505 Game Japanは、PC版『DEATH STRANDING』の発売日を6月3日から7月14日に延期すると発表した。新型コロナウイルスによるリモートワーク体制移行の影響だという。PC版は、Steam、Epic Games Store、パッケージ版の販売が予定されている。
新型コロナウイルス流行に伴う開発チームのリモートワーク体制移行の影響により、PC版「DEATH STRANDING」の発売日を2020年7月14日(火)に延期させていただくことが決定いたしました。楽しみにお待ちいただいていたファンの皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願いします。 pic.twitter.com/f8DHiNHJi0
— 505 Games Japan (@505GamesJapan) April 21, 2020
PC版『DEATH STRANDING』は、ハイフレームレートとウルトラワイドモニターに対応、PS4版でも後で追加されたフォトモードも実装されている。よりハイクオリティな品質を求める世界中のPCゲーマーが発売を楽しみにしていただろうが、残念ながら新型コロナウイルスによって、発売延期する事態となった。
本作は、「デス・ストランディグ」という謎の現象によって文明が崩壊した世界が舞台。時雨(タイムフォール)とと呼ばれる、物体の時間を進める特殊な雨によって、人類のほとんどは地下で暮らしており、地上からは人の姿が消している。
この世界設定が、新型コロナウイルスによる外出自粛要請やロックダウンによって、都市から人々の姿が消した現在の姿と重なり、『DEATH STRANDING』は「新型コロナイウルスを予見していた」として、SNSなどで再び注目を集めている。
在宅テレワークやビデオ会議、ウェブミーティングなどで #DeathStranding の世界を活用してください!
— KOJIMA PRODUCTIONS (@KojiPro2015) April 9, 2020
世界の明日のために、今日を繋ごう!#バーチャル背景画像#デススト #DeathStrandingPhotoMode pic.twitter.com/LY2jDCT5YN
一方で先月にはKOJIMA PRODUCTIONSの社員が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。オフィスの閉鎖、消毒、全社員を対象としたテレワークに移行していると発表していた。今回の発売延期はその影響がでた形だ。
世界中でソーシャル・ディスタンスと呼び声がかかるなか、PC版『DEATH STRANDING』の世界でゆるやかに人々が繋がるのは、もうしばらく辛抱する必要がありそうだ。
ライター/福山幸司