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『夜勤事件』の作者による新作ホラーゲーム『Onryo | 怨霊』が4月24日に発売決定。グラフィックはさらにパワーアップ、日本の古い家屋や神社が舞台か

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 『Inunaki Tunnel | 犬鳴トンネル』『Stigmatized Property | 事故物件』『The Convenience Store | 夜勤事件』を開発したChilla’s Artは、新作『Onryo | 怨霊』ストアページをSteamでオープンした。価格は不明。4月24日に発売予定となっている。

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(画面はSteam『Onryo | 怨霊』より)

 『Onryo | 怨霊』の舞台やストーリーは現在のところ不明だ。公開されたスクリーンショットを見ると、過去作よりもさらにビジュアルが強化されていることがわかる。炊飯器や古いガスコンロが置いてある古い民家にあるような台所や、また洗面所と一体になった狭いトイレの画像も公開されている。また大量の鈴が写っている画像もあり、神社や礼拝所も舞台のひとつに含まれているかもしれない。

 詳細が発表されておらず、詳しい内容はスクリーンショットから想像を膨らませるしかない。現在のところわかっているのは、『Inunaki Tunnel | 犬鳴トンネル』などでも使われていたVHS的なテープノイズのエフェクトは踏襲されており、日本のホラー映画から影響を受けているという。

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(画面はSteam『Onryo | 怨霊』より)
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(画面はSteam『Onryo | 怨霊』より)
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(画面はSteam『Onryo | 怨霊』より)

 開発者のChilla’s Artは、アメリカ育ちの日本人二人組みのインディークリエイター。兄弟でゲームを開発しているという。日本を舞台にした短編ホラーを得意としており、多作であり、2019年9月に発売した『Aka Manto | 赤マント』以来、約1ヶ月から2ヶ月ごとのペースで新作を発売している。

 初期はどちらかというと初代プレイステーション時代を彷彿とさせるローポリゴンによるホラーゲームを特徴としていたが、2月18日に発売した『The Convenience Store | 夜勤事件』では高品質なグラフィックに挑戦。「コンビニ夜勤のホラーゲーム」がテーマという新奇性もあり、これまでのChilla’s Artのゲームのなかでも特に話題となっている。各種ゲーム実況などでも好評だ。

 現在はほかにも島が舞台のRPG要素もある『Jimmu | 神武』を開発中。当初は今年2月末に発売する予定だったが、まだリリースに到っておらず、開発が伸びているようだ。『Onryo | 怨霊』は、『The Convenience Store | 夜勤事件』と同じくスクリーンショットからは高品質なグラフィックが確認できる。本作が気になった人は、忘れないうちにウィッシュリスト登録をしておこう。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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