イギリスのゲーム開発会社Kinetic Gamesは、同社が開発する協力型ホラーゲーム『Phasmophobia』のベータ版について「幽霊が実際にプレイヤーの体に干渉する」アップデートの追加を発表した。海外メディアPCGamerなどが報じている。もちろん実際に霊障を起こすのではなく、bHaptics社が提供するVR向けハプティックスーツやフェイスマスクを使う。
A new beta update is out, which includes the support for @bHaptics #Phasmophobia pic.twitter.com/QA0mUHHrgS
— Phasmophobia (@PlayPhasmo) March 18, 2021
bHaptics社のハプティックスーツは内部に複数のモーターが仕込まれており、FPSであれば撃たれたところが振動するような具合で、体のどの部分に何が起きたかをプレイヤーに伝えるデバイスだ。Modでの対応になるが、『Half-Life: Alyx』や『SUPERHOT VR』、『Fallout 4 VR』などにも対応している。
ハプティックスーツは40カ所が振動する「Tactsuit X40」と16カ所が振動する「Tactsuit X16」がラインアップされている。それぞれ499ドル(別途送料45ドル)と299ドル(別途送料41ドル)となっている。フェイスマスクは残念ながら品切れだ。通販サイトは日本語にも対応しているので、ほしいという方は公式通販サイトを使うのがいいだろう。
『Phasmophobia』は現在Steamで早期アクセス中の心霊調査をテーマにしたホラーゲーム。早期アクセス自体がベータ版といえるが、ハプティックスーツのサポートが追加されたのは早期アクセスのベータ版という意味。メインの早期アクセス版に実装されるのはもう少し先になるだろう。
本作は最大4人のメンバーがさまざまな道具を使って残された証拠を見つけ出し、その場所にいる幽霊の正体を特定するゲームだ。フラットスクリーンでも恐ろしいゲームだが、VRヘッドマウントディスプレイにも対応。ただでさえ怖いゲームがさらに恐ろしくなる。
ハプティックスーツを着るとどのような変化が加わるかは不明だが、まるで幽霊に羽交い締めにされるような振動や、すぐそばに来たときに背筋が震えるように振動することが予想できる。かなり恐ろしい体験になりそうだ。
『Phasmophobia』ベータ版ではこのほかにも、「幽霊がろうそくを吹き消す」新しい能力を得た。それに伴い、新しい目標として「ろうそくで幽霊の存在を発見する」などが追加された。