トゥーキョーゲームスは、2020年7月から放送予定のTVアニメ『アクダマドライブ』を正式発表した。公式サイトと公式Twitterをオープンし、あわせて第1弾となるプロモーションビデオを公開している。
『アクダマドライブ』は「全・員・悪・玉」というキャッチフレーズのもと、『ダンガンロンパ』シリーズの小高和剛氏がストーリー原案、小松崎類氏がキャラクター原案を担当。アニメーション制作はstudioぴえろが手掛ける。
本作では高度に発達しながらも歪んだ社会を舞台に、「アクダマ」と呼ばれる犯罪者たちの生き様が描かれる予定となっている。作中では、かつて「カントウ」と「カンサイ」の間で戦争が起き、カンサイはカントウの属国となり独自の発展を遂げている。政治と警察が衰退した時代に生きたアクダマたちが、己の生き方と美学を貫き、お互いの魂をぶつかけあうという。
作中ではアクダマである「一般人」、「運び屋」、「喧嘩屋」、「ハッカー」、「医者」、「チンピラ」、「殺人鬼」と呼ばれる7人がメインキャラクターとなる。「一般人」役に黒沢ともよさん、「運び屋」役に梅原裕一郎さん、「喧嘩屋」役に武内駿輔さん、「ハッカー」役に堀江瞬さん、「医者」役に緒方恵美さん、「チンピラ」役に木村昂さん、「殺人鬼」役に櫻井孝宏さんが、それぞれキャラクターを演じる。
「一般人」を除いて不穏な名前が並ぶが、『ダンガンロンパ』シリーズのプレイヤーならば「一般人」から逆に不穏な響きを察知するだろう。小高氏は本作を『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』、『ユージュアル・サスペクツ』などの1990年代クライム映画に例えており、軽快なテンポによる群像劇が展開されそうだ。
監督にはTVアニメ『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』の田口智久氏、シリーズ構成はTVアニメ『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』の海法紀光氏、キャラクターデザインには『PERSONA5 the Animation』のCindy H. Yamauchi氏と豪華スタッフが集結。トレイラーではリッチなアニメーション表現が確認できる。関西をモデルにした独自のサイバーパンクのビジュアルにも注目だ。
【アクダマドライブ オシラセ⑥】
— TVアニメ『アクダマドライブ』公式 (@akudamadrive) March 13, 2020
7月放送開始を記念して、AbemaTVにて3/21(土)14:15から、スタッフ&キャスト出演によるトクベツ生番組の放送が決定!初公開情報をお届け!
出演:小高和剛、田口智久、富永禎彦、黒沢ともよ、梅原裕一郎、櫻井孝宏https://t.co/HUWHW6fZzZ#アクダマドライブ pic.twitter.com/sqUhLAHli4
なおAbemaTVでは3月21日土曜日の14時15分から、スタッフ&キャスト出演による特別生番組を実施するという。まだまだ謎が多い作品だが、生放送や公式Twitterの続報を見逃さないようにしよう。
ライター/福山幸司