ゲームデベロッパーのRecreate Gamesは、ふにゃふにゃと動くかわいい動物が互いを殴り突き落としあう対戦ゲーム『Party Animals』の無料体験版をSteamにて公開した。
現在開催中の「Steamゲームフェスティバル オータムエディション」向けの作品であり、体験版がプレイできるのは10月14日(水)までの期間限定となる。同イベントでは唯一Steamの同時接続者数ランキングにタイトルが載るなどすでに大人気となっており、ピーク値は6万人を超えている。製品版は2020年後半にリリース予定だ。
『Party Animals』は、古代のアリーナや戦闘機の上など、さまざまな場所で動物たちが戦う物理ベースの対戦アクションゲーム。ひとつのステージで最後のひとりになるまで突き落としあうソロモードと、2チームに分かれて戦うチームモードを楽しめる。
プレイヤーはゲーム内で、拳や武器を使って相手を気絶させ、体をつかんで外に放り投げることを目指す。同じく物理ベースの対戦アクション『Gang Beasts』のフォロワーゲームと表現して良いだろう。
物理ベースということで、キャラクターはフニャフニャ。かわいい動物キャラクターたちがよちよちと歩く姿はかなりかわいい。そんなかわいいキャラクターが互いを殴り、頭突きし、ドロップキックをかましあう姿はなかなかバイオレンス。ステージ上にはボウガンやバットといった武器も置いてあり、殺意が高い。
対戦中はそこかしこで凶器を手にほかのプレイヤーへ襲いかかるかわいい動物や、嫌がり暴れる動物を引きずって飛行機から突き落とすバイオレンスなシーンがたくさん見られるだろう。
敵を突き落とすには気絶した相手をつかみ、ステージ端まで引きずっていかなければならない。ステージ端はほかのプレイヤーからも狙われる危険な場所だ。敵をいくら倒しても最後にステージの上へいなければ負けなので、危険をおかしてまで無理に敵を突き落とす必要がない場合もある読み合いのゲームだ。
時間が過ぎていくと徐々にステージが小さくなったり、凍り付いたりとステージごとに異なる変化が起きる緊張感もある。体験版では古代のアリーナや戦闘機の上など、3つのステージを搭載している。
本作はオンライン対戦、ローカル対戦が可能だが、ありがたいことにプレイヤーが足りない場合はAIキャラクターと一緒にシングルプレイもできる。体験版でもソロ、チーム戦ともオンライン・オフラインマルチプレイとシングルプレイに対応。
体験版ながら、キャラクターの動作が学べるチュートリアルも実装済み。言語は英語だが、チュートリアルステージの後ろには動作を説明する動画も流れる親切設計となっている。
かわいいキャラクターと軍事関連のステージのギャップ、かわいいキャラクターと暴力のギャップが魅力の対戦アクション『Party Animals』は、Steamで現在体験版が配布中だ。無料で遊べるので、友だちと一緒に遊んでみて欲しい。
ライター/古嶋誉幸