日本ファルコムは、12月20日(日)に開催されたオンラインイベント「Falcom Day 2020 Winter」のなかで、ストーリーRPG『英雄伝説 創の軌跡(えいゆうでんせつ はじまりのきせき)』のNintendo Switch版およびPC(Steam)版を2021年夏に発売すると発表した。
販売は東京都品川区に本社を置くクラウディッドレパードエンタテインメントが担当する。
※2020年6月に公開されたPlayStation 4版のデモムービー
『英雄伝説 創の軌跡』は、2020年8月にPlayStation 4(以下、PS4)へ向けて発売されたロールプレイングゲーム(RPG)『軌跡』シリーズの作品。3人の主人公で別れたルートを任意に切り替えながら、異なる視点で同じ時間軸のストーリーを進めていく「クロスストーリー」や、新規登場の人物を含めて50人以上存在するキャラクターたちの背景を掘り下げる「エピソード」など、多数の新たなゲームシステムが導入された意欲作となっている。
今回発表されたNintendo Switch版とSteam版では、PS4版向けに有料販売された専用衣装などの追加コンテンツを同梱しているほか、レベル上限の解放やプレイアブルキャラクター、エピソードが追加される拡張大型アップデート「夢幻の彼方へ」にも対応する。
『軌跡』シリーズについては、2021年で日本ファルコムが創立40周年を迎える背景もあり、他プラットフォームへの移植版やリマスター版の発表が活発な状況だ。2018年にPS4用ソフトとして発売された『英雄伝説 閃(せん)の軌跡Ⅰ:改 –Thors Military Academy 1204-』と『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改 –The Erebonian Civil War-』は、Nintendo Switch版を2021年夏に発売する予定が10月29日に発表された。
また、11月中旬には2020年春に発売されたPS4向けソフト『英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡:改』と『英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改』のSteam版ストアページが開設されており、こちらも発売予定時期は2021年夏となっている。
Nintendo Switch版『英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改 –Thors Military Academy 1204-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改 –The Erebonian Civil War-』が2021年夏にクラウディッドレパードエンタテインメントより発売決定です!
— クラウディッドレパードエンタテインメント【公式】 (@CLE_JPN) October 29, 2020
詳しい発売日などは今後の続報をお待ちください!#閃の軌跡#NintendoSwitch pic.twitter.com/DabkmoqHon
さらに12月17日には、2012年発売のPlayStation Portable用ソフトをPS4向けにリマスタリングしたストーリーアクションRPG『那由多の軌跡(なゆたのきせき ):改』を2021年に発売する予定も発表。同日には2018年9月に発売されたPS4向けソフト『英雄伝説 閃の軌跡IV-THE END OF SAGA-』のNintendo Switch版を2021年3月18日(木)に発売する決定も伝えた。
最後に、日本ファルコム創立40周年を記念する『軌跡』シリーズの完全新作タイトル『英雄伝説 黎(くろ)の軌跡』も12月17日に発表されている。イラストレーターのエナミカツミさんによる主人公とヒロインのイラストが公開されているのでご紹介しておこう。
執筆時点で8作品の移植やリマスター、完全新作が予定されている『軌跡』シリーズの2021年は、何かと忙しい年になりそうだ。
ライター/ヨシムネ