6月27日に放送された「メモオフシリーズ20周年生放送 ~ようこそ!YuKuRuへ~」にて、『メモリーズオフ』から『メモリーズオフ ゆびきりの記憶』まで、シリーズ本編7作をまとめたHDリマスターコレクション『メモリーズオフ ヒストリア』が正式発表された。
また、オリジナルスタッフが再集結して開発する完全新作『SINce Memories』(シンスメモリーズ)の制作も同時に公表。どちらも対応プラットフォームや発売時期は未定とされている。
『メモリーズオフ』は、ハッピーなだけでなく複雑に絡まる人間関係を軸にしたシリアスな恋愛模様を描くアドベンチャーゲームシリーズだ。1999年に初代がPlayStationで発売されてからスピンオフなどを含め10作品以上がリリースされてきたが、今回発表された『メモリーズオフ ヒストリア』は2010年までのメインシリーズ7作を収録している。
一方で『SINce Memories』は、『メモリーズオフ』シリーズとは異なる完全新作という位置づけ。2018年に発売された『メモリーズオフ-Innocent Fille-』がシリーズ最終作であったこともあり、ゼネラルプロデューサーの市川和弘氏は番組内で、同作がシリーズとは無関係であるというスタンスを貫いた。
ただし番組内では同プロジェクトが「新メモ」と呼ばれていることが伝えられたほか、MAGES.代表の志倉千代丸氏が「『メモオフ完全新作』実はオリジナルスタッフによって絶賛開発中なんですよ」と冗談めいてツイートもしている。厳密な権利関係はさておき、少なくともシリーズの後継作という位置づけで開発が進められていることは間違いなさそうだ。
「メモオフシリーズ20周年生放送」の放送は稲穂信役の間島淳司氏が司会を務め、シリーズのヒロインを演じた声優らが参加したもので、7月4日までアーカイブを視聴することができる。
番組ではこのほか、シリーズの振り返りや、シリーズ通して登場するカフェ「YuKuRu」コラボ記念の限定グッズ、Lineスタンプの販売などが発表された。リアルタイムで見逃したという方は期日までに忘れないように視聴してほしい。
ライター/古嶋誉幸