Team Reptileは、ボールをぶつけ合う対戦アクションゲーム『Lethal League Blaze』を10月25日に発売すると発表した。発表に合わせてゲームプレイを紹介するトレイラーも公開されている。
『Lethal League Blaze』は最大4人で対戦できるアクションゲームだ。バットやステッキ、スケボーなどで武装したキャラクターたちが、画面内を跳ね回るボールをぶつけ合って戦う。
前作『Lethal League』はボールを打って相手にぶつけるだけという単純でわかりやすいルールながら、打ち返すたびに加速する反重力ボールとキャラクターごとに違う必殺技が、奥深いゲームプレイを生み出した。ゲームは上下に打ち分けられるスイング、ボールの勢いを殺すバント、相手をスタンさせるパリィ、そして必殺技という要素で成り立っている。
『Lethal League Blaze』では、これらの要素に加えて相手にボールをダイレクトに投げ返すスローイングが登場し、グラフィックも2Dから3Dとなって演出も大幅にパワーアップしている。
オンライン、オフライン問わず遊べる対戦は、前作までの大乱闘(フリーフォーオール)、チームバトル、相手ではなくステージに配置された的を狙うストライカーの他に、詳細は明かされていないがリーサルバレーという新しいルールが加わった。
トレイラーには『Lethal League』でおなじみキャラクター達の他に、ジェットパックをつけたインラインスケーターのJET、両手にコンセントプラグをつけたGrid、そして巨大な手錠で武装した元警官のNitroという新キャラクターが登場している。
前作では隠しキャラクターだったDoomboxも完全プレイアブルキャラクターとして登場する。リリース時でも前作の倍以上のキャラクターが用意されているというが、ゲームリリース後も続々追加される予定だ。
シングルプレイはアーケードモードだけでなく、新たにイベントベースのストーリーモードが追加される。ストーリーモードは前作になかった要素だが、クールなキャラクターたちが繰り広げるストーリーに期待したい。
前作でも好評を博したストリート風のアートスタイルは3Dとなった『Lethal League Blaze』でも踏襲され、まるで『ジェットセットラジオ』のような印象を受ける。そんな印象を受けてか、『ジェットセットラジオシリーズの長沼英樹氏も本作へ楽曲を提供している。今回公開されたトレイラーで流れるのは、長沼氏が提供した「AIN’T NOTHIN’ LIKE A FUNKY BEAT」だ。
その他にもフランク・クレパック氏やPixelord氏、Bignic氏、そして前作からお馴染みのクラウス・ヴィーン氏も楽曲提供を行っている。
I composed music for "Lethal League Blaze" by @ReptileGames!! And it's called "AIN'T NOTHIN' LIKE A FUNKY BEAT" Check out the latest trailer here→https://t.co/S7O0lrzePt
— HIDEKI NAGANUMA|CEO OF FUNKY FRESH BEATS (@Hideki_Naganuma) September 10, 2018
チーム・レプタイル社による「リーサル・リーグ・ブレイズ」に楽曲提供しました!最新トレーラーをヨーチェキラッ! pic.twitter.com/dcrok6PD9h
『Lethal League Blaze』の開発を手がけるTeam Reptileは、2011年に結成されたオランダのヒルフェルスムに拠点を置くデベロッパーだ。2013年に処女作『Megabyte Punch』をリリース。処女作開発中に得た、ヒットとリフレクションのメカニズムを更に拡張するゲームとして『Lethal League』の開発に着手する。
Flashゲームとして開発された『Lethal League』プロトタイプは、「Ultimate Fighting Game Tournament 9」にミステリーファイティングゲームとして初公開され、その後もYoutubeやTwitchのストリーマーを中心に人気を博す。フルゲームとして正式にリリースされた『Lethal League』は、PCだけでなくPS4とXbox Oneでもリリースされた。
『Lethal League Blaze』はSteamで10月25日より発売される。また、前作同様Xbox OneとPS4に加えてNintendo Switchでも2019年春頃発売される。ストーリーモードだけでなく、謎の新ゲームモード「リーサルバレー」の詳細も楽しみだ。前作以上にかっこよく進化した本作の発売を心待ちにしたい。
文/古嶋 誉幸