2026年8月26日から30日にかけて開催された「世界最大級」のゲームイベント「gamescom 2026」。電ファミでも現地取材を実施し、試遊レポートやインタビューをお届けしてきた。本稿ではそんなgamescomの会場の模様をお伝えしていく。
筆者にとっては今回が初めてのgamescom。「世界最大級」という触れ込みは事前に何度も目にしていたが、実際に足を踏み入れてみると、その言葉が誇張でも何でもないことを思い知らされることになった。
想像以上に広い会場で取材者や来場客を待っていたのは、『メタルギア』や『ARC Raiders』に登場するメカの立像や本物のレースカー、さらには重機やトラクターまで展示されるという気合いの入りまくった各社のブースだった。
とにかく、どこを見ても「デカい」のである。ゲームの世界から抜け出してきたようなオブジェが、ホールのあちこちで来場者を出迎えていた。
日本のゲーマーの皆さんに現地の盛り上がりが少しでも伝われば幸いだ。

取材・文/海ソーマ
歩くだけでもひと苦労。会場は想像以上に広かった
まず、いちばん初めにお伝えしたいのだが……gamescom、マジでデカかったです。
今回、筆者は初めて現地へ足を運んだのだが、出発前の下調べの段階で何度も「世界最大級」という言葉を目にしていた。そのためデカいことは分かっていたのだが、想像以上だった。

上記が公式サイトにて公開されている会場のマップだ。これだけでもなかなかの規模であることがうかがえるが、ひとつ分かりやすい例をお届けしよう。
会場の中央を突っ切る真っ直ぐな通路があるかと思うが、この通路を端から端まで歩いてみたところ、8分近くかかった。いや、最寄り駅までの道のりじゃないんだから……。カップラーメンなら2杯作ってもまだ時間が余る。

まさに歩くだけでもひと苦労。直線距離でこの時間である。つまり会場内の各ホールを回ろうとすれば、さらに歩き続けることになる。事前に「靴選びは大事」というアドバイスをもらっていたのだが、本当にその通りだった。
さらに、会場は大きい上に通路がけっこう入り組んでいて、自分が今どこにいるのか分からなくなることもしばしば。マップの画像だけだとわりと単純な造りに見えるが、一方通行のところがあったり別の階層に行く必要があったりして、目的地に向かうのに苦労するシーンが何度かあった。
もし来年の会場を訪れることを検討している方がいたら、迷子に注意してほしい。
巨大オブジェにコスプレイヤー、実物の車両まで……最新ゲームが遊べるブースが気合い入りまくりだった
そんなどデカい会場だけあって、各ホールに出展されている各ゲーム会社のブースもかなりの規模。
ここからは、会場にて世界中のゲーマーを待ち構えていた企業のブースの中から印象的だったものを厳選して紹介していこう。
まずは、日本でも話題になっていた『ペルソナ4 リバイバル』のブース。作中に登場する商業施設「ジュネス」を模した試遊ゾーンや入口に設置されたOPムービーを思わせるブラウン管テレビがファンをニヤリとさせる。
さらに、筆者は会えなかったのだが公式Xの投稿によれば「クマ」も会場を訪れていたようだ。
We brought JUNES to life at @gamescom! 🛒
— Official ATLUS West (@Atlus_West) August 28, 2026
And yes, we brought Teddie with us too. 👀
Plus the iconic TV stack, showing your amazing pictures! pic.twitter.com/srAx7blwCF
同じくセガの『クレイジータクシー』のブースには、ゲーム中に登場する車を再現した実物大のタクシーが登場。ピカピカのボディが眩しい。この後もいくつか紹介するが、「ゲームに登場する乗り物を持ってくる」というのはけっこう定番の演出のようだ。
こちらは、CD Projekt REDによる『ウィッチャー3 追憶の調べ』のブースの模様。ここではシアターでのプレゼンテーションが行われていた。名作RPGのじつに11年ぶりとなる新拡張をひと目見ようと、長蛇の列ができていた。


任天堂のブースで目立っていたのは、『ぽこ あ ポケモン』のコーナーで来場者たちを歓迎するように設置されたたくさんのメタモンたち。
2026年10月22日に発売予定となる『Nintendo Switch Sports Resort』を試遊できるコーナーでは、その名の通りリゾート地を思わせるブースの造りになっていた。
『エースコンバット』シリーズ最新作『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』のブースの入口では、戦闘機の機首部分のオブジェが。さらに作中に登場するキャラクターたちのものと思われるヘルメットも展示されていた。
『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』のバナーが掲げられた下には『メタルギアソリッド4』に登場する「メタルギア月光」の像が。足元の「段ボール箱」にも注目だ。
こちらは『ARC Raiders』に登場するメカ「リーパー」のオブジェ。今にも飛びかかってきそうなほどの迫力を感じる。
初代『トゥームレイダー』のリメイク『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』のブースでは、ララ・クロフトとT-レックスの対決を描いたジオラマが展開。トレイラーでも印象的だったシーンが再現されている。
ユービーアイソフトのブースでは、巨大な「レイマン」のオブジェがかなり目立っていた。
また、乗り物系のゲームのブースではいろいろな「本物」が展示されていたのが印象的だった。
まずは『Farming Simulator』のブースから。海外メーカー製のトラクターが展示されていた。
『Euro Truck Simulator』のブースでは、トラックが登場。周りの来場者と比べると、その巨大ぶりが伝わるだろうか。
建設シムの新作『Construction Simulator: Evolution』のブースでは、写真に収まりきらないほどの巨大なパワーショベルが。「工事中」のサインも設置されており芸が細かい。
『Bus Simulator』のブースでは、やはりバスが展示。目的地を示す案内板にはドイツ語で「ゲームのデモ」と書かれている。
『Transport Fever 3』のブースでは、2階建てバスとヘリコプター(の前側)が展示。ここまで来ると、どうやって運んだのか気になってくる。
レースゲームのブースでは、もちろん実物のレースカーが来場者をお出迎え。
本格レースゲーム『Project Motor Racing』ブースではポルシェが、シミュレーターなどが展示されていたDTM(ドイツツーリングカー選手権)のブースではメルセデス・AMGが展示。本物のレースカーを間近で見られるという、レースゲームファンには嬉しい展示だ。
さらに、XBOXブースの『Forza Horizon 6』コーナーではなんと「セブンイレブン仕様」のトヨタ・GRスープラが来場者の視線を釘付けにしていた。日本車×コンビニという、日本が舞台の本作ならではの展示だ。
また、レースカーではないのだが同じくXBOXブースの『Halo Campaign Evolved』コーナーでは作中に登場する車両「ワートホグ」が展示されていた。
また、ブースによってはコスプレイヤーが登場し、来場者と記念撮影をするなどして会場を盛り上げていた。いずれもさすが公式というクオリティだ。
特に最後の『風燕伝』ブースのコスプレイヤーたちはあまりの美しさにギャラリーが殺到しており、正面からの撮影が困難になるほどであった。
以上、gamescom 2026で印象に残ったブースの写真をお伝えした。当然、巨大な会場にはまだまだ面白いブースがたくさんあったのだが、ここまでとさせていただくことをご了承願いたい。
とはいえ、各社かなり気合いの入ったブースを展開していたことはお分かりいただけたのではないかと思う。個人的には、バスにトラックにレースカーにと色々な乗り物が展示されていたことがいちばん記憶に残った。シミュレーター系はとりあえず本物を持ってくるというのが「gamescomあるある」なのかもしれない……
公式発表によれば、131カ国から36万8000人が訪れたという今年のgamescom。出展社も66カ国から1743社が参加と、相変わらず「世界最大級」の謳い文句は伊達ではない規模を誇っている。
そんなgamescomの現地で感じたのは、「ビデオゲーム」というコンテンツがいかに世界的な規模を誇っているかということと、それを受け取るゲーマーたちの熱量だ。

最新作をひと目見ようと長蛇の列をなす人々や、思い思いのコスプレで自慢げに会場内を歩く人々、そしてコントローラーを手にして目を輝かせる子どもたち……。
以前お伝えした主催者へのインタビューでは、gamescomの目指すところとして「あらゆるゲーマーのための祭典」という言葉が語られていたが、まさにその通りの盛り上がりを肌で感じることができた。
成長を続けるgamescomは来年も開催予定。今度はどんなゲームたちがお披露目されるのか、今から楽しみになってきた。




























