疫病が蔓延した町で「医師」が12日間を過ごす。合法的な取引も略奪も許されたオープンワールドサバイバル『Pathologic 2』5月Steamで配信へ

 tinyBuild Gamesは、Ice-Pick Lodgeが開発する一人称視点アドベンチャーゲーム『Pathologic 2』の発売日を5月23日と発表した。Steamでリリースされたあと、2019年後半にはXbox Oneでもデジタル版がリリースされる予定となっている。

 『Pathologic 2』は人里離れた田舎町が舞台であり、ここでは謎の疫病が発生している。プレイヤーは医師の「The Haruspex」ことArtemy Burakhとして、自分の父を殺した犯人を見つけることが目標だ。そのためには疫病により秩序が崩壊しつつある町で12日間生き残り、疫病の原因と言われる双子を探し出さなければならない。

 ゲームはオープンワールドでノンリニアな進行を特徴としており、与えられた12日間は何をしても構わない。父の仇を探すかたわら、喉の渇きや飢えを凌ぐために殺人や略奪を行うことも、町の人々との取引を合法的に行う道も探すこともできる。医師としての能力を生かして他人を助けることもできるが、誰も彼もを救えるわけではない。

 町には敵対する人物だけでなく、中立的な人々もいる。彼らを支援して味方にしたり、あるいは誰の助けも借りずに戦い抜くこともできる。しかし崩壊していく社会では、お互いが損をする「Loose-Loose」となるような難しい選択を迫られることもある。

(画像はSteam 『Pathologic 2』より)

 『Pathologic 2』は2005年に発売された『Pathologic』のリマスタープロジェクトから始まったタイトルとなっている。オリジナル版は3人の主人公からひとりを選び、「砂の疫病(Sand Plague)」によって崩壊した街で父の仇と疫病の原因を探りながら12日間生き抜くことを目指すことになる。

 現在では古くなったシステムやグラフィックを刷新し、ほぼ新作と呼べるほどとなったリメイク版『Pathologic』は、新たなナンバリングが与えられ『Pathologic 2』と改名された。よって『Pathologic 2』は前作のその後を描く続編ではなく、ゲームの内容自体はオリジナルと共通している。

(画像はSteam 『Pathologic 2』より)

 なお開発チームは2018年11月にロシアの深刻な経済危機のあおりを受けており、実装が予定されていた3人の主人公のうちのひとり、The Haruspexのみ遊べるバージョンを先にリリースすることを発表。その後、何らかの形で残りふたりの主人公のストーリーを実装するとしていた。『Pathologic 2』のSteamストアページを見る限り同作は早期アクセス扱いではないようだが、プレイアブルとなるキャラクターがどのようなかたちで追加されるのかは今後の続報を待ちたい。

ライター/古嶋 誉幸

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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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