新作『カオスコードNEXT』を含む新タイトルの開発中止をF K Digitalが発表。数年前にプロデューサーの弟が死去、開発続行が精神的に困難な状況だった

 F K Digitalは、2D対戦格闘ゲーム『カオスコード』シリーズの開発中の新作『カオスコード ネクストエピソードオブエクストリームテンペスト(仮)』(以下、『カオスコードNEXT』)を含む、あらゆる新タイトルの開発を中止することを発表した。同社は『カオスコード』シリーズ、『疾風のうさぎ丸』シリーズなどの作品で知られる。

(画像はYouTube「Chaos Code NEXT (FKDCUP2020 Special PV)」より)

 『カオスコード』シリーズのプロデューサーを務めるMickey Lin氏は、今回の決断に至った最大の理由として、同シリーズのディレクター・主要スタッフで弟のMichael Lin氏が2017年12月25日に逝去し、開発の続行が不可能な状態となっていたことを初めて明かした。なお、長期的な問題としての人材、予算の不足も長期的な問題として挙げている。

 Mickey氏は当時、F K Digitalの社員にもこのことを知らせなかったとも明かしており、「2年前、夢を追い続けると決めた時も、難しい決断でした。」と当時を振り返っている。

 Michael氏を失ったMickey氏は、周囲の助けを借りながら、新作の開発を進めていた。しかし、そのサポートも残念ながら最近になって失われ、すでに開発を続けられる精神状態にはないという。

 Mickeyの公開した声明文では、両親、オーストラリアでの学生時代に出会った日本人の友人「SAKURA」さん、知識やサポートを提供してくれたアークシステムワークスの木戸岡稔氏へ感謝の言葉を贈っていた。

 また、全ての関係者、F K Digitalの社員、『カオスコード』シリーズを愛してくれたゲームセンターやプレイヤー達にも同様に感謝の意を示している。

 そして最後に、38年間を共に過ごし、共に遊び、共に夢を追いかけてきた最愛の弟、Michael氏への想いをつづっている。今はただ、苦渋の決断を下したMickey氏の心中を察するとともに、Micheal氏への深い追悼の意を表したい。

ライター/ヨシムネ

ライター
ヨシムネ
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
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