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オープンワールドで車を運転する異色のホラードライブゲーム『Beware』最新ゲームプレイ映像が公開

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 チェコ出身のアニメーション映画製作者でゲーム開発者のオンドレイ・スヴァドレナ氏がオープンワールドホラードライブゲーム『Beware』の最新プレイ動画を公開した。さまざまなロケーションをドライブし、追跡してくる車から逃げ回るゲームプレイが確認できる。

 『Beware』は現在開発中のオープンワールドホラードライブゲームだ。プレイヤーは1970年代にチェコスロバキアで生産された乗用車シュコダ・120に乗り、広大なフィールドを探索して情報を収集する。

 マップにはプレイヤーを追いかけてくる追跡車がうろついており、プレイヤーを見つけるとどんな犠牲を払ってでも追いかけてくる。プレイヤーは彼らに見つからないように隠れて移動する、ステルスゲームの要素もある。見つかってしまえばカーチェイスが始まる。

 ガーディアン紙のインタビューによると、開発者のスヴァドレナ氏は6歳のころ、両親を危うくチェコスロバキアの秘密警察に密告しそうになったという。「労働者の日」にソ連の国旗を掲揚するかどうかを幼稚園の先生に聞かれた氏は、家に帰って母親に同じことを聞いた。母親は国旗を掲げないと答えたが、氏はそれを幼稚園の先生に伝えることを母親に話して事なきを得た。もしもただ単に質問しただけで幼稚園の先生に聞かれたことを話していなければ、両親がどうなっていたかはわからない。

 また、氏の継父はプラハのレストランで働いていたが、そのレストランは反体制派のアーティストが多数集まっていた。チェコスロバキアの国家保安局は継父にアーティストの情報を密告するスパイになるように圧力をかけていたという。

 「プラハの春」以降当時の政府に不信感を抱いていた母親は、第二外語としてチェコ人が学ばなければならなかったロシア語以外にもフランス語やイタリア語も習得し、国外へ逃亡する準備を整えていた。その準備が功を奏して国外に脱出した経験が、氏が旅と生存を結びつける結果になった。秘密警察に追われる恐怖や乗用車での旅が、本作のゲームプレイの根底になったようだ。

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(画像はIndieDB『Beware』より)
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(画像はIndieDB『Beware』より)
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(画像はIndieDB『Beware』より)
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(画像はIndieDB『Beware』より)

 『Beware』はIndieDBにて体験版バージョン001が配布中だ。Patreonでは資金提供を募っており、5ドル以上の支援で最新の体験版である「BEWARE Last Region」も遊べる。

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。

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