ゲーム開発スタジオ「Greylock Studio」は、スタイリッシュなアクションが特徴の一人称視点FPS『IMPACT』のSteamストアページを公開した。2020年春より早期アクセス配信がスタート予定となっている。
『IMPACT』は、「ウォールラン」や「スライディング」、またFPSでは珍しい「バックフリップ」など、ありとあらゆる体術を駆使して無数の敵と戦うスタイリッシュなFPSだ。拳銃やショットガン、ライフルなど、さまざまな銃器が用意されている。ハイテンションな戦いを続けるためにリロードはないという。
銃だけでなく、パンチやキック、ドロップキックなどの格闘戦も可能。体術では主人公の体も大きく動くが、時間の流れを遅くするバレットタイムも搭載しており、敵の弾丸をかわしながら冷静に反撃できるようになっている。
プレイヤーは自由を求めて闘う隻腕のガンマンとなり、悪人で満載の超高層ビルで大暴れする。敵には分隊ベースのAIが実装されており、流動的な戦闘が楽しめるという。また、ビルの内装はすべて破壊可能となっており、かつて対戦車用にも使用されていたという「.50 cal弾」でカバーごとぶち抜いて敵を倒すといった力技も存在するそうだ。
春から開始予定の早期アクセスは6ヶ月から12ヶ月にわたり続く予定だ。戦闘システムはすでにほぼ完成しており、早期アクセス期間中は8つのアリーナやスピードランニングモードを実装しているという。今後はプレイヤーのフィードバックを受けながら、ストーリーキャンペーンの実装、銃や音楽などのコンテンツを増やしていく。
いわゆる「バレットタイム」のような時間操作を取り入れたFPSといえば『F.E.A.R.』や『SUPERHOT』などが存在するが、本作はさらにアクションにフォーカスした作品となっている。数で劣る戦場をプレイヤーが支配する感覚はゲームのトレイラーを見ても存分に感じられ、これらの作品が好きならば間違いなく興味を引かれるはずだ。
これだけの動きをゲーム内で行うにはどれくらい練習すればいいのか、3D酔いはどれほどなのか、気になるところは多いが、まずはSteamのウィッシュリストに登録し、発売日を待ちたい。
ライター/古嶋誉幸