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レベルファイブ完全新作『デカポリス』試遊レポート。マフィアのボスは銃撃されるし、部下は薬品に溶かされる──見た目はぬいぐるみ、中身は本格サスペンス【TGS2026】

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犯罪だらけの危険な世界に颯爽と飛び込んで、難事件を次々と解決していく──。

そんなかっこいい主人公に憧れたことはないだろうか。証拠を集め、隠された真実を見つけ出し、関係者を集めて犯人を宣言する。そして逃げ出した犯人を追い詰め、自分の手で逮捕する。

そんな刑事ドラマ好きなら一度はやってみたい体験を、最初から最後までしっかり味わえるゲームが、本作『デカポリス』だ。

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『デカポリス』は、自信家のエリート若手刑事ハーバード・マークスとして、現実世界と仮想世界の2つの世界を舞台に凶悪犯を追い詰めていくクライムサスペンスRPG。

『レイトン』シリーズや『妖怪ウォッチ』で知られるレベルファイブが制作・発売を手がける完全新規タイトルとしても注目を浴びているタイトルだ。

今回は、2026年9月17日から開催されているゲームイベント「東京ゲームショウ2026」にて、本作を試遊した感想をお届けしたい。

文/たし
編集/anymo


かわいい見た目とは裏腹に、挑む事件は本格的そのもの。マフィアの銃撃に、ヒトを溶かす化学兵器まで

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本作は、現実世界と仮想世界「DECASIM」のふたつの世界を舞台に進行する。仮想世界「DECASIM」では、本物の町が完全にコピーされており、主人公たちはこの世界で事件の解決に挑むこととなる。

主人公に人間の姿と人形の姿があることに最初は驚いたが、人形の姿は仮想世界のもので、現実では人間の姿として描かれているようだ。

そんな愛嬌のある見た目に親しみを感じたのも束の間、主人公たちはいきなり「3人のマフィア殺人事件」の解決を命じられる。

この見た目でも、起こる事件はしっかりと硬派で本格的なものなのだ。

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実際に聞き込みを進めると、「海外のドローン工場」「ビッグマネーに目がくらんだボスの妻」「マフィアのことを嗅ぎ回っていた部下」など、まさしく裏社会というような情報が多く開示される。

さらに捜査を進めた先のとある部屋では「謎の液体」と「人間の腕」が。直前にはドローンが有機物を溶かす化学兵器を積んでいたこともわかっており、つまり……というショッキングな展開も。

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ここまでドロドロとした凄惨な事件を描いていながら、画面では仮想世界のかわいいキャラクターが視覚的な生々しさを和らげており、そのバランスも印象的であった。

直接的な描写が苦手だが推理や捜査は楽しみたい、という人にとっても手に取りやすい作風となっていそうだ。

捜査から推理まで、刑事の気分を味わえる演出が盛りだくさん

事件現場では、まずは捜査から始まる。現場を見て回り、関係者に聞き込みをしていくのだが、本作では「DECAスキャナー」や「会話スキル」といったシステムを駆使して捜査を進めていくことになる。

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「DECAスキャナー」を使うと、周囲にある証拠品や証人が見やすくハイライト表示され、快適に探索を進めることができる。

一方、証人は話しかけるだけですべてを教えてくれるとは限らない。そこで求められるのが「会話スキル」だ。「追及」「威圧」「共感」などの選択肢から、相手にあった選択肢を選んで言葉を引き出していく必要がある。

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情報が集まったら、いよいよ推理の時間。「エビデンステーブル」に並ぶ証拠や人物のカードを、「事件ボード」の関係図に当てはめていく。ここですべてのカードを正しい位置に収めることができれば事件ボードは完成だ。

写真や証拠が糸で結ばれたボードを前に「ああでもない、こうでもない」とパズルのように当てはめているときは、まるで本当の刑事になったかのような体験ができ、とても楽しかった。

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事件ボードが一通り埋まると、最後に「シンキングビジョン」という総まとめのパートに入る。ここではボードで組み上げた推理を仮説として順に検証していき、正しく組み上がると「シンキングキューブ」と呼ばれる立体が完成する。

これが揃えば推理パートはクリアだ。事件のピースがひとつの形に収まっていく演出と、謎が解ける気持ちよさが噛み合っており実に爽快であった。

そして、関係者を呼び出して犯人を名指しするお決まりの展開もしっかり用意されている。推理を犯人に突きつける瞬間の気持ちよさは、やはり格別なものだ。

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犯人がわかっても終わらない。ちゃんと逮捕するまでやる。武力行使で。

なんと本作は、犯人を指名して終わりではない。

一般的な探偵ものとは違い、しっかり犯人を逮捕するまでが描かれる。本作の主人公は探偵ではなく刑事なのだ。

相手が抵抗すれば、制圧するためのバトルが始まる。

バトルは一見すると普通のターン制コマンドバトルだが、選択肢はかなり特徴的だ。力ずくの武力行使もあれば、相手の感情を揺さぶる技もあり、状況に応じた判断が求められる。

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犯人には「いかり」「こんわく」「きょうふ」「かなしみ」といった感情があり、揺さぶり続けると状態が変化する。たとえば「いかり」なら、攻撃力が上がる代わりに防御力が下がる。相手の特徴を見て、どの感情を揺さぶるかを選ぶことも求められそうだ。

さらに犯人を精神的に追い詰めると「ZONE」という状態になり、そこでうまく心を折ることができれば大ダメージを与えることもできる。相手の心理を読み、適切な作戦を練ることが攻略の鍵となる。

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ただ殴り倒すのではなく、相手の心を折ったり説得して会心させたり、といったことを視野に入れた戦闘というのは、筆者にとってなかなか斬新で新鮮に感じられた。

こういった演出が本編の硬派な物語の中でどのように活かされるのか、とても期待が膨らむ戦闘であった。


『デカポリス』は、魅力的なキャラクター、本格的なサスペンスストーリー、刑事としての捜査体験、そして犯人を鎮圧する心理戦バトルと、刑事になってやってみたいことがぎゅっと詰まった一作だ。

『デカポリス』は、Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Steam向けに、2027年発売予定だ。

©︎LEVEL 5 Inc.

ライター
曲を書いたり、プログラミングをしたり、動画を作ったりしていたら、なぜか文章を書くことになっていた人。アクション、探索、謎解き、考察、RTAなど、自分の能力を試せる系の要素はだいたい好き。『スプラトゥーン』シリーズをやりすぎて人生を棒にふりかけたことがある。
編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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