『シルバー事件』、『ノーモア★ヒーローズ』などを生み出した須田剛一氏が率いていることで知られる開発会社グラスホッパー・マニファクチュアが、中国のNetEase Gamesの傘下に入ったことが発表された。
グラスホッパー・マニファクチュアは8年間お世話になったガンホーグループから、ネットイースグループに移籍しました。
— SUDA51/須田剛一 (@suda_51) October 22, 2021
これからも変わらずビデオゲームのド真ん中で新作ゲームを作り続けていきます! pic.twitter.com/BK5eUNJWpd
グラスホッパー・マニファクチュアは、2013年2月1日からはガンホー・オンライン・エンターテイメントのグループに属していたが、2021年5月31日をもってNetEase Gamesの傘下に入っていたことが今回明らかにされた。
公開されている須田氏のコメントによれば、ゲームの企画、制作はグラスホッパー・マニファクチュアで独自性をもって行われるとのこと。NetEase Gamesからは経営、資金面でのバックアップのほか、グラフィック制作などの分野でサポートを得るとされている。
これらの援助を活用し、今後10年で3本のタイトルを提供するのが目標とのことだ。
また、NetEase Games側のコメントからは、須田氏の作風やグラスホッパー・マニファクチュアの作品を高く評価していることが読み取れる。そのうえで、今後は同伴者としてユーザーにユニークな作品を提供するため、リソース等の支援を行う旨を表明している。
同時に、日本や海外の優秀なクリエイターに向けて、資金や技術などのサポートを請け負うことをアピール。多くの優秀なゲームスタジオと提携し「開発者連盟」の形で、クリエイターにさまざまな面からサポートを行っていく心意気のようだ。