ゲームデベロッパーのYS NETは、アクションアドベンチャーゲーム『シェンムーⅢ』のSteam版を11月19日(木)に発売することを発表した。
Steam上ではストアページがオープン済みで、もちろん日本語字幕・吹き替えに対応することが表記されている。価格は未発表だが、先行して発売されたEpic Games Store版の価格は、スタンダードエディション5500円、デラックスエディション7080円だ。
Kickstarterの支援者のなかでPC版を選択し、Steamキーを希望していた方には、発売日までにFangamerよりキーが届くことになる。アンケート調査に回答していないという方は、当該ページより再申請できる。
『シェンムーⅢ』は、ドリームキャストでリリースされた『シェンムー』シリーズの続編。主人公は前作に引き続き、日本人の武闘家「芭月涼」が務める。ストーリーは『シェンムーII』の続きが描かれ、父を殺した者が追い求める「鳳凰鏡」の謎を追うことになる。
プレイヤーは涼として、事件を追い求めながら時には中国の美しい風景を歩き回ったり、ギャンブルに挑戦したり、アーケードゲームを遊んだり、修行したりとさまざまなアクティビティが楽しめる。
『シェンムー』シリーズの持つ現実的な街を舞台にプレイヤーはさまざまな遊びを楽しむことができるデザインは、3Dになった後の『Grand Theft Auto』シリーズに強く影響を与えたと言われている。
『シェンムー3』の製作は『シェンムー』シリーズを手がけた鈴木裕氏が手がけ、資金提供を募ったKickstarterキャンペーンでは、開始からわずか8時間足らずで目標額を達成。終了時には7万人近い支援者から計630万ドル(約6億5000万円)以上の資金を集めた。この記録は今なおKickstarterのビデオゲームジャンル最大の成功となっている(参考リンク)。
4年間の開発を経て、2019年11月19日にPC(Epic Games Store)とPlayStation 4で発売。その1年後となる2020年11月19日(木)にSteamで発売されることとなった。
パブリッシャーがついたのちに紆余曲折あったものの、当初の予定であったSteam版がようやく登場する。Steam版『シェンムーⅢ』は、11月19日(木)発売だ。
ライター/古嶋誉幸