ホロライブの宝鐘マリン『ピカチュウげんきでちゅう』のRTAに挑戦。小学生から社会人になるまでやり込んだ、世界14位の実力はいかに

 喋りが重要なゲーム実況者にとって「声」というものは大切であり、視聴者にとっても「声」が視聴する実況者を決める基準になることもあるだろう。そう考えた時「声」を使うゲームは、実況と相性が良いことは必然的に導かれる回答であろう。そんな中、Vtuber業界にひとりのRTA走者が立ち上がった。

 宝鐘マリン、彼女はホロライブ3期生として2019年8月にデビューしたVtuberだ。宝鐘海賊団船長(本当はただのコスプレするお姉さん)として、ゲーム実況やイラストを描く配信を行い、オリジナル楽曲の公開も記憶に新しい。好きなゲームは東方projectで『東方地霊殿』のエクストラをクリアするほどの実力を持っている。

 そんな彼女が8月16日『ピカチュウげんきでちゅう』のAny%RTAに挑戦をした。本作は「声」を使いながらピカチュウとコミュニケーションを取っていきながら進めていくゲームだ。発売当時は明確なクリアが存在するかどうかも分からずに投げてしまうプレイヤーもいたようなのだが、2017年にRTAとして競技化することによってゲームの見方が一変。今では局所的ながら、本作のRTAに没頭する方が登場している。過去に電ファミで走者のインタビューを行っているので、気になる方はご覧になって欲しい。

(画像はポケモン公式ホームページより)

 宝鐘マリンいわく『ピカチュウげんきでちゅう』は小学生の頃から社会人になるまでやり込んでいたゲームとのこと。実は1年前ほどにも走っており、その時の記録は1時間30分9秒(世界記録は1時間9分10秒)。RTAの記録を管理しているサイトであるspeedrun.comを見ると世界14位という表示されているため、かなりの実力者であるということは確かである。その自己ベストを抜くべく、彼女は配信を行ったのだ。

 配信が始まってすぐRTAの概要の説明。彼女のRTAに対するストイックな姿を見ることができた。「あ」しか言わない短縮テクニックを見せてくれたものの、チュートリアル序盤からピカチュウと全然コミュニケーションを取ることができず致命的なガバを犯してしまう。最初のステージである森のお食事会を突破せずそのまま再走、そのあとの2走目も同じところで「いいよ」が全く通じずに再び再走を決断した。どうにか3回目で突破。直後「電気ねずみ」と語りかけて怒らせるという定番のネタを披露した。

(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)
(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)

 チュートリアルを突破した後は、割と安定した走りを見せてくれた。宝鐘マリンは配信中に昔やっていたゲームの話やアニメの話をしながら視聴者を楽しませてくれるのだが、今回は『ピカチュウげんきでちゅう』の思い出話をたくさんしてくれた。小学生だった時はマイクが悪かったためにスイカ割りを全然クリアできなかったのだが、中学生になってマイクを変えたとたんにクリアすることができチャレンジコースという新たなモードが解放されて驚いたらしい。

(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)
(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)

 本RTAにおいて最も運に左右されてしまう、最後のおつかいイベント。このイベントはピカチュウに一切指示することができず、ただひたすらに歩いているピカチュウを眺めることしかできないのだ。宝鐘マリンは邪魔をしてくるポケモンたちに圧をかけていくのだが、ピカチュウはディグダに何回もつまずいて転び、ナゾノクサを投げて遊び、挙句の果てにはひまわりを抱えたまま居眠りをしてしまい大ロスをしてしまう。

(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)

 どうにか終えることのできたおつかいでピカチュウが買ってきた望遠鏡を使い、ピカチュウと「アバンギャルドな夜」を過ごす。しかし、前回の記録の時間までかなりギリギリ。

(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)

 最後のイベントであるピカチュウとのお別れ。このイベントだけは何度経験しても悲しくなってしまうらしい。確かに、2時間ほどしか関わっていないのにも関わらず、ピカチュウの挙動や鳴き声がとても可愛らしいので愛着が湧いてきた気もする。

 ゲームはクリアしたが結果は1時間30分56秒と、前回より少し遅いという結果になってしまった。しかし、この「声」を使ったゲームをプレイするにあたって、一時も実況や雑談、ポケモン物まねを辞めることはなかった。一周でもかなり体力を消耗してしまう本RTAなのだが、彼女はしっかりと配信者としてクリアを達成したことに脱帽だ。エンディング後は視聴者とともに、ポケモンあてクイズを楽しんで配信をほほえましく終えた。

(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)
(画像はピカチュウげんきでちゅうRTA】お別れRTA【ホロライブ/宝鐘マリン】より)

 今回は惜しくも記録更新することができなかったが、次回に向けてかなり意欲的である姿勢を見せた。なんとTwitterでもマイクのオススメを聞くほどだ。果たして宝鐘マリンが大記録を打ち立てる日は来るのだろうか。ぜひ、期待して見守っていきたい。

文/tnhr

ライター
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan
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