ゲームデベロッパーのRed Hook Studiosは、ローグライクRPG『Darkest Dungeon II』の早期アクセス販売を2021年に開始することを発表した。Epic Games Storeではストアページもオープン。ストアページによると、現時点では英語のみの対応となる。
Red Hookは公式Twitterアカウントにて、『Darkest Dungeon II』の早期アクセス版はEpic Games Store独占となるものの、バージョン1.0が正式リリースされる際にはほかのPCゲームプラットフォームでも販売すると答えている。
新たに公開されたティザートレイラーでは、前作にも登場した見慣れたキャラクターたちの姿が確認できる。
Darkest Dungeon II is coming in 2021!
— Darkest Dungeon (@DarkestDungeon) October 21, 2020
It’s time to face the failures of the past.
Lash your gear to the stagecoach, fix your eyes on the horizon, and prepare to roll into Early Access.https://t.co/b61kbnefxY
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前作『Darkest Dungeon』は、過酷なダンジョン攻略とキャラクターが抱えるストレスをテーマにしたローグライクRPGとして高い評価を得た。冒険者たちを集めて宿や食事を提供し、正体不明のランダム生成ダンジョンを攻略することが目的だ。
ダンジョン探索やパーティマネジメント、キャラクターが死亡すればロストするなど、一般的なローグライクRPGのシステムを踏襲。しかし、キャラクターたちが独自に持つ「ストレス」がさらにダンジョン攻略を難しいものにしている。
ストレスはダンジョンの探索や戦闘で蓄積されていき、街に戻って教会やバーに行けば解消できる。ストレスを上手く発散させればダンジョンでもキャラクターは最大のパフォーマンスを発揮できるが、ストレスをため込むとプレイヤーの意図とは異なる行動を取るなどしてより不利な状況に追い込まれていく。
ストレスはその時々の行動の変化だけでなく、キャラクターの永続的なデメリットにもなり得る。ダンジョン探索では、キャラクターのHPなどと同じくストレス値が重要な鍵を握る。
ローグライクRPGにダンジョン探索のストレスというシステムを加えた『Darkest Dungeon』は、PC版だけでなくコンソール機、スマートフォンにも移植され、200万本以上の売り上げを達成。
執筆時点ではKickstarterにてスピンオフボードゲームのクラウドファンディングも実施されており、1日を待たずして目標額の3倍を集めた。
1年前に初めてティザートレイラーが公開され、存在が明らかにされた『Darkest Dungeon II』。いまだにどのようなゲームになるかの全貌は不明だが、ストレスのマネジメントが重要になるゲームになることは間違いないだろう。
ライター/古嶋誉幸