PLAYISMは2月25日(木)、社会派ミステリーアドベンチャーゲーム『リーガルダンジョン』をNintendo Switch向けに発売した。
プレイヤーは供述書や判例等の資料を読み解き、「ダンジョン」内で被疑者とバトルを行うことで検察へ送る「意見書」を完成させる。被疑者を起訴する意見書を送るのか、不起訴の意見書を送るのかはプレイヤーが決断できるが、それぞれの結末によって被疑者はもちろん主人公・蒼の人生も大きく変わっていき、物語は分岐する。
また、起訴すればするほど警察内でのスコアを得ることができ、「成果ランク」が上昇。より重い罪で起訴すれば、通常より高いスコアを得られる。しかし、「意見書」で起訴したとしても、検察が不起訴として判断が一致しなかった場合「法機関評価ランク」はダウン。「成果ランク」と「法機関評価ランク」ともに低くなりすぎるとゲームオーバーとなってしまう。本作は、製作者であるSomi氏の「罪悪感三部作」の第2作に位置しており、プレイヤーは警察としてのノルマと罪悪感の狭間で揺れ動くこととなる。
ゲームシステムをも内包して描かれる、すべての謎を解き明かすとひとつに収束していく重厚なストーリーも大きな魅力。物語の全容を掴むためには全ての分岐をプレイする必要があるが、分岐はわかりやすくチャートとして示されているため、ストレスなく物語を楽しむことができる。
ローカライズは『グノーシア』などを手がけるプチデポットが担当しており物語をスムーズに楽しむことができるほか、Nintendo Switch版のキービジュアルは同じくプチデポットのことり氏による描き下ろしとなっている。なお、プチデポットから発売に際してコメントが寄せられている。
リーガルダンジョンは、書類を作るゲームです。主人公は警察の捜査チームのリーダーとして、捜査員たちの報告書や供述書などを 読み、容疑者を起訴するか否かの意見書を作ります。
「書類には、人格も感情も存在しない」
ですが、この書類によって容疑者やそのまわりの人々、そして主人公の運命も変わっていくことになります。作者の SOMI さんは、 実際に法執行に関わるお仕事をなさっているそうで、ゲームに登場する事件や人物からは、経験に裏打ちされた「強さ」を感じます。 そしてこの物語には、強さと共に、SOMI さん自身の「祈り」がこめられています。この「祈り」に触れた我々は、この物語がしっかり届 くように、翻訳のお手伝いを申し出ることになりました。別に求められていたわけでも何でもなく、そうすべきだと思ったからです。リーガ ルダンジョンの翻訳をしている間は、とても実り多く、充実した時間でしたよ。 (ちなみに拙作グノーシアのリリース直前だったので、リーダーには黙ってコッソリやってました)
価格は税込980円。3月3日まで10%オフの税込882円で購入できる。
さらに『リーガルダンジョン』のNintendo Switch版の発売を記念し、同じくSomi氏が手がけた「罪悪感三部作」の第1作『REPLICA』が3月3日まで30%オフの348円で購入可能だ。プレイヤーは、管理体制下にある国家によって自分にかけられたテロ容疑を晴らすため、見知らぬ携帯を覗き見しパスワードなどを割り出しながら、持ち主のテロ容疑の証拠を提出する。他人の携帯電話を通して描かれるゲームプレイは唯一無二なので、ぜひこちらもチェックしていただきたい。
リリース全文は以下のとおり。
2021 年 2 月 25 日発信
世界中の良質なインディーゲームを届ける PLAYISM(プレーイズム)
捜査書類を読み解く社会派ミステリーADV
『リーガルダンジョン』Nintendo Switch 版
ニンテンドーe ショップにて配信開始!
ゲームパブリッシングブランドの『PLAYISM』(https://playism.com/ja/)(運営:株式会社アクティブゲーミングメディア)は、 韓国の個人インディーゲーム開発者 Somi 氏が開発する『リーガルダンジョン』の Nintendo Switch 版を本日 2021 年 2 月 25 日よりニンテンドーe ショップにて配信開始いたしました。3/3 までリリース記念として 10%OFF でお買い求めいただけます。
『リーガルダンジョン』概要
捜査書類を読み解き、法と証拠で被疑者と戦い、有罪、無罪の意見を提出せよ。
本作は韓国のインディーゲーム開発者 Somi 氏による「罪悪感三部作」の 2 作品目のタイトルです。(1 作目は『REPLICA (レプリカ)』、3 作目は『The Wake』)警察が舞台ですが、ゲームは「検察に提出する意見書類を作成する」ことで進む という異色作です。
『リーガルダンジョン』主要登場人物一覧
清崎 蒼
中央警察署刑事課 係長
本作の主人公で女性の警部補。 キャリア組出身で、新任で係長になった。 ゲーム中では会話の内容が表示されない。
AI あおい
清崎の書類作成を何かとサポートしてくれる 意見書を作成するシステム「CIS プログラム」の AI アシスタント。
原田 哲男
中央警察署刑事課 巡査部長 55歳
定年間近で先輩としてなにかと清崎の世話を焼く。 息子も今年から警官になった。高校時代は野球部に所属。
渋川 順平
中央警察署刑事課 巡査 29歳
警察内の成果制度に疑問を抱き、「一般的な感覚や モラルを大事にしたい」と考え「正義」に燃える巡査。 度々指示を無視した行動により署内で問題視されている。
川口 英次
中央警察署刑事課 巡査長 41歳
署では一番古株の巡査長。成果も悪くない。 妻と子供がおり、来年の昇進を狙っている。
鈴木 警視
中央警察署刑事課 課長
定年間近で自分の警視正への昇進は諦めているが、 成果ランクの上昇と部下の昇進を第一にしている。
小太刀 政広 会長
七里病院の設立者で中央警察署界隈の「ドン」と 呼ばれる男。一昨年から中央警察署の警察発展委員長を 務めている。
息子が自殺ほう助罪案件の被疑者になる。
ゲームシステム
供述書や判例を読み解き、捜査書類をダンジョン内で作成
プレイヤーは新人女性警部補「清崎蒼」となり、供述書や判例などのテキストを読んで、それを元にキーワードを選んで「ダンジョン」 内で被疑者とバトルをし、検察に提出する「意見書」を完成させます。法律や判例など書類作成時に判断に迷う部分は、AI ア シスタントの「あおい」が常にガイドしてくれます。なお清崎蒼には「HP」が設定されており、ダンジョン内のバトルで HP がゼロになったり、時間制限付きのバトルでは時間を過ぎたりすると、ゲームオーバーとなります。
被疑者を起訴するも不起訴にするもあなた次第
蒼が扱う事件は、侮辱や窃盗、殺人など様々です。検察へ被疑者の起訴書類を送るのか不起訴の意見書を送るのかは、プレイ ヤー自身が決定できます。そして、その決定は被疑者の人生はもちろん、蒼の人生にも影響を与え、物語は分岐していきます。
あなたの決断が「評価」につながる
被疑者を起訴すればするほど、警察内における「成果ランク」は上がります。また適用法によって、警察内部でスコア(点数)がつ けられており、これが所属する警察署や蒼の評価に影響します。 しかし、あなたの書類をもとに、検察が「起訴/不起訴」を判断します。検察が被疑者を起訴したとしても、裁判所の判決により無 罪となることもあります。その判断が一致しない場合、検察や裁判所からのあなたの「法機関評価ランク」は下がってしまいます。 警察内の評価、また法機関からの評価、いずれも低すぎるとゲームオーバーとなってします。正義を貫くのか、自分の名を上げるの か。判断に迫られながらあなたは捜査を進めることとなり、様々な罪悪感に苛まれることになるでしょう。
プレイした者の心に問題を突きつける社会派ミステリー
本作最大の魅力は、上述のような特異なゲームシステムをも内包したうえで展開されるそのストーリーテリングにあります。本作のす べての謎を解き明かした時、物語は一つに収束し思わぬ展開を迎えます。硬派な社会派ミステリーやサスペンス好きの方も唸る構 成となっています。「ダンジョン」とは何なのか。『リーガルダンジョン』における「真の犯人」とは。すべてを終えた時、開発者 Somi 氏 の祈り、あるいは痛みのような「何か」を確かに感じられるでしょう。
ローカライズを手掛けたプチデポットによる描き下ろしキーアート
本作の日本語ローカライズは、『グノーシア』、『メゾン・ド・魔王』開発チームであるプチデポットが手掛けており、 Nintendo Switch 版のキービジュアルは、プチデポット「ことり」氏による描き下ろし作品となります。
プチデポットからのコメント:
リーガルダンジョンは、書類を作るゲームです。主人公は警察の捜査チームのリーダーとして、捜査員たちの報告書や供述書などを 読み、容疑者を起訴するか否かの意見書を作ります。
「書類には、人格も感情も存在しない」
ですが、この書類によって容疑者やそのまわりの人々、そして主人公の運命も変わっていくことになります。作者の SOMI さんは、 実際に法執行に関わるお仕事をなさっているそうで、ゲームに登場する事件や人物からは、経験に裏打ちされた「強さ」を感じます。 そしてこの物語には、強さと共に、SOMI さん自身の「祈り」がこめられています。この「祈り」に触れた我々は、この物語がしっかり届 くように、翻訳のお手伝いを申し出ることになりました。別に求められていたわけでも何でもなく、そうすべきだと思ったからです。リーガ ルダンジョンの翻訳をしている間は、とても実り多く、充実した時間でしたよ。 (ちなみに拙作グノーシアのリリース直前だったので、リーダーには黙ってコッソリやってました)
『リーガルダンジョン』作品情報
■タイトル: リーガルダンジョン
■ニンテンドーe ショップ:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000036781.html
■トレイラー: https://youtu.be/yMucpwXYZ5Q
■開発元: Somi
■発売元: PLAYISM
■ジャンル: 推理ノベルアドベンチャーゲーム
■プラットフォーム: Nintendo Switch
■発売: 2021 年 2 月 25 日(木)
■価格: 980 円(税込)3/3 まで 10%OFF
■レーティング: IARC 12+
■対応言語: 日本語・英語・簡体字・韓国語
■権利表記:©2016, 2020 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc
『リーガルダンジョン』Nintendo Switch 版発売記念「Somi 作品」セール実施中!
『リーガルダンジョン』の Nintendo Switch 版発売を記念して、3/3 まで 10%OFF でお買い求めいただけます。
なお、同じく Somi 氏開発の「罪悪感三部作」の第一作、『REPLICA』Nintendo Switch 版の 30%OFF セールも同時に 実施中です。是非この機会に Somi 氏の世界観をお楽しみください。
『REPLICA(レプリカ)』概要
あなたは見知らぬ場所に拘束され、持ち主の分からない一台の携帯電話を持っています。管理体制下にある国家の強要によって、 その携帯電話の中身を覗いて持ち主のテロ容疑の証拠を探して申告しなければなりません。もちろん最初の画面のロックを解除 するパスワードすらわかりません。携帯電話に残された様々な手がかり―ショートメッセージなどの記録を覗き見て推理し、ソーシャ ルメディアアカウントの ID やパスワードを割り出して“持ち主のテロリスト容疑の捜査”を進めていくことになります。
「他人の携帯電話の中にある私生活を覗きみる変態行為が、アナタをこの国最高の愛国者にしてくれるはずです。」
という Somi 氏の言葉にふさわしく、管理国家のシニカルな世界観、サスペンスとスリル、そして背徳感-「罪悪感」を味わえる、 コンパクトながら濃密な体験ができる稀有なゲームです。
『REPLICA(レプリカ)』作品情報
■タイトル: REPLICA(レプリカ)
■Switch 版トレイラー: https://youtu.be/kP6kmd0Z8NI
■ニンテンドーe ショップ: https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000033321.html
■開発元: Somi
■発売元: PLAYISM
■ジャンル: インタラクティブノベルアドベンチャーゲーム
■プラットフォーム: Nintendo Switch
■発売: 2020 年 11 月 7 日(土)
■価格:498円(税込) 3/3まで30%OFF
■CERO: B
■対応言語: 日本語・英語・簡体字・韓国語・イタリア語・スペイン語・トルコ語・ポーランド語・ドイツ語・ロシア語 フランス語・ポルトガル語(ブラジル)
■権利表記: ©2016, 2020 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc.
会社概要
会社名:株式会社アクティブゲーミングメディア
代表者:イバイ アメストイ
住所:大阪市西区靭本町 1-12-6
※画面はすべて開発中のものです。※PLAYISM のロゴおよびシンボルマークは、Active Gaming Media Inc..の商標登録です。© 2011-2021 Active Gaming Media Inc.