スウェーデンのデベロッパーBad Yolk Gamesは、新作ロボット開発サンドボックスゲーム『Main Assembly』を発表した。対象プラットフォームはPC(Steam)。2019年第4四半期に早期アクセス販売が開始予定で、2020年末までに正式リリースすることを目指している。
『Main Assembly』は、特的の機能や役割を持つモジュール型の部品と、それらを繋ぎ合わせるクラフトツールを使ってさまざまなロボットを設計するサンドボックスタイプのゲームだ。シングルプレイでさまざまな課題を解決するためのロボットを製作したり、マルチプレイで自分の作ったロボットで他のプレイヤーと一緒に遊ぶことができる。
ロボットの製作はハードウェアだけでなく、制御するためのソフトウェア開発も含まれる。さまざまなノードをつなぎ合わせるビジュアルプログラミングインターフェースを備えており、プログラミング知識がなくともプログラムが制作できるが、熟達すればさまざまなタイプの自動化が可能となる。
ゲームには高度な物理エンジンが搭載されており、ダメージを受けることでロボットはシャーシが変形するなどし、動作に影響を与えるような破壊が起きる。また、空気力学も導入されており、飛行機を作ることも可能。公式Twitterアカウントでは、カヌーを漕ぐロボットも紹介されており、陸海空で活躍するロボットを制作できるようだ。
マルチプレイではシングルプレイで製作したロボットをロードしたり、マルチプレイ中にその場でロボットを制作することもできる。マルチプレイの詳細は語られていないが、映像やスクリーンショットを見る限りではレースや戦闘などを楽しめるのかもしれない。
Me trying to reach the surface of my to do list before vacation. 🤣 @BadYolkGames #gamedev #indiedev #IndieGameDev #indiegame #vacay #gameart pic.twitter.com/xTgwoaSVah
— Princess® (@BadyolkPrincess) July 19, 2019
早期アクセス版ではロボットの製作、プログラミング、ロボットの破壊システムや空気力学やシングルプレイの課題など、ゲームの大まかな特徴はすべて搭載される予定となっている。早期アクセスを通じてコミュニティからフィードバックを集め、より洗練された製作システムやパーツの追加を目指すという。
ゲームを開発するBad Yolk Gamesは、『Wolfenstein The New Order』や『DOOM』などの開発に携わった元Machine Gameのスタッフが中心となって2017年に結成された。その後『Syndicate』や『Just Cause』など、スウェーデンのデベロッパーの作品に携わってきたスタッフが参加し、現在は11名のスタッフが在籍している。公式サイトには「チームに健康で幸せな職場環境を提供することに重点を置いています。」と書かれており、近年さらに話題に上がることが多くなったクランチ問題への対応にも力を入れているデベロッパーのようだ。
『Main Assembly』は2019年第4四半期に早期アクセスがスタートする予定だ。2020年末に正式リリースを目指し、正式リリーズ時には価格が上る可能性があることもあわせて発表されている。興味がある方はウィッシュリストに登録し、早期アクセススタートを待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸