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海外でR指定ホラー映画『Weapons』が異例の大ヒットを記録、スティーブン・キングも「非常に恐ろしい。大好きだ」と太鼓判。17人の子供たちが失踪した事件を「群像劇スタイル」で描く異色ミステリー・ホラー

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8月8日に全米で公開されたホラー映画『Weapons』が、公開2週目で全世界興行収入1億4800万ドル(約218億円)を記録し、大ヒットを記録している。

またアメリカ本国では興行収入チャートのトップに返り咲いており、初週末以降に興行収入が急落することで知られるR指定ホラー映画としては「異例」だと、海外メディアVarietyが報じている

『Weapons』は、『バーバリアン』などで知られるザック・クレッガー監督・脚本による新作ホラー映画。さまざまなキャラクターの視点から描かれる「群像劇ミステリー・ホラー」となっている。

舞台はペンシルバニア州メイブルックの町。ある日、3年生クラスの「17人の子供たち」が突然、家から飛び出し、同じ時刻に行方不明となった。残ったのはアレックス・リリーという生徒ひとりだけだ。

警察の捜査が遅々として進まないことに苛立ち始めたある保護者は、独自に調査を開始した。またある人は、失踪事件への関与を疑われてしまう。この不可解な事件の真相は何なのか。

海外でR指定ホラー映画『Weapons』が異例の大ヒットを記録、スティーブン・キングも「非常に恐ろしい。大好きだ」と太鼓判_001
(画像はWarnerBros.com | Weapons | Moviesより)

本作は批評集積サイトRotten Tomatoesでは、325人の批評家のレビューのうち94%が肯定的な評価となっている。アリ・アスター監督の『ヘレディタリー/継承』のような「現代ホラー映画の古典」と、賞賛が集まっている。

またホラー小説の巨匠スティーブン・キングも自身のXアカウントで「自信に満ちた語り口で、非常に恐ろしい。大好きだ」と太鼓判を押している。

なお本作のザック・クレッガー監督は、次回作は『バイオハザード』のリブート映画が予定されている。「PlayStation Productions」が製作に携わり、『Weapons』と同じく監督と脚本を担当する。

ホラー映画『Weapons』の日本での公開は未定。今後の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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