや魔法の名称は同シリーズと同じ名称が多数採用されている。

なお、本作は2025年6月5日にNitendo Switch 2向けにリマスター版となる『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター』が発売されている。