Elastic Gamesは11月27日(水)、5vs1非対称対戦ホラーゲーム『Last Year』をSteamで12月10日(火)に発売することを決定した。本作品は2018年にゲーマー向けチャットアプリの「Discord」で、定額制サービス「Nitro」の加入者向けに独占配信されていたが、Discordストアの停止にあわせて10月16日にゲームの提供を終了している。
『Last Year』は、呪われたカードゲームを一緒に遊んでいた5人の高校生が得体の知れない恐怖が潜む悪夢へと引き込まれるところから始まるゲームだ。彼らは夢とも現実とも区別がつかないこの世界から逃げ出すために準備を進めていく。一方、「6人目」の殺人者はさまざまな方法で高校生を追い詰めていき、彼らを絶対に逃がすまいとする。
非対称の対戦ゲームといえば、Behaviour Interactiveが有名どころだ。代表作『Dead by Daylight』や制作協力を行った『IdentityV 第五人格』が人気を集めているが、同社が開発しているもののプレイヤー数を確保できずに無料化・サービス終了が決まっている『Deathgarden:BLOODHARVEST』のようなケースもあり、プレイヤー人口に大きく依存するゲームジャンルである。
『Last Year』は、生存者側がアイテムや武器をステージ上で制作して殺人者に対抗できる。そのため、一方的に逃げ続けるだけでなく、殺人者を倒すことで脱出までの時間を稼ぐアグレッシブな戦略も可能だ。殺人者側は倒されても復活するほか、透明になってステージを移動して視界の外から奇襲を仕掛けられる「プレデターモード」を使用可能で、お互いに倒すため、倒されないための高度な戦略とプレイヤースキルを要求される。
今回配信される『LAST YEAR: Afterdark』はDiscordで独占配信されていたころの追加チャプター第1弾で、Steamでの配信日に同時リリースされる予定だ。
ライター/ヨシムネ