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『ダンガンロンパ』15周年記念展レポート。「学級裁判」再現エリアや「おしおき」特化の資料室など内覧会の様子をネタバレ込みでお届け。物販には「大和田バター」ポーチも

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──『ダンガンロンパ』

「コロシアイ」をテーマとし、思わず推したくなるキャラクターたちが人を殺し・殺されるという容赦のない作風で、世の中のゲーマーたちの感情をぐちゃぐちゃにしてきた名作だ。

「このキャラいいな」と思った次の瞬間には、実は殺人を企てていたりすぐに殺されてしまったりするなど、常に予測不可能な展開でプレイヤーの脳を焼いてきた。

そんな本作がこのたび15周年を迎え、シリーズ初となる展覧会「ダンガンロンパ15周年記念展」を3月1日から16日まで東京・松坂屋上野店で、3月28日から4月20日まで大阪・大丸梅田店で開催する。

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画像は公式サイトより

本展では、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』(以下、『ダンガンロンパ』)から『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(以下、『ダンガンロンパ2』『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』(以下、『絶対絶望少女』)そして『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』(以下、『ダンガンロンパV3』)といった4作品の歴史を振り返るとともに、ここでしか見られない設定資料やイラストがたっぷりと展示されている。

また、会場内では展示のみにとどまらず、参加者が実際に「ナゾトキ」に挑める体験型コンテンツの実施や、シリーズ15周年を記念したさまざまなグッズの販売など幅広く展開している。

2025年で発売から15周年を迎えた『ダンガンロンパ』。本記事では、本開催に先駆けて松坂屋上野店で実施された内覧会の様子をフォトレポート形式でお届けする。

取材・執筆/fab
編集/恵那

※本記事には『ダンガンロンパ』本編のネタバレが含まれます。閲覧の際はご注意ください。

展覧会は「モノクマの挨拶」からスタート!

まず、展覧会が開催されている松坂屋上野店の前には、本展のために特別に書き下ろされたメインビジュアルの大パネルが設置されていた。入場前から参加者の心をワックワクのドッキドキにさせてくれる。

さらに会場内に入る前に目を引くのが、ぐるっと囲む壁にデザインされている等身大のキャラクターたちだ。『ダンガンロンパ』から『ダンガンロンパV3』までのすべてのキャラが並んでおり、実際に横に並んで2ショットを撮るなんてことも可能だ。高身長キャラを下から眺めたり、低身長キャラを上から見下ろしたりして、その差を間近で体験できる。

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各作品の主人公たちがお出迎え

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あのキャラたちは思っていたよりも大きい/小さいかも?

受付を済ませ、『ダンガンロンパ』の体育館前を模した通路を進み、いざ展覧会に入場。すると、まずは学園長こと「モノクマ」からのありがたいお言葉が待ち受けている。参加者を「超高校級のファン」となぞらえ、心ゆくまで展覧会を楽しめた方のみ卒業を許可するという課題が課されることに。こうなったら思う存分楽しむしかない。

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モノクマのボイスは完全撮りおろし

「モノクマ」の挨拶がおわると、次は「通信簿」エリアへと足を踏み入れることに。ここでは、これまで作中に登場したキャラが一堂に会しており、総勢60名以上のキャラのプロフィールやイラストがズラリと並ぶ。

キャラはシリーズごとに区切られて紹介されており、ゲーム内の「電子生徒手帳」のプロフィールとイラストが並んで展示されている。なお、腐川冬子や石丸清多夏、そして江ノ島盾子といった一部のキャラには「扉をPUSH!」という特別な文言のしかけが存在する。起動すると“もう一つの姿”が扉から顔を覗かせるという、ネタバレにまるで配慮するつもりがない本気の遊び心が伺える。

「通信簿」エリアを抜け、続けて「マップ&言弾」スペースへ。こちらでは、ゲームに登場する各マップのラフ画や設定画が100枚以上も展示されている。

設定画は小さなポストカード風にまとめられており、作品ごとに「1」「2」「3」「Z」の文字を作るようにオシャレに並ぶ。

設定画には、まだ色がついていないラフのマップ絵から、ゲーム内に搭載されている完成版イラストまでたっぷりと掲示され、設定資料集に収録されているコメントとともに振り返ることが可能だ。何気ない部屋から殺人事件が発生してしまった部屋まで、見ているだけでゲームプレイ中の記憶が鮮明に蘇ってくる。

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『ダンガンロンパ』
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『ダンガンロンパ2』
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『ダンガンロンパV3』
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『絶対絶望少女』

学級裁判が目の前で開催!実際に証言台にも立てちゃう

『ダンガンロンパ』の醍醐味といえば、殺人が起きた後に開かれる「学級裁判パート」だ。生徒たちが議論し、言葉のムジュンを「それは違うよ!」と論破しながら殺人犯を探していく。

本展覧会にも、そんな希望と希望がぶつかり合う「学級裁判」を再現したエリアが存在している。

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言葉の数々は圧巻の光景

エリアに入ると、「ノンストップ議論」で交わされた言葉の数々が床から壁まで隙間なく覆いつくされており、思わずあの激論の数々がフラッシュバックし息を吞んでしまう。

黄色く光る文字にコトダマを発射したい気持ちを抑えつつ中を見てみると、そこには豪華なイスに座るモノクマぬいぐるみと、実際にキャラたちが立っていた証言台が。

証言台にはゲーム内を模した遺影のスタンドが置かれており、『ダンガンロンパ』からは「舞園さやか」『ダンガンロンパ2』からは「十神白夜」『ダンガンロンパV3』からは「天海蘭太郎」がすでに死んでしまっているようだ。ゲームをプレイ済みの方であれば、なぜこの3人なのかはすぐにピンと来るだろう。

また、証言台には透明な額も設置されているため、すでに死んでしまったキャラ役として学級裁判の場に立つことも可能だ。訪れた際にはぜひ記念に1枚撮っておきたいスポットとなっている。

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そして、モノクマのぬいぐるみの近くには、本展の開催に先駆けて公式Xにて開催されていた「最強のヒロインは誰か!?」のアンケート結果を予想する問題が設置。「モノクマが1位」かどうかで左右の道を選択する形式となっており、もちろん「モノクマが1位」だと思う部屋へ。

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しかしそこには「それは違うよ!」と言われんばかりの険悪な表情のキャラたちが待っていた。

「モノクマが1位じゃないなんて、この世界はまだ絶望が足りない」という気持ちを抑えつつ反対の部屋に向かうと、キャラたちの「同意」とともに最強のヒロインランキングの結果が発表されていた。誰が何票集めて1位に輝いたのかは、ぜひ会場に足を運んで確かめていただきたい。

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マシンガントークバトルの背景でみんなからめっちゃ怒られた

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正解の部屋では同意を得られる
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論破ゾーン
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反論ゾーン

また本エリアでは、論破や反論時のカットインや「偽証」と題して自分の思う最強のヒロインを書けるポストイットのスペースも配置されている。ぜひイチオシのキャラを書いて「真実」を塗り替えてしまおう。

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あの絶望の記憶が蘇る「おしおき資料室」がエグすぎる

展覧会も後半に差し掛かり、続いては「クライマックス推理」と「おしおき資料室」エリアへ。

「クライマックス推理」エリアでは、学級裁判パートの最後にマンガ形式でコマを埋めていく「クライマックス推理」パートを振り返ることができる。ここでは、各作品の1章にあたる事件の内容がそれぞれ展示されており、「コロシアイ」の幕開けを改めて確認可能だ。

さらに、「クライマックス推理」の一番最後には、犯人を特定するシーンを再現したギミックも搭載。ディスプレイにスイッチが搭載されており、このスイッチを押すことでシルエットの正体が明らかとなる。

「この推理が間違っていてくれ」と何度も願いながらも、結局はそうならなかった絶望のワンシーンが指一本でカチッという音とともに再現できてしまう。これは単なるスイッチではなく、人の人生を終わらせるボタンなのだと実感する。

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『ダンガンロンパ2』(おいっ、お前何をしているっ!)

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真実を見失わないでね

そしてその先には、残酷にも殺人を犯してしまったキャラが受けた「おしおき」に関する資料を展示する「おしおき資料室」が配置。『ダンガンロンパ』シリーズにおいて、その容赦のない描写から一度見たら忘れられない重要なパート「おしおき」を、絶望的だが全種類再確認してみよう。

本エリアでは桑田怜恩や花村輝々、そして赤松楓などの絶望にあふれた「おしおきシーン」のカットが掲示されているほか、なんとおしおきに関連する「水晶玉」や「とんかつの花村」、譜面にピンク色の血が飛び散った「ネコふんじゃった」などのアイテムも実物で展示。

ゲーム内ですでに体験したことではあるが、実際に実物のアイテムまで展示されるとなると、嫌でも“死”を連想してしまう。しかし、本作ではキャラが死ぬという事実を容赦なく描写してきたからこそ、15年たった今でもファンから愛されるコンテンツなのではないかと思える。15年分の死体安置所ともいえる本エリアにて、数々のキャラとの死と向き合ってみてほしい。

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ちなみに、本エリアからつながる部屋は2種類存在している。1つはこれまでの『ダンガンロンパ』シリーズを時系列順に並べた「バックログ」エリアだ。

本エリアでは、初代『ダンガンロンパ』から『ダンガンロンパV3』までの数々のロゴデザインが表示されているほか、2010年から2026年までの年表が「ゲーム」「イベント」「アワード」「アニメ」といったカテゴリ別に分かれて掲載されている。

ゲーム初プレイ時やイベント参加時の記憶など、自分と『ダンガンロンパ』がどこで交わり、そして引き込まれたのかを再確認できる。

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ダンガンロンパ4から10までのロゴもしっかりと掲示
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2010年から2026年の道のりが一目でわかる
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2010年から2026年の道のりが一目でわかる
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『ダンガンロンパV3』の3人が映るこの奥には…?

そしてもう一つのエリアは、「江ノ島盾子」の部屋だ。

「江ノ島盾子」といえば、本シリーズの黒幕であり「超高校級の絶望」と呼ばれる才能および集団を持っていたラスボス。この部屋はそんな彼女に染まった絶望の部屋だ。

部屋の中は狭いものの、壁が一面ピンクに染まるほどに江ノ島盾子の笑顔や絶望の顔、そして多岐に切り替わる人格などさまざまな表情を切り取ったカード、そして彼女が操るモノクマが張り付けられており、その狂気が感じ取れる。

さらにこの部屋には、机と共にとあるモニターが設置されている。内容はあえて伏せさせてもらうものの、中身は江ノ島盾子らしいものとなっており、このモニターの映像を見ていれば彼女の気分が味わえるとともに、みるみる「超高校級の絶望」に変貌していくだろう。

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15周年記念グッズがたくさん!「大和田バターポーチ」も大量に販売中

そして展覧会の最後には、シリーズ15周年を記念したさまざまなグッズが購入できる「物販コーナー」へ。

こちらではモノクマが高らかに笑うTシャツやバッグといった先行販売商品をはじめ、キャラのアクスタやアクリルキーホルダー、アクリルパネルや缶バッジといったアクセサリー類、モノクマ・モノミのクッションやミニポーチなど多種多様な限定アイテムがラインナップしている。

そしてこの「物販コーナー」の中でもとくに注目したいのが、「大和田バターポーチ」だろう。本商品は作中に登場する大和田紋土のおしおきシーンから生まれた「大和田バター」を模したポーチであり、記念に買うにしてはあまりにも業が深すぎるアイテムだ。外に持っていこうものなら、それはもう「超高校級の絶望」と同義なのではないか?

本ポーチの価格は税込3080円と、命にしては安すぎる値段であり、1会計につき1つまでの購入制限がかけられている。購入の際には、彼の命を背負う覚悟が問われるだろう。

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以上、松坂屋上野店で開催された「ダンガンロンパ15周年記念展」内覧会の様子をダイジェスト形式でお届けした。本展では、本記事で紹介した展示内容にくわえて「謎の部屋」や「キャスト陣のサイン展示」エリアが存在しているほか、実際に「ナゾトキ」に挑める体験型コンテンツ「絶体絶命絶望希望レジスタンス」などを実施している。

松坂屋上野店での開催は3月16日までの2週間ほどとなっているため、興味のある方はお早めに足を運んでみてはいかがだろうか。現在公式サイトにて各種チケットが販売中だ。

2026年には最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』の発売を控えている本シリーズ。15周年という節目を迎えた『ダンガンロンパ』のさらなる展開に注目だ。

©Spike Chunsoft
主催:「ダンガンロンパ15周年記念展」実行委員会

ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。
編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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