3月17日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5 Proの専用機能である超解像技術「PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション」(以下、PSSR)の進化版を、同日の日本時間14時以降に段階的に配信することを発表した。
AMDとの共同開発技術をベースにしたこの進化版PSSRにより、『FF7 リバース』や『バイオハザード レクイエム』、『SILENT HILL f』といった対応タイトルにおいて、細部の描写の鮮明化とパフォーマンスの一貫性向上が図られる。
PSSRは、ゲーム映像の各フレームをピクセル単位で解析しながらアップスケールを行うPS5 Pro向けのAIライブラリ。今回のアップグレードにより、画像再構成の精度が向上したほか、モーションの安定性も改善された。また、開発者がパフォーマンスと画質のバランスをより柔軟に調整できるようになっている。
コナミデジタルエンタテインメントは、『SILENT HILL 2』および『SILENT HILL f』において進化版PSSRを採用。『SILENT HILL f』の開発チームによれば、揺れる草木の一本一本や地面に落ちた影といった細部がより鮮明に表現できるようになったという。これにより、霧に包まれた1960年代の日本という舞台における没入感が高まり、今まで以上に滑らかで恐ろしいプレイ体験が提供されるとしている。

スクウェア・エニックスの『FF7 リバース』においても、進化版PSSRの導入によって映像表現がさらに向上している。同作のディレクターである浜口直樹氏は、これまで失われがちだった髪の毛などの細かなディテールが自然に回復したと語る。
チラツキや残像感が一層抑えられた安定性の高い画像処理により、これまで以上に高品質で安心してプレイできる映像表現が実現できたと手応えを示している。

コーエーテクモゲームスからは、『仁王3』および『Rise of the Ronin』の両タイトルが進化版PSSRに対応する。『仁王3』プロデューサーの柴田剛平氏によると、広大なオープンフィールドを構成する木々や草花などの自然物のエッジが、これまで以上にシャープに表現されるようになったという。
素早いアクションシーンにおいても高精細なディテールを維持したまま描画できるようになり、、ダイナミックなアクション体験と没入感の向上が実現されている。

カプコンのタイトルにおいては、先日発売された『バイオハザード レクイエム』に加え、『モンスターハンターワイルズ』や『ドラゴンズドグマ 2』でも進化版PSSRが採用され、画質の鮮明さと安定性が向上している。

このほかにも、Electronic Artsの『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』、Remedy Entertainmentの『CONTROL』および『Alan Wake 2』、Ninja Theoryの『Senua’s Saga: Hellblade II』といったタイトルが進化版PSSRの恩恵を受けている。
さらに、3月20日に発売される『紅の砂漠』が発売当日から対応するほか、『アサシン クリード シャドウズ』や『サイバーパンク2077』も今後数週間以内に配信されるパッチで対応予定となっている。
なお、進化版PSSRのアルゴリズムは、AMDとのパートナーシップ「Project Amethyst」に由来しており、今後のAMDのFSRアップデートを通じてさらなる技術展開も予定されているという。
