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圧倒的な自由度と高い中毒性を誇るオープンワールドRPG『Kenshi』日本語訳を改良する大型アップデートが配信開始。開発チームのサイン入りTシャツが入手できるイベントを開催中

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 開発元のLo-Fi Gamesは12月13日(月)、オープンワールドRPG『Kenshi』について、日本語翻訳を改良する大型アップデートを行ったことを発表した。
 また、同作の正式リリース3周年と、上記の日本語改良版のアップデートを記念し『Kenshi』日本語コミュニティに向けたイベントが開催中だ。

 『Kenshi』は2018年12月に正式リリースされた、シングルプレイヤーのオープンワールドRPGだ。高い自由度を誇る作品で、商人泥棒冒険家農民、などといった多彩な生き方を自由に選ぶことができる。

 仲間を募り冒険に出かけたり、自分の拠点を築いたり、NPCの勢力に参加したりと、プレイスタイルは多岐にわたる。反面、プレイヤーキャラクターも周囲のNPCと同列の存在であるため、自ら努力を積み上げなければ他者より強くなることは叶わないハードコアなゲームでもある。

 2019年には、Steamの「最もプレイされたゲーム」のトップ100へ常にランクイン。さらに2020年には世界での累計販売本数が100万本を突破した。現在、続編となる『Kenshi 2』が開発中とされている。

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(画像はSteam『Kenshi』販売ページより)

 今回配信された改良版では、おもに会話ダイアログの内容に手が加えられている。本作では会話中の選択肢がゲームの進行に影響を及ぼすため、特に重要な部分といえるようだ。また、ゲーム内に登場するキャラクターには英国特有のアイロニーやジョークを交える者もおり、彼らをより身近に感じられるよう翻訳を改良したという。

 そのほか、複数の翻訳者が関わっていたことによる口調や固有名詞の齟齬について、整合性を損なわないよう調整された。一部の固有名詞については、カタカナ表記にするなどといった対応も行われているようだ。これらは、開発中の『Kenshi 2』への登場の可能性も踏まえた判断とされている。

 アップデートを記念して開催中のイベント「ダイアログ・チャレンジ」は、本作で初となるコミュニティイベントだ。こちらの開催期間は12月13日(月)から、2022年の1月16日(日)までとなる。

 内容は限られたゲーム内時間の中で、20のチャレンジをできる限りクリアするというシンプルなもの。しかし、数千時間のプレイを重ねて『Kenshi』を知り尽くしているプレイヤーでもクリアは困難になる、と予告されており、非常に難易度の高いチャレンジであることがうかがえる。

 チャレンジのクリア数上位5名には賞品として、本作のチーフデベロッパーのクリス・ハント氏と、会話や伝承などのテキストを担当するナタリー・ハント氏のサインが入った特別Tシャツがプレゼントされる。

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(画像は『Kenshi』公式日本語ブログより)

 イベントへの参加は、チャレンジの様子を収めたビデオや配信のリンクを運営側に送信することで行える。詳細については、公式ブログを参照されたい。

 『Kenshi』はPC(Steam、GOG.com)にて現在配信中、価格は3500円(税込)となる。まだプレイしたことのない方は、日本語訳に大幅な改良が入ったこのタイミングで遊んでみてはいかがだろうか。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


オープンワールドRPG『Kenshi』に大型日本語改良版アップデートコミュニティ・イベント「ダイアログ・チャレンジ」もスタート!

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2018年12月の正式版リリース以来、今もSteam(PC)で根強い人気の、自由度の高いオープンワールドRPG,『Kenshi』が本日リリース3周年を記念して、日本語改良版をアップデートしました。

『Kenshi』の日本語版に関しては、β版の頃より数度に渡るアップデートを繰り返して参りましたが、本来の『Kenshi』の伝承やダイアログの面白さが十分に伝わっていなかったこともあり、全体的な見直しを進める運びとなりました。

この改良版では、ゲームプレイにも大きな影響を及ぼすダイアログの面白さに注力し、会話の流れを『Kenshi』の世界感を損なう事なく翻訳し直すと共に、現在開発中の『Kenshi 2』を見据えた固有名詞の変更や、全体的なトーンの統一などがされてます。

また、この改良版のリリースを記念して、本日より『Kenshi』の日本語コミュニティに向け、「ダイアログ・チャレンジ」というコミュニティ・イベントが開催されています。日本語改良版を新たな気分で楽しんで頂けるだけでなく、運営側が設定した20のチャレンジを定められたゲーム時間内にクリアして頂く『Kenshi』としては初の試みで、最も多くのチャレンジをクリアしたプレイヤーには限定アイテムも用意されています。

日本語改良版についての詳細、及びコミュニティ・イベントの詳細は『Kenshi』公式ブログにてご確認頂けます。

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◆『Kenshi』基本情報

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◆『Kenshi』について

『Kenshi』とはポストアポカリプスの世界で繰り広げられる自由度の高いシングルプレイヤーのオープンワールドRPGです。プレイヤーのプレイスタイルに制限をかけず、直線的なストーリーもなく、870平方メートルの広大な荒野の広がる世界を思うがまま探索する終わりのないサンドボックスです。商人や泥棒、反乱分子や冒険家、農民や奴隷などとなり、仲間を募り、冒険したり、拠点を建てたり、勢力に挑戦していったり、まさに何でも有りのプレイが楽しめます。

でも、忘れないでください。『Kenshi』の世界では、あなたは特別な存在でなく、並はずれの力を持っているわけでもなく、ヒットポイントが高いわけでもありません。この世界はあなたのために回っているわけでもなく、生き残るためには、ただひたすらの努力に頼るのみなのです。

◆Lo-Fi Gamesについて

Lo-Fi Gamesは英国ブリストルを拠点とするインディゲームスタジオで、2018年12月に最初のゲーム『Kenshi』をリリースしました。2006年にクリス・ハントが1人で開発を開始し、その後6年間単独での開発の後、2013年にSteam Greenlightでアーリーアクセスを開始、2014年夏よりチームで開発を進めるようになりました。『Kenshi』リリース後の2019年には、その年で最もよくプレイされた100のゲームにランクイン、リリース後2年弱の2020年夏には世界で累計100万のセールスを到達しました。現在は『Kenshi』の続編となる『Kenshi 2』を開発中です。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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