米BloombergのJason Schreier記者は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPS5向けの大型シングルプレイヤータイトルのPC移植を取りやめ、コンソール独占戦略へ回帰する可能性があると報じた。事情に詳しい関係者の話として伝えている。
報道によると、オンラインゲームについては引き続きPCでも展開される見込みで、『Marathon』や『MARVEL Tokon: Fighting Souls』などはマルチプラットフォームで発売される予定とされている。

一方で、昨年ヒットした侍アクション『Ghost of Yotei』や、開発中のアクションゲーム『Saros』といったシングルプレイヤー作品はPS5専用タイトルとして維持される見通しだという。
関係者によれば、SIEはここ数週間のうちに『Ghost of Yotei』など自社開発タイトルのPC版計画を取りやめたとされる。ただし、外部スタジオが開発しPlayStationがパブリッシングを手がける作品には影響はなく、『Death Stranding 2: On the Beach』や『Kena: Scars of Kosmora』などは今年PC版の発売が予定されているという。
Bloombergは、この方針転換の背景として、近年のPlayStation作品のPC版が期待ほど売れていないケースがあることや、PC版展開がPlayStationブランドの価値を損ない、PS5および後継機の販売に影響を与える可能性を懸念する声が社内にあることを挙げている。

SIEは2020年に『Horizon Zero Dawn』のPC版を皮切りにSteamでの展開を開始し、『God of War』や『The Last of Us』などの主要タイトルをPC向けにも展開してきた。
今回の動きが実現すれば、SIEはPC展開を縮小し、再びコンソール独占を軸とした戦略へ回帰する可能性がある。なお、Bloombergがコメントを求めた際、PlayStationの広報担当者はコメントを控えたという。
