イギリスと台湾に拠点を置くゲーム開発会社のSo Romanticは、2Dピクセルアートのアニメが美しい”日本式”RPG『Jack Move』について、日本語ローカライズの実装決定を発表した。本作は2021年発売予定。対応プラットフォームはNintendo SwitchとPC(Steam)を予定している。
『Jack Move』は、サイバーパンクをテーマにし、日本のRPGに強く影響を受けたRPGだ。ハイテクと裏社会の影が入り交じった「VHS時代」のサイバーパンクシティが舞台だ。
主人公は、そんな都市で自警ハッカーとして活動するノア。行方不明なった父親を追ううちに、殺人、誘拐、暗黒の研究、巨大企業による陰謀の世界へと足を踏み入れる。
本作の大きな特徴は、美しい2Dピクセルアートだ。ワールドマップの2Dアートも美しいが、戦闘画面のピクセルアートアニメはため息が出るほどだ。単純な攻撃でもアニメーションし、必殺技のアニメーションはエフェクトも気持ちいい。
戦闘はターン制になっており、サイバースペースで攻撃、防御、支援の役割を切り替えながら戦う。必要なソフトウェアをロードし、戦闘を有利に進めよう。能力向上はハードウェアのアップデートで行う。インストールできるソフトウェアの数を増やしたり、ステータスの向上やノアに新しい能力を与えてくれる。
敵として現れるのは、ストリートパンク、ギャング、企業民兵、シークレットサービスのエージェント、そして恐ろしいサイバー実験体。サイバーパンクな物語ではおなじみとなる面々が待ち構えている。
一方、ゲームにはノアだけでなく、戦術的な作戦を立てる親友のライダー、マティーニを好む元企業スパイのグインも仲間として登場。ノアの困難な旅を助けてくれる。
ゲームデザインや環境アート、プログラムを担当したエド・パリス氏は、「日本の皆さんもゲームを楽しんでくれることを望んでいます」とTwitterで語っている。
『Jack Move』は日本語に対応して2021年発売予定。Nintendo Switchの国内販売にも期待したいが、ゲームに興味がある方はSteamのウィッシュリストに登録して続報を待ってほしい。