「Humble Bundle」は、新型コロナウイルスに対応する組織を支援するチャリティバンドル「HUMBLE CONQUER COVID-19 BUNDLE」の販売をスタートした。
期間は本日4月1日より1週間。支払い額はユーザー自身が決定する方式で、最低額は30ドル(約3300円)から。全コンテンツを通常購入した場合の価格は1071ドル(約11万円分)となっている。
対象となっている作品は『UNDERTALE』や『Into The Breach』を含む45本のゲームや、英語版『FAIRY TAIL ハッピーの大冒険』第1巻を含む複数の電子書籍、音楽制作ソフト『Music Maker EDM Edition』とその中で使える10ドルクーポンなど。サポートする団体は貧困や緊急の時に衣料品などを提供するDirect Relief、国境なき医師団といった4団体が選べ、支払額をどれだけどの団体に寄付するかも選べる。
■ゲームリスト
・Into The Breach
・UNDERTALE
・Hollow Knight
・Wizard of Legend
・Locked contentTotally Accurate Battle Simulator
・The Witness
・SUPERHOT
・Fahrenheit: Indigo Prophecy Remastered
・Darksiders II Deathinitive Edition
・Darksiders Warmastered Edition
・Sniper Elite 3
・This Is the Police
・The Jackbox Party Pack 2
・Stick Fight: The Game
・Brothers – A Tale of Two Sons
・Party Hard
・Worms Revolution
・Europa Universalis IV
・Tropico 4
・GNOG
・Broken Age
・Brütal Legend
・Psychonauts
・Double Fine Adventure
・PAC-MAN™ CHAMPIONSHIP EDITION 2
・Pikuniku
・World of Goo
・Super Hexagon
・VVVVVV
・Hacknet
・A Mortician’s Tale
・A Good Snowman Is Hard To Build
・Magicka
・Rebuild 3: Gangs of Deadsville
・Agents of Mayhem
・DUCATI – 90th Anniversary
・Speed Brawl
・HIVESWAP: Act 1
・Alien Spidy
・Stealth Inc 2: A Game of Clones
・LostWinds
・Zombotron
『Into The Breach』は『FTL』のSubset Gamesが製作したターンベースストラテジーゲームだ。エイリアンの脅威から人類を守るため、ロボット軍団を率いて戦う。敵の行動が事前にわかるため、戦闘が始まれば最善の手を考えながらコマを動かす詰め将棋のようなパズル的戦闘が展開する。しかし、それまでに手に入れたアイテムやロボットの成長の方向性で戦闘の進行は大きく変わる。評価も高く、今回のバンドルでも目玉と言える商品だろう。
『UNDERTALE』は日本でもさまざまな層に受け入れられた「誰も死ななくていいRPG」。敵を殺す必要が無く、ボスと友だちにだってなれる。プレイヤーの選択の重要性や多数のメタ要素、90年代の王道RPGをリスペクトしながら独自の色を出すことで高い評価を得、世界中でヒットした。
『Hollow Knight』は剣戟が主体のメトロイドヴァニア。美しくも優しいアートスタイルで描かれる世界や個性豊かなキャラクターたち、攻撃、回避、ダッシュを駆使した手強い戦闘、メトロイドヴァニア作品らしい探索が魅力。
「HUMBLE CONQUER COVID-19 BUNDLE」には大量の作品が登録されており、例えこの中の半分を持っていたとしても十分にお得だと言えるバンドルだ。家にこもってやるゲームが無ければ、医療現場で活躍する人々を支援して家にいながら世界を救ってほしい。
ライター/古嶋誉幸