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『サイバーパンク2077』の使用楽曲はすべてゼロからゲームのために制作。音楽の権利が動画の削除につながりかねないゲーム実況配信について開発がコメント

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 11月19日(木)に発売予定の『Cyberpunk 2077』(サイバーパンク2077)だが、プレイヤーによって大きく異なるゲームプレイを楽しめそうな作品だけに、ストリーマーによるゲーム実況や配信動画を楽しみにしているという方も多いのではないだろうか。

 本作には、さまざまなジャンルの曲を流すラジオチャンネルが登場する予定。第三者の楽曲を使用している場合は、著作権侵害で配信動画が削除されること例も考えられるが、この件に関して開発のCD Projekt REDは「ゲーム内の楽曲はすべてゼロから本作のために制作している」と回答した。

 ことのきっかけは、あるストリーマーがゲームを開発するCD Projekt REDに対して「ストリーマーモード」はあるかという質問を投げかけたことだ。ストリーマーモードとは、『フォートナイト』などにも実装されるゲーム実況配信向けのオプションである。
 YouTubeやTwitchでは、第三者が権利を持つ楽曲が動画で流れると自動でミュートされたり、あるいは権利者からの申し立てで動画が削除されてしまうことがある。ストリーマーモードは、そういった事態を防ぐためのモードとなる。

 この質問に対し同社は、ストリーマーモードについては触れなかったほか、ゲーム実況や配信動画が音楽の権利の問題で「絶対に削除されない」とは断言せず、詳細は後日伝えるとコメント。その上で、「ゲームに使用される楽曲は、外部アーティストも含めすべてを本作のためにゼロから制作しています」と回答した。

 なお第三者が権利を持つ楽曲を使用すると、『グランド・セフト・オートIV』のように、あとからその楽曲がゲームから削除されたり、販売停止になるケースもある。すべての権利を開発会社が所有していれば、そういった事態も回避できると考えられる。

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(画像はSteam『Cyberpunk 2077』より)

 『Cyberpunk 2077』には、有名なストリーマーがカメオ出演するという噂もある。日本でも「東京ゲームショウオンライン」内の『Cyberpunk 2077』公式生放送へ人気ストリーマーのおついち氏を招き、ゲーム実況の配信文化に理解を示していた。彼らも含め、多くのストリーマーが本作のゲームプレイを配信することは間違いない。

 ゲームの発売まで1ヶ月を切った。『Cyberpunk 2077』は11月19日(木)発売だ。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

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