ダメージを受けるとキーがひとつ奪われるアクションゲーム『Video Exorcist』リリース。左への移動キーが奪われると左へ移動できなくなる悪魔のようなシステム

 ゲーム開発者のRelixes氏、Crowno氏、Pedipanol氏の3名は、ダメージを受ける度にコントローラーのボタンがひとつ奪われる2Dアクションゲーム『Video Exorcist』itch.ioにて公開した。ダウンロード不要で、ブラウザから無料で遊べるゲームだ。

 序盤こそかなり簡単だが、ゲームが進むにつれて敵が増えてどんどん難しくなる。くわえて、ダメージを負うごとにコントローラーのボタンがひとつ効かなくなるのが難しさに拍車をかける。たとえば、ダメージを受けて上への移動キーが奪われると、そのキーは使えなくなる。いつもの調子で敵の攻撃を避けようとして上キーを押しても反応しない、そして攻撃を受けてさらにキーを奪われる。

 一度ミスすると雪だるま式にミスが重なる。慎重なプレイングが必要な、なかなか難しいゲームだ。

敵の攻撃を受けるとキーが書かれたバルーンが飛び出す。
(画像は『Video Exorcist』より)

 『Video Exorcist』は、悪魔によって子どもがテレビの中に連れ去られ、それを助けるために悪魔のゲームに挑むエクソシストが主人公だ。スクリーンショットを見ると分かるとおり、ゲーム画面のほかにコントローラーとゲーム機、エクソシストや母親、悪魔の台詞が表示されるウインドウなどがひとつの画面に収められている。

 悪魔のゲームを遊ぶため、悪魔のようなルールが用意されている。前述の通り、ダメージを負うごとにひとつキーを失うのだ。失ったキーはバルーンとしてマップ内を飛びまわっているので、それを回収すると失ったキーが再び機能するようになる。この入力キーがライフの役目もはたしており、4方向の十字キー、キック、タリスマン投げの合計6つのキー全てを失うとゲームオーバーだ。

 ゲームの画面の端は反対側に通じており、『マリオブラザーズ』と似たようなものだと言えばわかりやすいかもしれない。そのため、たとえばライフが残りひとつで左キーしか使えなくなったとしても画面の隅に追い込まれて逃げ場が無くなるということはない。かなり追い詰められた状態ではあるが、なんとかなる可能性は残されている。

 ゲーム後半には、失ったキーを丸飲みする恐ろしい敵も登場する。全くダメージを受けなければ簡単にクリアできるだろうが、ダメージを受けずにクリアできるほど簡単ではない。ダメージを受けた後に落ち着いてリカバリーできるかが重要だ。

漂っているキーのバルーンを回収するとライフが回復し、該当するキーが復活する。
(画像は『Video Exorcist』より)

 本作は現在投票受付中のゲームジャム「GMTKゲームジャム2020」の提出作品で、お題である「Out of Control」(操作不能)を受けた内容となっている。「Out of Control」(操作不能)というお題にこれほど沿ったゲームもないかもしれない。キーを奪われて徐々に追い込まれていく緊張感は高く、確かに悪魔のゲームで遊んでいる気分になってくる。

 48時間で開発された小粒なゲームではあるがアイデアが光っており、発想の面白さについついゲームもムキになって遊んでしまう。ブラウザから手軽に遊べるので、ちょっとした空き時間に遊ぶのにもちょうど良いゲームだ。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関するタグ

新着記事

新着記事

ユーザー協賛プロジェクト

世界征服大作戦

電ファミの記事は協賛者の皆さまの支援によって成り立っています!

世界征服大作戦とは?

電ファミのファンクラブです。ゲームを中心にしながら、ひいてはマンガやアニメなど、エンタメ全般を扱うファンクラブへの成長を目指します。主要メンバーとして、元週刊少年ジャンプの編集長・Dr.マシリトこと鳥嶋和彦氏なども参加。面白いコンテンツによる世界征服を本気で企むコミュニティです。

詳しくはこちら

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

SNSで更新情報をお届け!

カテゴリーピックアップ

若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜

若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜の記事一覧