開発スタジオ「Mathieu」は、アリと人間に別れて戦う非対称型対戦ゲーム『Domin’Ant』のSteamストアページを公開した。4月から早期アクセス配信をスタートする。ゲームプレイの基本的な部分はすでに完成しており、早期アクセス期間は6ヶ月以内を予定しているという。
『Domin’Ant』は老朽化した家で孤独に暮らす40歳のアルコール依存症患者「ジェラルド」と、彼の住む家を破壊しようとするアリの「カサンドラ」に別れて戦うマルチプレイ対戦ゲームだ。
カサンドラとなったプレイヤーは仲間のアリを率い、彼らの能力を最大限活用しながらジェラルドを家からたたき出すことを目指す。スクリーンショットを見る限りアリにしてはかなり巨大だが、一匹の力は人間に遠く及ばない。無慈悲なジェラルドの足の裏を避けながら、仲間と協力して目的を達成しなければならない。
人間側であるジェラルドはスコッチ、本、足の裏などのツールを使い、家を破壊される前にアリとその蟻塚を駆除することが目的だ。
ゲームの詳細なルールについては現時点で公開されていないが、早期アクセスの解説を読むと「メインキャラであるジェラルドとカサンドラ、5つのトラップ、5つのボーナスアイテム」がすでに実装されているとのこと。また、正式リリース時までには「新しい昆虫やスキン、トラップ、マップ」などが追加予定であることも明らかにされている。
ゲームの概要とこの解説をあわせると、さまざまなツール(トラップ)を駆使してアリと蟻塚の駆除を目指す人間と、蟻塚を拠点として持つアリの軍勢を率いて戦う昆虫側に別れて戦う作品になると考えられそうだ。スクリーンショットではアリが人間の腕に噛み付く様子や、なにかが壊れ白煙が吹き出しているようなシーンが写し出されている。
不明な部分は多いが、スクリーンショットのグラフィックは本格的で、まったくサイズ感の異なるアリと人間が家の覇権を巡って戦うという、まるでコメディのような対戦シチュエーションは興味深い。どのようなゲームになるかまだわからないが、気になる方は『Domin’Ant』をウィッシュリストに登録して発売を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸