SIEとフェイスブックが「GDC 2020」への出展取りやめを発表、新型コロナウィルスの感染リスクを懸念する動き。GDC運営側は予防対策による安全性を改めて強調

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)およびフェイスブックは、アメリカ・サンフランシスコで現地時間3月16日から4日間行われる予定の「Game Developers Conference 2020」(GDC、ゲーム開発者会議)への出展を取りやめることをそれぞれ発表した。

(画像はGDC 2020: Plans For A Successful And Safe Eventより)

 SIEは海外メディアGamesIndustry.bizに対して「新型コロナウイルス(COVID-19)に関する懸念の高まりにより、GDCへの参加を取りやめる難しい決断を下した。ウイルスや世界的な旅行制限に対する状況は日々変化しており、これが最良の選択肢であると感じている。」とのコメントを発表し、従業員の健康と安全が最大の懸念事項であるとの考えを示した。

 一方のフェイスブックはVR(仮想現実)関連の製品を取り扱うグループ企業Oculusの公式ブログにて、ブース出展の取りやめおよび従業員の参加自粛を要請する方針を表明した。

 ただし、映像公開やオンライン形式のQ&A、今後数週間でのリモート会議など、デジタル方式の発表をGDCに合わせて行うという。

 GDCの広報担当者は公式サイトにて「今年のGDCに参加する550社のうち、中国系メーカー約10社はアメリカ政府による検疫および安全対策によって、出展を取りやめるか北米のスタッフを配置する必要がある」と説明。

 また「対策のため、全参加者のうち約2%にあたる中国を拠点にする開発者は参加しない」との前提で、世界保健機関(WHO)およびアメリカ疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインを遵守し、現地の関係機関と連携して感染予防に努めることを改めて表明した。

 ゲーム業界においても新型コロナウイルスの影響は大きく、任天堂は「Nintendo Switchなどの生産および出荷の遅延が避けられない見通し」としてお詫び文を掲載しているほか、2月に台湾で開催予定だった「台北ゲームショウ」は6月への延期を発表した。

 また、『The Outer Worlds』を発売するPrivate Divisionは、Nintendo Switch版の移植を担当するVirtuosへの影響により、同作を延期する見通しをTwitter上で伝えた。あわせて、同作のゲームカードパッケージ版の発売決定を発表している。

 以上のほかにも様々な会社のゲーム開発やイベントの延期・中止など、大きな影響と実質的な損害を与えている。新型コロナウイルスの影響はいつまで長引くのだろうか。

ライター/ヨシムネ

ライター
ヨシムネ
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
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