海外メディアPC Gamerが中心となって開催されたゲーム情報番組「PC Gaming Show 2020」にて、魔法のポーションショップを経営するシミュレーションゲーム『Potionomics』の最新映像が公開された。対応プラットフォームはPCで、価格や発売日などはまだ未定だ。
また、開発を担当するインディーゲーム開発スタジオのVoracious Gamesは、Marvelous USAのインディーゲーム向けパブリッシュブランドであるMarvelous USAとのパートナーシップ契約を発表。XSEED Gamesはパブリッシャーとして、開発の支援や継続的な資金提供といったサポートを実施する。
『Potionomics』は、多額の借金を抱えた魔法使いの「シルヴィア」が主人公のポーションショップ経営シミュレーションだ。大釜を火にかけ、様々なアイテムを混ぜ合わせて顧客の要望に合ったポーションを作り、借金の完済を目指す。フクロウの体に閉じ込められてしまった経済学者が店の経営を手伝ってくれることだろう。
店舗経営では、多くの顧客と知り合いになれる。店を訪れる顧客はそれぞれ必要なものが異なり、非常に気まぐれだ。また市場の価格も常に変動し、客のお財布事情もさまざま。カードゲームのかたちで値段交渉のバトルが行われる。
彼らと交流するなかでは、交渉を有利に動かせるさまざまなカードや新しい魔法のポーションのレシピなど、ショップ経営に必要なアイテムが手に入るようだ。
コーエーテクモゲームスの『アトリエ』シリーズの影響が一部に見られるが、公式には本作のジャンルは「RPGショップシミュレーター」とされており、モンスターとの戦闘を繰り広げる『アトリエ』のようなRPG要素があるかは不明である。気になるポーションの素材の入手方法についても、公式サイトでは触れられていない。
ポーションを中心にしたショップ経営や、カードバトルをベースにした顧客との価格交渉バトルを特徴とする『Potionomics』。未定事項も多くまだまだ開発は続きそうだが、ゲームに興味があるという方は本作の公式Twitterアカウントをフォローして続報をチェックしてみてほしい。
ライター/古嶋 誉幸