ホビーメーカーのMax Factoryとボードゲーム事業を手がけるArclightは、大型フィギュア・ボードゲーム『ドラゴンギアス』の制作資金をつのるプロジェクトをクラウドファンディングプラットフォームのMakuakeにて開始した。募集期間は6月1日(月)まで。
製品は支援者へ向けて12月に発送されたのち、2021年1月の一般発売を予定している。価格は送料・手数料込みの税込18500円となる。
先ほど、Makuakeでのクラウドファンディングを開始しました。皆さまと共に最高のドラゴンギアスを作り上げて行きたいと考えています!ご支援よろしくお願いします! https://t.co/yQ88SB0qNs #dragongyas #ドラギア #ドラゴンギアス pic.twitter.com/4zlD0xDSsp
— Dragon Gyas (@DragonGyas) May 18, 2020
本作の世界設定は「巨大なドラゴンやロボットが登場するファンタジーと機械文明の入り混じった世界で、7人の騎士たちが活躍する」というもの。サイズの違う大小コマが多数入り乱れながら、プレイヤーは「騎士団」と「ドラゴン」に分かれて死闘を繰り広げる。ひとりから4人までプレイが可能なボードゲームだ。
ゲームのルールとして特筆すべきはコマの編成だ。「騎士団」側は7体の「騎士」と1体の巨大ロボット「ヘクスギアス」、「ドラゴン」側は7体の「ドレーク」と、1体の巨大ドラゴン「グランドドラゴン」を扱うことになる。7体の小さなコマはプレイヤーの意図通りに動けるものの、非力であり、サポートが基本的な役割となる。一方で、1体しかない大きなコマは強力だが、操作が難しい性質をもつ。
このため、前者は的確に小回りが効く対応、後者は相手の行動を予測する対応と、それぞれ異なる戦術が求められる。
本作では多数の著名クリエイターがコラボレーションしており、ゲームデザインはアナログゲーム制作集団「カワサキファクトリー」の川崎晋氏が担当。イラストは『ストリートファイター』シリーズの西村キヌ氏が手がけ、さらに原作・ストーリー・世界観の設定は『428 ~封鎖された渋谷で~』で総監督を務めたイシイジロウ氏が担当している。
また、フィギュア造形はアクションフィギュアシリーズ「figma」でおなじみのMAX FACTORYが手がけているほか、ボードゲームの製作は国内外のさまざまなボードゲームを日本に送り出したArclightGamesが担当している。
クラウドファンディングは目標金額の達成に関わらず購入が成立する「All in」方式で、集まった金額によって仕様がグレードアップする「応援購入」の形となっている。プロジェクトの開始は5月18日(月)からだが、記事執筆時点では早くも目標金額の78%が達成されており、期待度の高さがうかがえる。
プロジェクトのページにはフィギュアの造形やゲームのルールが確認できるマンガ・ルールブックなども公開されており、どのようなゲームなのかわかりやすいものとなっている。気になった人は購入で応援してみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司