絵本を旅するRPG『わるい王様とりっぱな勇者』が発売開始。優しい魔王のドラゴンと勇者に憧れる人間の少女の交流を描く、『嘘つき姫と盲目王子』系譜の最新作

 日本一ソフトウェアは、絵本を旅するRPG『わるい王様とりっぱな勇者』を6月24日(木)に発売した。プラットフォームはPS4、Nintendo Switch。価格はいずれも税別で通常版がパッケージ・ダウンロードともに6980円、初回限定版は8980円。

 初回限定版にはオリジナルBOX、ミニアートブック、2枚組サウンドトラックが付属する。

(画像はMy Nintendo Store『わるい王様とりっぱな勇者』より)

 『わるい王様とりっぱな勇者』は、勇者に憧れる人間の子供「ゆう」と、その育ての親であるドラゴンの魔王の物語が描かれるRPG。

 今は亡き勇者の子供「ゆう」は、毎晩、育ての親であるドラゴンから父親である勇者の冒険のお話を聞き、父親のような立派な勇者になることに憧れている人間の女の子。だが、ゆうは知らないが、このドラゴンこそが邪悪な魔王として恐れられていた魔物たちの王だったのだ。

 しかし今は心を入れ替え、こっそり人間を助けることもしている。こうして、ゆうは立派な勇者になるために冒険を始めるが、ドラゴンはゆうの冒険をこっそり手伝うのであった。

(画像はMy Nintendo Store『わるい王様とりっぱな勇者』より)
(画像はMy Nintendo Store『わるい王様とりっぱな勇者』より)
(画像はMy Nintendo Store『わるい王様とりっぱな勇者』より)
(画像はMy Nintendo Store『わるい王様とりっぱな勇者』より)

 本作は人間の女の子と魔物の世界の交流が描かれており、冒険は「しゅぎょう」となっており、戦闘は魔物を倒すのではなく追い払うものとなっている。戦闘画面やフィールドとなる森をよくみると、育ての親であるドラゴンが見守っており、ゆうには隠れて色々と手助けをしてくれる。冒険から帰ると、ゆうは「しゅぎょう」の成果をドラゴンに話すが、実はそれはドラゴンのおかげだったり、微笑ましい光景を見ることができる。

 絵本を彷彿とさせる手描き風のあたたかみのあるグラフィックが特徴なほか、切ない異種間交流の物語で人気を博したアクション・アドベンチャー『嘘つき姫と盲目王子』の企画・キャラクターデザインを務めた小田沙耶佳氏が開発を務めている。

 このような心温まるストーリーがどのような結末を迎えるのか。キャッチコピーには「これは、いつか君に倒される物語」という不穏な言葉も出ている。どうやら温かいと同時に切ない物語が描かれるのかもしれない。『わるい王様とりっぱな勇者』は本日発売だ。

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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