京友禅の職人が約3カ月をかけ、柄の一つひとつまで手描きで仕上げた、世界に一着の「アニス:スター」特注着物──。
『勝利の女神:NIKKE』と京都のコラボレーションイベント「NIKKE in 京都」第2弾の幕開けを飾ったのは、ゲームの描き下ろしイラストを京都の伝統工芸で再現した、この一着だった。
「NIKKE in 京都」は今回が2回目の開催となる。昨年の第1弾が多くのファンから好評を得たことを受け、今年はさらに内容をパワーアップ。9月15日から11月10日まで、京都市内のコラボ施設を巡る謎解きスタンプラリー「ニケと行く、遺失物探しの旅!」を中心に、京都の街を舞台としたさまざまな企画が展開される。
期間中、各所にはニケをデザインした限定スタンプ台やSDキャラクターのスタンプ台が設置され、謎解きやスタンプ集めを楽しみながら京都の街を巡ることができる。
その開幕前日となる9月14日、第2弾の開催を記念した記者発表会とニデック京都タワーの点灯式が、京都駅ビル烏丸小路広場で行われた。
ステージにはアルカナ役の声優・村上奈津実さんと公式コスプレイヤーの伊織もえさん、京都市産業観光局長の草木大氏が登場。本稿では、華やかな雰囲気に包まれた当日の模様をレポートしていく。
柄の一つひとつまで職人の手描き。伊織もえさんが世界に一着の「アニス:スター」特注京友禅を披露
草木大氏と村上奈津実さんとともに、まず姿を現したのが「アニス:スター」の着ぐるみだ。今回のキービジュアルと同じ着物を身にまとった姿で登場し、会場を華やかに彩った。
さらに、ひときわ目を引く特別な衣装で登場したのが伊織もえさんだ。伊織さんが身にまとっていたのは、京都の伝統産業を代表する京都手描友禅協同組合の協力のもと制作された、「アニス:スター」仕様の特注着物。描き下ろしイラストを、職人の技によって京友禅で再現した特別な一着となっている。
驚くべきは、その柄まで職人の手によってひとつひとつ描かれていることだ。『勝利の女神:NIKKE』の世界観と京都の伝統技術が融合した、今回のコラボレーションを象徴するような仕上がりとなっていた。
特別な京友禅を身にまとった伊織さんは、「アニスちゃんの隣でコスプレさせていただいて、とてもとても嬉しいです」と笑顔でコメント。その様子を隣で見ていた村上さんは、今回のコラボレーションのキービジュアルに、自身が声を担当するアルカナも描かれていることに触れ、「アルカナ仕様の京友禅もいつか見られたら嬉しいな」と、今後への期待をのぞかせていた。
実はこの京友禅の着物、手描きということもあり、制作には約3カ月を要したという。糸の一本一本、染めのひとハケまで職人がこだわって作り上げたそうで、それだけの手間暇がかけられたことにも納得の仕上がりであった。
こちらの特注着物は、9月15日から20日まで、「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2026」の会場となるみやこめっせ内の京都伝統産業ミュージアムにて展示。その後、9月21日から11月10日まで、BiVi二条のMEGA NIKKE STORE KYOTOの特設イベントスペースでも展示されることが決定している。
アルカナ仕様の京友禅もいつか見てみたいと語っていた村上さん。するとその直後、サプライズとして「アルカナ柄の特製染額」がプレゼントされた。こちらの染額も、先ほどの京友禅と同じ伝統技法を用いて作られたものだ。
ほんの数秒前に口にした願いが、思わぬ形で早くも叶い、村上さんも驚きながら嬉しそうな表情を浮かべていた。
アルカナが京都国際マンガミュージアムを案内。“甘々”な限定ボイスも収録
今回の「NIKKE in 京都」では、京都国際マンガミュージアムで、村上さんが演じるアルカナの音声を聞くことができる企画も実施されている。
館内に約5万冊の漫画が配架されていることをはじめ、ワークショップや紙芝居、カフェなど、ミュージアムのさまざまな魅力をアルカナが紹介してくれるというものだ。
収録にあたって村上さんは、想像を膨らませながらアルカナの気持ちになって演じたとのこと。指揮官のことを思って「プリッ」となる場面もあれば、甘々なセリフも盛り込まれているとして、その聞きどころをアピールしていた。
一方、リリース初期から『勝利の女神:NIKKE』をプレイしているという伊織さん。今回のコラボキャンペーンの見どころは、描き下ろしイラストのキャラクターたちだという。
とくに、着物を身につけたニケが見られるのは、この「NIKKE in 京都」ならでは。そのため、ぜひたくさん見てほしいと語っていた。
ちなみに、スタンプラリーのスポットにもなっている京都国際マンガミュージアムについて、村上さんが職員に尋ねたところ、館内に配架されている約5万冊の漫画とは別に、地下には約25万冊が保管されているという。
残念ながら地下の収蔵スペースを一般来館者が見ることはできないが、その話を聞いた村上さんは興味津々の様子。今度はプライベートでも訪れ、ミュージアムをじっくり堪能したいと語っていた。
トークセッションが終わったあと、続いてニデック京都タワーの点灯式が実施された。カウントダウンとともに、それまで暗かったニデック京都タワーに鮮やかな光が灯り、アニス:スターをイメージしたイエローにライトアップされた。ここで記念撮影が行われ、記者発表会と点灯式は終了となった。
第2弾となる今回の「NIKKE in 京都」では、ニデック京都タワーのライトアップや謎解きスタンプラリーのほかにも、さまざまなコラボ企画が展開される。それらの詳細については、特設サイトなどで実施場所や期間を確認してほしい。









