SNKは韓国で行われた投資家向けの広報記者会見にて、「NEOGEO mini」の期待を上回る販売台数に後押しされ、「NEOGEO 2」と「NEOGEO 3」を企画していることを発表した。海外メディアRuliwebが伝えている。
質疑応答ではこの正体不明の新しいコンソールについて質問がいくつかあったが、これらのコンソールが「NEOGEO mini」の後継機では無いこと、そして「NEOGEO 2」はクローズドな「NEOGEO mini」の方向性とオープンプラットフォームの方向性の中間の形式を取るということのみが現時点では伝えられている。
NEOGEO miniは液晶モニタの付いたアーケード筐体を模して作られた小型コンソールだ。『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズや『サムライスピリッツ』といった格闘ゲームから、落ち物パズルゲームの『ジョイジョイキッド』、シューティングゲーム『ティンクルスタースプライツ』など、人気のゲームが40本収録されている。収録内容や筐体のデザインを変えた「インターナショナル版」と「クリスマス限定版」も存在している。
「NEOGEO miniが閉鎖的なコンソールである」との発言から考えると、本体とは別にカートリッジやディスクを用意する従来のコンソールがオープンプラットフォームではないかとも予想される。何らかの方法で収録ゲームを追加・変更が可能なのか、あるいはネオジオのゲームソフトがカートリッジで遊べ、なおかつ本体だけでもあらかじめインストールされたゲームを遊べるのか。「NEOGEO 2」はいずれかのようなハードになるのかもしれない。
また、新作情報としてテンセントのTimi Studioが開発するモバイル版『メタルスラッグ』のほかに、『メタルスラッグ』ベースのコンソールゲームが開発中であることも明かされた。コンソールでシリーズ作品がリリースされるのは2009年にPSPでリリースされた『メタルスラッグ7』のマイナーチェンジバージョン『メタルスラッグXX』以来のことになる。こちらもゲームの内容や発売日などは全て未発表だ。
ライター/古嶋誉幸