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ついに……ついに出る『メトロイドプライム4 ビヨンド』先行プレイレポート。オープニングからテンションMAXで「戦場の臨場感」がすごい。銀河連邦兵たちと共に敵に立ち向かえるのがアツくて今度の『メトロイド』はひと味違うぞ……?

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『メトロイドプライム』シリーズの最新作『メトロイドプライム4 ビヨンド』(以下、メトロイドプライム4)がついに出る……。
ナンバリングタイトルでは前回の『メトロイドプライム3 コラプション』から実に18年ぶり。どれだけ多くの『メトロイド』ファンがこのときを待っていたか!!

わくわくを胸にプレイを始めるとそこに待ち受けていたのは「戦場」。そして未知の惑星で進化した「探索」だった。

『メトロイドプライム4 ビヨンド』先行プレイレポート。オープニングからテンションMAXで「戦場の臨場感」がすごい_001

ゲームプレイ開幕1秒からこれである。いきなり戦場からスタート!?いきなりクライマックス!!うぉおおお~!たまらん!

思い返せば、これまでのサムスの戦いは孤独な旅が多かった。惑星に不時着したり、1人で探索中に敵に襲われたり……。初代『メトロイドプライム』をプレイしていたときはどことなく怖い雰囲気があったのを覚えている。

だが今回は仲間である銀河連邦兵たちと共に敵に立ち向かう点がアツい!

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心強い味方の登場に銀河連邦兵たちは「サムスが来てくれたぞ!」「本物のサムスだ」と大興奮。

これだけ仲間に期待されたら我らが主人公「サムス・アラン」の本気を見せるしかあるまい。私に任せろ!と言わんばかりにバッサバッサと敵をなぎ倒していくのがとても気持ちよく爽快だ。

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そして「探索」パートでは美しい自然とBGMに癒されながら情報収集。スキャンや新たな力「サイキック」を駆使して仕掛けを解き、道を切り開いていく。行けそうで行けない道もいずれいけるようになるのか、サムスが探索を経てどう進化していくのかに注目だ。

今回は発売を12月4日に控えた『メトロイドプライム4』の先行プレイ内容の一部を皆さまにお届けしたい。

文/aMSa
編集/海ソーマ


仲間と共に「戦場」を感じるオープニング

『メトロイド』シリーズは2Dアクションゲームだが『メトロイドプライム』シリーズは一人称視点のアドベンチャーゲーム(FPA)だ。いわゆるFPSのような操作感でゲームが進行する。

「久々の『メトロイドプライム』シリーズだ。早速チュートリアルがあるんだろうし、操作にしっかり慣れていこう」などと考えていたら……

ロード画面が明けると、警報のようなBGMと共にいきなり戦場に送り込まれていた。

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ヤバイヤバイヤバイもう目の前でいきなり味方と敵が戦ってるし、しかも早く敵を倒さないと味方がやられてしまう!!

チュートリアルとか考えてすいませんでした……。ムチを打たれるように叩きこまれたおかげで一瞬で操作方法を思い出すことができた。

舞台となるのは、銀河連邦の研究所。ここに突如「スペースパイレーツ」の大群が押し寄せてきたのである。

背景では常に砲弾が飛び交っており、進む先々で銀河連邦兵たちとスペースパイレーツの戦闘が繰り広げられていき、サムスは味方の手助けをしていく。

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まるでSF映画のような大迫力のシーンが展開される。
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銀河連邦軍の巨大兵器も登場。まさに最初からクライマックスだ。

これまでの『メトロイドプライム』シリーズと異なり、サムスが一人で無双するのではなく、味方と協力して敵を追い詰めていくのも本作の特徴だ。

そして味方のキャラクターにも戦闘後一人一人にセリフや行動が用意されており、会話を進めることもできる。人となりがわかると思わずサムスの力で全員助けたくなってしまう。

特に、扉を開けた瞬間に兵士が倒されるシーンがあるのだが、一見救出不可能なイベントかと思いきやうまく攻撃を当てればギリギリで助けることができる。ここではまだオープニングなのに味方を助けるためについ何度もやり直してしまった。

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危ない!味方がやられてしまう!
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サムスの「ミサイル」で敵を見事撃退し救出。
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見事救出すると感謝してもらえる。実際彼を助けるのはかなり難しいので挑戦してみてほしい。

この「銀河連邦兵」たちがサムスに言葉をかけ、共に戦うというのはなかなか新鮮な光景だ。公式サイトで紹介されている映像でも銀河連邦兵たちと共に戦うシーンが数多く見られた。

孤独な戦いが多かったサムスにとって味方キャラの存在は珍しい。オープニング以降もどんな仲間たちが出てくるのか注目だ。

後半ではボス戦と共にシリーズを象徴する敵キャラの「メトロイド」そして過去シリーズに登場したサムスとの因縁を持つバウンティハンター「サイラックス」が登場したところでオープニングのステージを終えた。

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第1のボス「アベラックス」との戦い。
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サムスと因縁を持つ敵キャラ「サイラックス」。研究所襲撃の首謀者だ。

いやぁ……もうすごくおなかいっぱいというか本当にありがとうございます……。
とてもオープニングとは思えないクライマックスっぷりにしっかりココロを掴まれました。

「探索」欲をくすぐる未知の惑星。自然が美しい……。

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次の目的地は自然豊かなステージ「フューリーグリーン」だ。詳しくは言えないが、色々あって仲間とはぐれ、未知の惑星を「探索」することとなる。

この「探索」の面白さが従来から変わらない安心の『メトロイドプライム』シリーズの味だ。それもグラフィックだけでなく様々な面で進化している。

まず私が興味を持ったのが「生き物」だ。基本的に原生生物は敵キャラという位置づけだったこれまでのシリーズとは異なり、この「フューリーグリーン」に住む生物たちは無害な生物が多く、惑星の自然の豊かさを際立たせ没入感を高めてくれる。

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鳥は飛び回っているし、蝶々が舞い、緑豊かでなんと美しい……。そしてその探索を支える情緒たっぷりのBGMがたまらん……。

景色豊かなステージの探索は、3Dである『メトロイドプライム』シリーズならではの持ち味だ。

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探索は、シリーズではお馴染みの「スキャン」を使って情報を調べたり仕掛けを作動させたりしながら進めていく。原生生物や植物の情報収集のほか、遺跡に刻まれた古代文字の解読などもスキャンによって行える。

さらには探索を進めることで「サイキック」という新たな能力を獲得することができる。これにより、遠隔で物を動かしたり、ビームの軌道を曲げたりすることができるようになり、これを利用してパズルを解き、扉を開けて次のエリアに進むというような場面もある。

どんどん道を開拓して新たな能力を身につけていこう。

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マウス操作は不慣れなプレイヤーでも快適。狙いを定めるロックオンが楽しい

本作の操作面や操作感にも少し触れておきたい。Nintendo Switch 2 EditionではJoy-Con 2を使うとマウス操作で本作をプレイすることができる。

筆者はどちらかというとマウス&キーボードよりもゲームパッドでの操作の方に慣れているが、今回マウス操作に初挑戦してみたところ操作感がとても良いと感じた。

一人称視点のシューティングというだけあって、マウス操作でプレイするといわゆるエイムの操作を非常にスムーズに行うことができる。

FPSプレイヤーにとっては慣れた操作で、そうでないプレイヤーも新鮮な体験ができること間違いなし。特に咄嗟の振り向き操作にはかなり重宝した。

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また、本作では相手を「ロックオン」して視点を固定することができるが、ロックオン状態からさらにマウス操作で視点を動かすという要素が新鮮だった。

これによって「ロックオンしてとりあえずボタンを連打してれば勝てる」なんてことにはならないのだ。ちゃんとサムスを操作し、しっかり狙いを定めて弾を撃って当てる。この感覚に慣れてくると自分の実力で倒した感を強く感じられてめっちゃ気持ちいい!

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ロックオンすると、ボスのお腹に照準が当たってしまう。弱点を突くには、ロックオン状態から視点を少し動かすのがコツ。

いよいよ発売を迎える本作。今回の先行プレイではまだオープニングと少ししか進めてないので、今後どんな惑星が出てくるのか、サムスがどんな能力を手にいれていくのか、そして「サイラックス」との対決の行方はどうなるのか……など、今から楽しみすぎる! というのがシリーズのファンである筆者のシンプルな感想だ。

また今作ではシリーズの中では珍しく難易度を途中から変更可能だ。もし難しいと感じたらいつでも「ノーマル」から「カジュアル」に変更できるので今作が初めての『メトロイドプライム』シリーズの人も十分楽しめるだろう。

『メトロイドプライム4 ビヨンド』はNintendo SwitchおよびNintendo Switch 2で、12月4日に発売。新たなサムスの物語をその眼で見届けよう!

ライター
2001年発売のゲームキューブ版『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にて、赤いヨッシーを使い続ける現役プロゲーマー。趣味は筋トレと『Dance Dance Revolution』。プロゲーマー歴は10年を越え、レッドブルプレイヤーとしても活動。競技者として世界に挑み続けるほか、大会運営、コーチング、実況・解説、講演活動、ゲーム開発の協力などの活動を通して様々な知見を得る。これらプロゲーマーとして得たものを活かし、ゲームへの熱い想いを記事にぶつける。
Twitter:@aMSaRedYoshi
編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。個人的ゲーム史上ナンバーワンヒロインは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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