Sony Interactive EntertainmentはPlayStation 4版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)を英語圏向けに正式発表した。発売日は12月7日。ディスク版、ダウンロード版ともゲーム本体は30ドルとなっている。
ゲーム本体のほかに「Vikendi Event Pass」【※】とゲーム内通貨であるBPとG-Coinが一定数付く複数の限定版も販売される。Survivor’s Digital Editionが「Vikendi Event Pass」と2300G-Coin、20000BPがついて50ドル。Champion’s Digital Editionが「Vikendi Event Pass」と6000G-Coin、20000BPがついて60ドルとなる。
※Vikendi Event Pass: イベントパスとは今年に入り『PUBG』に追加されたシステム。期間限定のミッションをこなすことでレベルを上げ、報酬を得られる。『Fortnite』におけるバトルパスに近い。Vikendiは近日『PUBG』に追加されると噂されている新マップだ。
また、PlayStation 4独自の予約特典として『PUBG』内で利用できる『アンチャーテッド』のネイサン・ドレイクのスキンと、『The Last of Us』のエリーのバックパック、『PUBG』テーマのアバターとPS4用テーマが配布される。
『PUBG』は韓国のBluholeが開発するバトルロイヤルシューターだ。広大なマップに100人のプレイヤーが同時に飛び込み、マップに点在するアイテムを集めながら最後のひとりになるまで戦う。『PUBG』は、このバトルロイヤルルールを用いたシューター人気の火付け役となり、多くのフォロワーを生んだ。
同作においては2017年12月20日にPCで正式版がリリースされて以降、Xbox Oneでもリリースされたほか、iOSとAndroidで『PUBG MOBILE』がリリースされている。
なお、バトルロイヤルゲームで勝利することを「ドン勝」と呼ぶことがあるが、これは本作の勝利時のメッセージ「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」から取られている。
PlayStiton 4版『PUBG』は以前より韓国のレーティング機構に登録されていることがTwitter上で噂され、フォーラムではソニーのサーバーに『PUBG』が登録されていることも発見されるなど、未発表ながらもその存在は確実視されていた。今回の発表で正式に認められた形となる。
火付け役として絶大な人気を誇った『PUBG』は、その後PC版ではアップデートやチーター問題によりやや勢いを失っており、実際にSteamでゲームを遊ぶプレイヤー数の推移を記録するSteamchartsによれば、プレイヤー数は2018年に入ってから減少を続けている。だが、いまだその規模は大きく、PlayStation 4版のリリースでより多くの参戦者を獲得することは間違いない。
文/古嶋誉幸