8月22日にGYAOは、アニメーターとしても国際的に評価を得ている湯浅政明氏の初の長編監督作品『マインド・ゲーム』を期間限定で無料公開することを同社が公式に運営するアニメ専門のTwitterアカウントにて発表した。無料公開期間は9月4日までとなっている。
『マインド・ゲーム』はロビン西氏が手掛ける同名の漫画作品を原作とし、STUDIO4℃が制作を担当。2004年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞など国内外の映画賞、映画祭にて賞を獲得した。
同作は大阪を舞台に、主人公の「西」が初恋の相手である「みょん」と再開するも肛門から頭を撃ち抜かれ死亡し、神に争うことで現世に復活して奮闘する様を描く作品。
多数出演する今田耕司や藤井隆らの吉本興業の面々が参加した豪華なキャスト陣や、実写とアニメーションを融合された独自の表現が特徴。
また劇伴はボアダムスを筆頭にした幅広い音楽活動や文筆、ドローイングを行うマルチアーティスト「山本精一氏」と日本のアニメ劇伴の巨匠「菅野よう子氏」が務め、プロデューサーは『カウボーイビバップ』の監督として知られる「渡辺信一郎氏」が担当するという豪華な布陣で制作された。
2022年夏には湯浅政明氏の新たな監督作品『犬王』の公開を控えており、『犬王』もキャラクター原案を松本大洋氏が、音楽を「あまちゃん」の劇伴の制作やノイジシャンとしての活動など幅広く活動する大友良英氏が担当する豪華な布陣が発表されており、氏の今後の動向にも注目が集まっている。