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『プラグマタ』ディアナの“裸足”は人類文化に触れていない“アンドロイドらしさ”の表現だった──発売が迫る完全新作を先行プレビュー&開発者インタビュー

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カプコンが贈る完全新作ゲーム『プラグマタ』

本作は、月から“物体情報をコピーして生成できる夢の素材”が発見された近未来を舞台に、地球と連絡が取れなくなった月施設を調査するSFアクションアドベンチャーだ。

システム監査員の「ヒュー・ウィリアムズ」とアンドロイドの少女「ディアナ」のコンビが、月施設のAI「IDUS」の暴走を発端に、各地で暴走するボットを退けながら地球への帰還を目指すサードパーソンシューティングとなっている。

本作は、敵キャラを「ハッキング」して倒すというSF感マシマシのゲームシステムが特徴だ。敵の堅い装甲を剥がすため、ディアナの力でパズルを解いてハッキング。銃火器を持ったヒューが攻撃してとどめを刺すというコンビによる協力アクションが楽しめる。

『プラグマタ』先行プレビュー&開発者インタビュー。ディアナの“裸足”は“アンドロイドらしさ”の表現だった_001

そんな『プラグマタ』は、現在各プラットフォームで体験版が好評配信中。ゲームの操作感やパズルライクなハッキング×アクションの醍醐味を手に取って体験できる。

さらに3月6日に配信された情報番組「カプコンスポットライト」では、Nintendo Switch 2版を除くプラットフォームにおいて、ゲームの発売日が4月24日から4月17日へと1週間も前倒しになるという発表も行われ、発売に向けて期待が高まっている。

今回、ゲームの発売を間近に控えた本作のメディアプレビューに参加する機会を得た。配信中の体験版や、「東京ゲームショウ 2025」で公開された内容とも異なるパートを一足先に実機プレイさせていただいている。

そこで、前半はメディアプレビューの試遊レポート、後半は『プラグマタ』のディレクター・趙容煕(チョウ ヨンヒ)氏と、プロデューサー・大山直人氏らに向けてメディア合同で行われたオンラインインタビューの様子をお届けしていく。

インタビューでは、本作の特徴である「ハッキング」が生まれた背景やディアナのデザインに込められた意図などが語られているので、ぜひお読みいただければ幸いだ。

取材・文/そりす
編集/海ソーマ

※本記事に含まれるスクリーンショットは英語版からキャプチャしたものになります


月面に再現された“もう1つのニューヨーク”を探索!

今回試遊したプレビュー範囲では、大都市をモチーフとした新ロケーションの探索と、体験版では未登場となる新たな武器種、さらに「シェルター」を拠点とした一歩先のゲーム体験をまるっと楽しむことができた。

『プラグマタ』の世界は、月から採取される特殊な資源を精製することで生み出される「ルナフィラメント」を活用し、物体の機能や性質まで忠実にコピーできる超技術が発展しているという。

宇宙服の中年男ヒューにピッタリと付き添う(というか背中に貼り付いている)ディアナもこの技術の恩恵によって誕生したアンドロイドだ。そしてプレビューで探索した大都市は、まさしく夢の技術によって人類が月に作り出した“もう一つのニューヨーク”なのである。

……だがこのニューヨーク、何かがおかしい。

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荒れ果てた月施設の通路を抜けて、ヒューとディアナの目前に現れたニューヨークは、コピーされたがゆえの歪さが残る。壁から生えているかのように重力を無視した車、路地を塞ぐ結晶、相変わらず暴走しているボットたち……。とても物見遊山には向かない場所である。

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ヒューとディアナは月施設で巻き起こった混乱を地球に知らせるため、この街の最奥にある通信管制塔に向かうことになる。

そのためにはエリアを探索して5つのビーコンを起動し、道を塞ぐセキュリティゲートを解錠しなければならない。そこで、早速エリアを探索することにした。

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『プラグマタ』のマップは、どちらかと言えば決まった道筋を進むマップデザインだ。しかし、今回のニューヨークのようにある程度開けたエリアでは、オブジェクトが入り組んでいる構造上迷いやすい。そんなときに周囲をスキャンすることで、目的地の方向を確認することができる。おかげさまでスムーズにゲーム進行できた。

ただ、本作では、宝箱やゲームの世界観にまつわる手がかり、シェルターに持ち帰るとディアナにプレゼントできるアイテムなどあちこちに隠れている。スキャンだけで簡単に見つかるとは限らないため、本編ではちゃんと探索したい。

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ビーコンは街のあらゆる場所に設置され、その道中では当然ヒューとディアナの行く手を阻む大量のボット(敵キャラ)が出現する。狭い場所で「待っていました!」と言わんばかりに次々と伏兵が姿を現し、ディアナのハッキング操作につい焦りが生じてしまう。

ここで役立つのが、体験版では未登場となる4つ目の兵装「デコイジェネレーター」。弾数こそ少ないが、しばらくの間ボットのヘイトをかき集めてくれるスグレモノだ。

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体験版2周目をプレイした方なら察しが付くと思うが、ここにハッキングノード「マルチハック」を使えば、周囲の敵を一気にハッキングで弱体化させられる。そこにグレネードランチャーのような新武器「ライオットブラスター」をブチ込むと、ボット軍団を一網打尽にできる。これがめちゃめちゃ爽快です。

そんなこんなで全てのビーコンを解除して通信管制塔に向かうと、ビルの一角にしがみ付き、ヒューとディアナをジロリと見つめるヤモリのような巨大ボットが出現……!これまで戦ってきたどのボットよりもスケール感と迫力が段違いだ。

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そして結論から言えば、ボスバトル初戦は負けた。ハッキングを妨害するジャマー装置を展開したり、巨大な体躯で跳躍したり、ルナフィラメントで建物をプリントしたかと思えば、即死攻撃を繰り出したりと、このボス敵、かなりやりたい放題である。

しかし、シェルターに戻って探索中に獲得したアイテムを使えば、ヒューとディアナをアップグレードできる。ヒューは体力と攻撃力、ディアナはハッキング能力を強化可能だ。さらに「カスタムモジュール」と呼ばれる、付け替え可能な永続バフを装備して再戦に臨む。

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ボスバトルでは武器を拾えるので、攻撃を回避しながら積極的に武器の補給を行い、的確にハッキングとダメージを積み重ねていく。ボスのダウンさえ取ってしまえば体験版でも使用できる追撃アクション「クリティカルショット」が放てるので、大ダメージを狙いやすい。即死攻撃も無事に回避し、なんとかクリアすることができた。

アクション×ハッキングというゲームシステムはバトルに緊張感を生み出すが、今回戦った巨大ボスが相手になると威圧感に気押されて、ますますハッキングの焦燥感が煽られる。オマケにこちらのハッキングをジャミングするから厄介極まりない。

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▲攻撃範囲が広いため、避けるのも一苦労
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▲この赤いアンテナがジャミング装置

とはいえ、上手くダメージが通らないボス敵に対するフラストレーションは、クリティカルショットに乗せて発散することができる。行き着くところはやはり爽快感だ。アクションにおいて、心理的な緩急の付け方の巧みさが何ともカプコンらしい。

なお、ヒューたちをアップグレードできるシェルターでは、先日の「カプコンスポットライト」のPVで姿を見せた、友好的なボットのキャビンがプレイヤーの帰りを待ち侘びている。どうやらキャビンはシェルターのガイドらしく、特定のアイテムを渡すとシェルター機能を開放してくれるようだ。なぜかビンゴ形式で。

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プレビューでは、ボットのデータをコレクションする収集要素が開放できた。データベースにはボットに対するディアナの一言コメントも見られる。ほかにも回復アイテムを使い切ってしまった場合、一度シェルターに帰還してから再出発するといった使い方も便利だ。動乱に巻き込まれたヒューとディアナの2人にとっては、憩いの場とも言えるだろう。

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ネタバレになりそうなのであまり多くを言及するつもりはないが、プレビューで体験できたストーリーの範囲だけでもヒューとディアナの関係性を色濃く楽しむことができた。
ヒューの気さくなおっちゃん感と、好奇心旺盛なディアナのコンビがすごくイイ……。これはゲームの発売がますます楽しみになってくる。

『プラグマタ』はPS5Xbox Series X|SSteamにて4月17日、Nintendo Switch 2にて4月24日に発売予定だ。

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ライター
塵と埃と霞を食べて生きています。座右の銘は「寝なければ時間は無限」。
編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。最も脳を焼かれたゲームキャラは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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