台湾へ拠点を置くRayarkは、7月15日(木)に開幕した韓国のオンラインイベント「2021 Play X4」にて、Android向け新作リズムゲーム『DEEMO II』の最新映像を公開した。映像ではプロデューサーを務めるユウ・ミンヤン氏が出演し、本作のストーリーやゲームシステム、配信予定時期に言及している。
『DEEMO II』は、Rayarkの創立10周年を記念する作品として2019年末に発表されたファンタジーリズムゲーム『DEEMO』の続編である。なお、今回の映像に出演したユウ・ミンヤン氏は『DEEMO』のプロデューサーも務めている。
ミンヤン氏によると『DEEMO II』の世界で雨に濡れたあらゆる生物は白い花へと変わり、存在が失われてしまうという。主人公の少女「エコー」は、雨から逃れるために命からがら巨大な駅へ逃げ込んでいたようだ。
駅には雨雲を遠ざける力のあるピアノが置かれており、エコーはピアノを弾くことのできる人型の生物「Deemo」とともに雨を止めるための方法を捜すことになる。ミンヤン氏の説明によると、本作にはリズムゲームだけでなく探索型アドベンチャーの要素も収録されているという。
リズムゲームの部分ではノーツ数が増加。スピードや譜面のバリエーションも豊富になり、前作『DEEMO』よりも難易度の幅が広がる。また、探索パートではさまざまなNPCと会話可能で、彼らの抱える問題を解決していくと駅や雨に隠された秘密が明らかとなるようだ。
上記以外では、アニメーション映画のような画面を表現するために手描きイラストの2D背景と3Dキャラクターの組み合わせを活用している点や、NPCとの会話へ世紀末とおとぎ話の要素を織り込んでいる点についても語られている。
映像の最後でミンヤン氏は「たくさんの小ネタや謎を用意しましたので、自分で解いたり、SNSで話し合ったりしてみてほしい」とコメント。発売予定時期については「順調にいけば2021年末」としている。
一瞬だけ表示されていた2Dデフォルメの画面やAndroid以外へのプラットフォーム対応について今回の映像で語られることはなかったが、リリース予定時期への言及でファンの期待値は高まったことだろう。
Google Playでは本作の事前登録受付を実施中なので、Androidユーザーで興味のある方は登録を済ませて続報を待ってみてほしい。
ライター/ヨシムネ