『The Unfinished Swan』のPC版とiOS版が発売開始。真っ白な世界をペンキで塗り、少年は白鳥の足跡を辿る

 パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは、一人称アクションアドベンチャーゲーム『The Unfinished Swan』のPC版(SteamEpic Gamesストア)とiOS版の配信を開始したと発表した。価格はそれぞれ税込でPC版は1520円、iOS版は620円となる。

 『The Unfinished Swan』の最大の特徴は、ゲームが真っ白な世界からはじまること。このままではどこに進んでいけばいいのかわからないうえに、一人称視点なので移動したとしても自分が動いているのかすらわからないだろう。

 これを攻略する鍵が「インク」だ。ボタンを押すと黒いインクを投げつけることができるので、それを床や壁にぶつけて黒く塗ることによって、プレイヤーはどのような空間になっているかを把握することができる。さらに細かく塗っていくと、階段などの段差が浮かび上がってくるので、どんどん先に進むことができるだろう。

(画像はThe Unfinished Swan Teaser Trailerより)
(画像はThe Unfinished Swan Teaser Trailerより)
(画像はThe Unfinished Swan Teaser Trailerより)
(画像はThe Unfinished Swan Teaser Trailerより)

 おとぎ話のようなストーリーも特徴で、孤児の少年「モンロー」が未完成の絵から飛び出した白鳥の足跡を追う、とても幻想的な物語が展開されていく。

 なお本作はもともと2012年にPlayStation 3から発売したゲームで、その後、PlayStation Vita PlayStation 4にも移植。開発したのはアメリカに拠点を置くGiant Sparrowで、またSIEのSanta Monica Studioも協力をしている。Giant Sparrowはのちに『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』を開発したことでも知られているスタジオだ。

 オリジナル版が発売された時期は、『風ノ旅ビト』でPS発のインディーゲームが注目されていた時期。実は『The Unfinished Swan』と『風ノ旅ビト』は開発会社を超えてコラボしており、『The Unfinished Swan』のなかには『風ノ旅ビト』のイースターエッグが含まれている。今回の配信をきっかけに探してみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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